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2022新編成チャレンジ 全曲振り返り

はじめに

2022年は、今まで自分が作ったことがない編成で曲を作ることをしようと思い、多数の小編成曲を作りました。
実行前の抱負は、下記FANBOXで全体公開しています。

私は10分くらいの曲を作ったときは、noteにて長めの曲解説として、つらつらと解説文を書いていますが、今回の新編成チャレンジで作った曲に関してはどれも3分程度なので、一曲に対して長々と書くほどのテーマはありません。

ただ、何も書かないというのも少しもったいないような気がしましたので、全曲の紹介文のようなものを書いておこうと思います。

全曲紹介

1.閃光

編成:マンドリン・マンドラ・マンドロンチェロ
公開日:1/27

新編成チャレンジの一曲目に書いた曲です。
まず、曲と関係ありませんが、新編成チャレンジで作った動画は全てモノクロで統一しています。
その理由について。
閃光の撮影の時に緑っぽい服を着て撮ったのですが、色彩感覚に乏しい私でも、カラー映像だととんでもなく野暮ったいなと思う感じになりました。
じゃあモノクロにすればとりあえず色彩センスはごまかせるだろう、という思いつきでモノクロにしまして、どうせなら新編成チャレンジに関しては統一して全てモノクロにしよう、という経緯があります。

閃光の作曲は明確に意識したサウンドがあって、それはYOASOBIです。
閃光を作る少し前に、春日部女子高校マンドリン・ギター部様からのご依頼でYOASOBIの「怪物」を編曲しました。その際、大体のパターンがわかったので、今人気だしそれっぽく作ってみよう、という経緯です。
かなりバンド系のリズムアレンジになっていて、これは撥弦楽器という、アタックが出しやすい楽器には大変相性の良いアレンジ法だと感じます。

新編成チャレンジの一発目だからなのか、アニメ映画「閃光のハサウェイ」の主題歌と間違われたのか、この曲だけやけに再生数が比較的多いです。
わりとかっこよく作れているとは思いますが、他の曲に比べて、その再生数の差ほどには出来に違いはないと思っています。

2.Walk Alone

編成:マンドリン×2
公開日:2/1

二曲目。
とにかく作りづらいだろうな、と思っていた編成なので、早めに片付けてしまおうという気持ちで作りました。
なんとか形にはなっていますが、やはりフレーズや構成に苦しさが隠しきれない感があります。難易度もやや上がってしまいました。
もっとゆったりした曲にすれば多少マシかもしれませんが、ゆったり系はまだとっておきたかったので、ここは実験も兼ねてR&B系の雰囲気にしました。
出だしのリフのパターンはそれなりにいいと思います。

3.夕凪

編成:マンドリン・マンドラ
公開日:2/7

かなり良い感じで作れました。新編成チャレンジの中では一番人気です。
ドラの伴奏パターンは王道中の王道で、こんな王道パターンをやったら後から辛くなるぞ、とも思いましたが、あとは未来の自分がなんとかするだろうと決行しました。
王道に乗せるならやはりメロディも王道を目指すべき、ということで、かなりシンプルに作れていると思います。
私の曲の中で「海辺の時計台」という曲がありまして、今のところ私の作品の中では一番人気がある曲ですが、私にとっては「海辺の時計台」のメロディを越えられるか、ということが課題です。
そういう意味では、「夕凪」はなかなか良い線を行っているのではないでしょうか。答え合わせは今後の展開次第ですが…。
これは四重奏にもできそうだったので編曲しまして、8/11に初演しました。(青山忠マンドリンアンサンブル)
さらに加筆して合奏版もあります。

4.オーニソプター

編成:マンドラ・マンドロンチェロ
公開日:2/18

軽やかな感じで、旅するような雰囲気もあります。
これはチェロの伴奏パターンから作りました。初めてのパターンでしたが、結構しっくりきています。
色々な意味でノーマル・フラットに仕上がっていると思います。
その中で、基本長調でサビは短調、という構成は自分の中では新しかったと思います。そのせいか少し流れがいびつかもしれませんが、ポップスの文脈であれば違和感はそこまでないとも思います。

5.ツバサ

編成:マンドリン×2・マンドラ・マンドロンチェロ
公開日:3/18

閃光からオーニソプターまで、一月末〜二月中旬の期間で四曲書いていますが、ここで急に4週間も間が空いています。
このころの予定を調べてみたら、外出仕事が多かったようで、それが原因かもしれません。楽器数が多いので作曲自体はそこまで難しい部類ではありませんでした。
ツバサはアイドルソングをイメージして作っています。
私個人は、アイドルの曲には好きなものもありますが、アイドル自体には興味がなく、人生で一番興味があったのはミニモニ。くらいでしょうか。(当時幼稚園生〜小学校低学年)
昭和の、、個性的な売れっ子作家がアイドルソングを作っていた時代から大きく変わりまして、効率的な分業・コンペ制へと現代の作曲市場は変貌を遂げました。
グループアイドルが当たり前になったこともあり、歌手としての個性に合わせる必要がなくなった状況には、少々物足りなさを感じます。

6.ハミング・ロード

編成:マンドラ×2
公開日:4/1

これも同楽器の二重奏ということで、Walk Aloneほどではないですが作りづらかったです。
難しくしたくなかったので音数も少なくテンポもノーマルにして、その結果パンチが弱い感じはあります。
ゆるい雰囲気はそれはそれでいいですが、そういう曲ばかりになると飽きられますから、次にこの編成で作るときはピリッとさせないといけないな、と思います。
ちなみに「ハミングロード」という遊歩道が千葉県習志野市にあるらしいですが、特に関係ありません。

7.はるふかし

編成:マンドロンチェロ×2
公開日:4/23

低い音はそれだけで存在感があるもので、マンドリン二重奏に比べてこの曲はサウンドの充実感があります。作りやすさも段違いです。
とはいえこの曲、はるふかし(春深し)という、わざわざ歳時記から取ってきた地味なタイトルで、曲自体も派手ではないですからどうかな、と思っていましたが意外と人気でした。
チェロ弾きの琴線に触れる何かがあったのかもしれません。
意味はだいたい同じなので「晩春」というタイトル候補もありましたが、小津安二郎の同名映画があって、私はたまに映画からタイトルを取ることもあるので変に関連づけて考えられてしまうと良くないな、と思い、代わりのタイトルを探していたら「春深し」が目に留まって…という経緯でタイトルが決まりました。
夏の始まりではなく春の終わりであることは重要です。
四季の移ろいのどこに自分を置くのか、特にどちらとも言えない季節の境目では、それを探る面白さがあるように思います。

8.花ぶらんこ

編成:マンドリン×2・マンドラ
公開日:5/27

能天気な明るさがある曲です。
こういった曲につけるタイトルは変にカッコつけるとむしろダサくなるもので、メルヘンチックな方向に振りました。
質問箱でも明かしましたが、太刀掛秀子の漫画「花ぶらんこゆれて…」が一応の元ネタです。
ただ内容を読んだことがないので、あくまでもアイコンとして、花ぶらんこを拝借した、という形です。
マンドリン属らしく、トレモロもピッキングも無理なく使える曲になっていると思います。

9.古道巡礼

編成:マンドリン・マンドロンチェロ
公開日:6/3

タイトルは言うまでもなく、和辻哲郎の「古寺巡礼」が元ネタです。
2020年に母方の祖父の生まれ故郷である新潟に行きまして、母も場所を忘れてしまっていた、集落が元あった場所を訪ねました。
その際、ほんの数十年前までは使われていたはずの道が植物に覆われ、すっかりわからなくなっている状況を目の当たりにして、世の無常というものを感じました。
もともと道は、動物や人が何回も踏みしめて、段々とできていくものです。
使われなくなった道をまた踏みしめに行くことは巡礼のようだな、と思ったことがこの曲の発想に影響しています。
この曲のアレンジでようやくメロも伴奏もトレモロ、というスタイルが大部分を占める構造が出てきました。部分的に、という曲はありましたが。

10.陽だまり

編成:マンドラ・ギター
公開日:6/26

「陽だまり」というと、アニメ「めぞん一刻」の主題歌、村下孝蔵の曲がありますがそれとは関係ありません。
ギターを使うと途端に作りやすくなるので封印していましたが、目ぼしい編成もだいぶ消化したので解禁、その一曲目です。
マンドラ&ギターの二重奏は作るのは初めてと言いつつ、実は「Love Letter」「秋のワルツ」といったレパートリーはマンドラ&ギターでも弾けるように作っているので、厳密には新編成と言えるか微妙なところです。マンドラ&ギター二重奏として、最初から作った曲は初めて、という解釈で納得していただくほかありません。

11.夜光

編成:マンドロンチェロ・ギター
公開日:7/7

わりと新鮮な反応を得られたのではないかと思います。こういうジャンルの曲は、あまりマンドリン音楽には無いのかもしれません。
どちらも音域が低めな楽器ですから盛り上げにくいですが、ならばシックな、落ち着いた雰囲気ならどうだろう、というコンセプトです。
良い感じの色気が出たと思っていて、これはマンドロンチェロならではの魅力ではないかと思います。
メロディのリズム決めは相当苦労しました。
洋楽を意識していますから、気を抜くとシンコペーションが多くなって難易度が上がりすぎてしまいます。
「弾きやすく聴きやすい」、これは私が常に目指している目標ですが、どちらかというと弾きやすさが犠牲になりやすいものです。
しかしそれでは演奏者の満足度は低くなりますから、できる限り楽譜を簡単にする努力は大切です。

12.Waves

編成:マンドリン・マンドラ×2
公開日:7/25

「夜光」が、私の洋楽趣味を出してわりと反応が良かったものですから、調子に乗ってブラジル音楽趣味を出しました。
といっても、私が一番興味のあるブラジル音楽はMPBといって、ボサノヴァとは違い、ビートルズの世界的流行に出てきたジャンルです。代表的なアーティストとしてIvan Linsがいます。
MPBの雰囲気をそのままやるとテクニカルになりすぎますから、いわゆるいかにもなブラジル音楽っぽさに抑えて作りました。それでも難易度は上がってしまいましたが…。

13.残香

編成:マンドリン×2・ギター
公開日:8/13

かなり明確なコンセプトがあって、「短調の暗く悲しい曲」を作りました。
はっきり言って暗い曲は人気が出にくいです。わざわざ暗い音楽を聴きたい人が少ないからですが、しかしそういう人はゼロではありません。
明るい曲ばかり作っていると掴めない層の方にアピールするつもりもあり、ここで一発、不人気上等で作りましたが…。
余計だったのは動画の後半に解説のしゃべりを付けたことです。
この動画以降は、Twitterでのみ公開するようにしましたが、解説が付いていることによって曲の長さの見かけが長くなってしまったことは失敗だったと思っています。あと、曲を聴きたい人と解説を聞きたい人、異なる需要を混ぜてしまったのは動画のコンセプトにズレが生じたかな、と反省しています。
ここはトライ&エラーをこなせたと思って、前向きに捉えるしかありません。

14.Honky Tonk

編成:マンドリン・マンドラ・ギター
公開日:8/27

ホンキートンクピアノを模した、ピッチずらしを使ってみた曲です。良いアイデアだったと思います。
何事もシンプルイズベストだと思うので、特殊効果をもたらす演奏方法についても、できればそれは万人に真似できる簡単なものであることが望ましいと考えています。
この曲の「ピッチをずらす」という方法は、シンプルで誰でも真似できることながら、面白い演奏効果を生み出すことができました。
私が初めてやったことではないと思いますが、良いひらめきだったと思います。

15.Dwarf Dance

編成:マンドリン×3
公開日:9/17

ケルト音楽をイメージしていて、サウンドは他の曲と差別化できたと思います。
しかしマンドリン3本という制約もあり、やはり難しくなりすぎたきらいがあります。
あと、ドワーフという単語にどの程度耳馴染みがあるのか、スペルを見たときにパッとわかるか、という点も不安点です。
前に「Au Revoir」という曲を書きました。これはこのタイトル以外にはありえない、という明確な意図がありますが、やはり読みにくさは曲に興味を持ってもらうという目的の前では障害となっているのか、「Au Revoir」は曲の出来栄えに比べると、取り上げられる機会が少ないと感じています。

16.三つ子のロンド

編成:マンドラ×3
公開日:9/23

これまでに作った曲は特に形式は意識せず、ポップス風な作り方をしてきましたが、ここでマンネリを避け、変化を付けるためにもロンド形式(A-B-A-C-A-D-A')で作りました。リズムがそこまで複雑にならなかったのは、弾きやすさの点でとても良かったと思います。
しかし古典的な曲は遊びが少なく、ごまかしの効かない緊張感はあります。ただ弾くだけでは充実した演奏にはなりにくいと思います。
ロンド形式は非常に簡単な構造なので、この形式に乗せればいくらでも曲が書けそうですが、量産できるということは一曲一曲の価値は下がりやすいということでもあります。
こういうカッチリした曲は、たまに挟み込むくらいが良い頻度かもしれません。

17.しずくあふれて

編成:マンドロンチェロ×3
公開日:10/21

連続してちょっと変わったタイプの曲を公開してきたので、ここでバランスを取るためにもノーマルなタイプの曲を作りました。伴奏形などは「夕凪」に近い雰囲気があります。
と言うよりも、マンドリン属で伴奏をしようとすると、「夕凪」や「しずくあふれて」のような、ピッキングによるアルペジオパターンが結局のところ一番便利で弾きやすいので、普通に作ろうとするとこうなりやすい、ということです。
そこを変えようとして奇を衒っても、良いものにならなければやる意味はないので、対案がよほど良い案でなければ、普通の選択肢を取るのは間違いではないと思います。
曲のイメージはずばり「涙」で、ただタイトルでは涙という言葉を使わずに、それとわからせる、想像させる、ということをしたいと思い、そのおかげで丸一日タイトル決めには悩みました。

18.露の朝道

編成:マンドラ・マンドロンチェロ・ギター
公開日:10/28

今回もノーマルな感じです。新編成チャレンジの中では、「ハミング・ロード」に近いところがあるかもしれません。
マンドリンが無いですが、アンサンブルの安定感・ミックスのしやすさでいうと、実はマンドラが一番使い勝手がいいのでは無いかと思います。
マンドリンは音域もそうですが、音色自体がキンキン鳴りやすいので、耳障りという点では色々と工夫しないといけないことが多いです。マンドラはその点男性の声に近い印象で、音の抜けはそこまでよくありませんが柔らかい魅力があります。
「露の朝道」というタイトルですが、真っ先に浮かんだのは「朝露の道」でした。しかしどうも普通すぎる感じがあるのと、ストレートすぎる印象もあって、あれこれ悩んでいたら思いついたのが、言葉を入れ替えることでした。
朝道という言葉があるかは知りませんが、パッと見て意味が伝わればいいのではないか、というくらいの気持ちで決めています。

19.New Day

編成:マンドリン・マンドロンチェロ・ギター
公開日:11/13

この手の伴奏のリズムパターン(基本四つ打ちのシャッフル)は、源泉としてはジャズのスウィングにあり、R&Bなども経由していると思います。ただ具体的に、このリズムパターンだけでジャンルを特定するのは難しいですね。「New Day」も何のジャンルなのか、と問われるとよくわかりません。
このリズムパターンは色々な曲に使われています。
God Only Knows / The Beach Boys
Daydream Believer / The Monkeys
朗らかで陽気な印象がよく演出されるパターンです。ちなみに今回特に参考にした曲はIvan LinsのNovo Tempoです。といっても雰囲気だけですが…。Ivan Linsのコードワークには影響をかなり受けましたが、これをこのままやるとマンドリンやギターには複雑すぎてしまいます。キーボーディストのIvan Linsだからこそ、という面があります。
制作は妙に難航して、マンドリンとチェロの音域の微妙な距離感がその原因かもしれません。チェロらしく低めを使おうとするとマンドリンが孤立する感じがあって、結局チェロにはかなり高い音を要求することになりました。

20.Again

編成:マンドリン・マンドラ・マンドロンチェロ・ギター
公開日:11/24

新編成チャレンジ最後の曲となりました。
ギターはカントリー・フォーク系のリズムパターンですが、実際はもっと複雑なリズムです。しかしそのまま演奏するのは難易度が高いので、それらしさが出て弾きやすい折衷案的なリズムを採用しています。
青山忠マンドリンアンサンブルでは日本のフォークソングは今までいくつか取り上げていて、その中でも「あの素晴らしい愛をもう一度」のアレンジ(武藤理恵)はこの曲を作る上では源泉として影響されていると思います。
アンサンブルとしては、やや低音に集中してはいますが作りやすい部類の編成です。聴きやすく弾きやすく作れているのではないでしょうか。

新編成チャレンジの狙い

 狙いについては、当初から考えていたことと、作っているうちに新たな考えが浮かんで付け足していったことがありまして、今となってはその二つの境界は曖昧になっていますが、とりあえず、どういうことを考えながら作っていたのか、ということについてまとめていきます。

 楽譜とは、演奏に使うための道具です。道具である以上、そこには使いやすさの意識など、工業デザインの考え方を当てはめ、「誰がどう使うのか」を意識した方が、よりいい道具=楽譜になる、というのが私の考えです。

 今回の新編成チャレンジは、ターゲットとしては合奏経験がある、マンドリンなどの演奏家を対象としています。それは、合奏編成に一般的に含まれている楽器しか使っていないことからも明らかだと思います。
 そして、合奏を楽しみつつも(もしくは過去に合奏経験があって)合奏以外の編成でも弾いてみたい人で、プロ級の実力ではなく一般の実力を持っている人を想定しています。
 要は、合奏だけではカバーしきれない、スキマの需要を満たすことを目標にしています。

 現状、マンドリンのために書かれた曲は、かなりの技巧を持った演奏家が書いている、というパターンも多いように思います。そのためか、上手い人でないと十分に弾きこなせないような曲が多く、カジュアルな熱量で取り組める曲が少ないのではないかと考えています。
 そこで例外はありますが、難易度を極力下げること、複雑で難解なことをしないこと、最小限の音数で曲を構成することを重視して、曲を作ってきました。結果、比較的緩やかに、拒否感はなく受容されていった感じがあります。
 小編成単独のコンサートだけでなく、合奏のコンサートの中に小編成ステージが挿入される、という形での取り上げ方も目立ちました。

 最近はAIの発展により、技術の民主化という提唱を目にすることも多くなりました。特別な技術を持った人だけの特権的なものではなく、できるだけ多くの普通の人が享受できるものを作ること、この考え方が、新編成チャレンジの曲作りに活かされています。

2023年は何をする

 2023年も新曲を作っていきますが、今度は二重奏に絞っていこうと思います。
 理由としては、
・他の編成に編曲しやすい
・演奏したい人が、メンバーを集めやすい
・あまりマニアックな編成にならない
・ギターに特化した別の企画も並行して始めたい
などがあります。

 三重奏などを期待されている方には申し訳ありませんが、いずれ曲によっては二重奏から三重奏へのセルフカバーなどを積極的に行う時期を設けるつもりです。
 しかし、まずは新しい曲を作ることが優先事項ですので、そちらを先に進めていきます。

 今後も、作曲や編曲によって、何か良いこと・役にたつことができないかどうか、じっくり考えながら活動していきたいと思います。
 FANBOXでは100円からご支援を受け付けておりますので、もし私の活動を応援したい!という方がいらっしゃいましたら、ぜひ支援してくださると大変嬉しいです。ご支援は、自主編曲にかかる著作権料や、資料購入や鑑賞など、音楽活動に関わることに活用しております。

終わりに

 楽譜は演奏のための道具であり、人と人を繋ぐことができる道具でもあります。誰かと一緒に過ごすその時間をどう過ごすか、演奏という選択肢をより選択しやすいものになるような、そんな楽譜づくりを目指していきたいと思います。

 ひとまず、2022年の新編成チャレンジは終了となります。お付き合いくださいましてありがとうございました!

よろしければサポートをお願いいたします!