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発達障がいと子育ての難しさ


発達障がいの子どもたち

本人たちは「今」を生きています。
 その時教えてもらったことや理解したことを、次の時は忘れてしまうことも多いです。わざとではなく、抜けてしまいます。
 彼らは物事を「点」で捉えることが多いです。物事の「点」がつながって「線」になりにくいです。
 だから、同じ場面を何度も繰り返してしまいます。これには、何百回でも同じことを教えていかないといけないです。ここの対応が変わると、積み重なりにくく成長しにくいです。
 そして、1度ひっかかるとそこが解決するまで次に進めません。だから、何度も聞いてくるし、動きが止まってしまいます。一つ一つ受け止め、やり方を教えて定着させていく必要があります。
 ただし、この作業は通常の子育てとなんら変わりません。
 違うのは
「理解するまでに時間がかかること」
「一つ一つ進めていかないと理解できない」
ことです。
勘のいい子は1度で覚えることも10回、20回必要な場合もあります。できないわけでなく、時間がかかることと要領が悪いこと、脳の使い方の効率が悪いということです。
だから、毎日丁寧に関わろうと思うと、膨大な時間と労力が必要になります。そのため、日によって対応できなくなったり、適当になったり、気づけなかったりします。そして、イライラしたり落ち込んだり、お互いにとって悪い環境になっていきます。一人で抱え込まず、頑張りすぎず、いい意味で「依存先」を増やしていきましょう。


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