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チェリまほ 第1話 感想※ネタばれあり

ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」【通称:チェリまほ】の最終回まであと少し。待ちきれない気持ちが毎日爆発しています。

そこで、今更ながらではありますが、1話から振り返りながら、気持ちを落ち着かせつつ、最終回までの日々を楽しみたいと思います!

ここから、ネタバレを含みますので、見たくない方は注意!!

はじまり、安達清という男

坂道を何だか一生懸命自転車を漕ぐ青年から物語が始まる。それは30歳になった主人公「赤楚衛二さん演じる安達清」なのだ。なぜこんなに自転車を飛ばしているのかはわからない。わからないけれど、それをぼんやり見つめる29歳と364日の安達に切り替わる。

29歳と364日の安達。ちょっとモサっとしている男子な印象。資料を見ながら歩いていたらこけちゃうし、髪に寝ぐせはついているし。そんな安達は今まで誰とも付き合ったことがない。そして童貞。

そんな安達を演じている赤楚くん。見事に安達感が出ている。安達にしか見えない。普段はスラっとしたイケメンさんだけれどもね。スーツもダボっとした感じ?でちょっと可愛くもある。

安達「今まで好きになった人は居る。でも、自分から一歩踏み出せない。上手く行くわけない。失敗することが怖い。」

そういう気持ちわかる。こういう人、割と多いんじゃないかなと思う。一度失敗してから踏み出すことが怖くなった人を含めたらもっと多いんじゃないかと思う。

恋人が居なくてもそれなりに幸せだし、それなりに楽しいし。よく言えば、そんな風に自分を収めるのが上手い。悪く言えば、臆病というか。。

そういう人の周りには「鈴之助さん演じる浦部先輩」のような人がひとりは居る。「(佐藤玲さん演じる)藤崎さんとかどうよ?」とか勧めてくるのよ。無神経にさー。「いいですね。」って軽く返事でもした日には色々お膳立てされたりしてさー。それで上手く行けばいいよ。でも、そうじゃないこともあるじゃない?で、大体自分で上手く行きそうにないなとかわかるじゃない?だから、いいなって思っていたとしても、安達みたいに「そういうのいいです。」って否定するしかないんだよな。。

パーフェクトヒューマン?黒沢優一

と、ここで現れるのがパーフェクトヒューマン黒沢優一。営業部のエース。5年連続成績トップ。人当たりもよく、スポーツも万能。町田啓太さんが演じている。もうね、存在が黒沢。笑顔、眩しっ!

安達はそんな黒沢との共通点は「同期であることと性別だけ」と思っている。実際にこんな同期居たら、どうなんだろうな。劣等感に襲われるんだろうな。たぶん、自分とは別の人種って思うことで、劣等感から逃れるんだろうな。だから、そんなに積極的に仲良くなったりしないかもしれない。

安達の自己肯定感の低さ。これって今まで誰からも好きって言われたことない人に多いような気がする。自分を好きになるには、認めてあげるには他者の評価も割と必要なんだと思うのよね。

安達もそう思うのだよ。「せめてもし誰かに心の底から好きだって思ってもらえていることがわかったら」

そして、それが現実のものとなる。。。

魔法使いになってる?

30歳の朝。まずは行きつけのおむすび屋さんの心の声が聞こえる。そう、触れた人の心の声が聞こえるようになっているのだ!

私だったらパニクるー。かなりのパニクるー。普通に出社とかできないかもしれない。そして、落ち着いてきたら、どうやってこの力を使おうかと考えるだろう。

でも、安達は違う。

いつもの生活に、心の声が聞こえなかった頃の生活に戻ろうとする。ここが安達が安達たる所以。真面目で素直でいい人なのよね。こういう人、現実に居たらほっとかないんだけどな。。どこかに安達清は居ないのかー!!

そして、運命の日が訪れる。

運命の日

朝のエレベーターで偶然触れた黒沢の心の声で、社内に好きな人がいることを知る。

「誰だ?モテ・オブ・モテを極めた黒沢に好かれているラッキーな子は?」とかニヤニヤしているときに、黒沢からの壁ドン!!!!!

このシーンが好き。

黒沢から壁ドンとかされたら好きじゃなくてもドキッとするよね。その上「ヤバ!ドキドキする!」とか「心臓の音、安達にばれてないかな?」とか可愛すぎるー!

安達はラッキーな子が自分であることに気が付く。

私だったら嬉しくなってしまう。同性だろうが異性だろうが、自分の嫌いな人じゃない限り、好意を持たれているのは嬉しい。ものすごく嬉しい。しかも、あのパーフェクトヒューマン黒沢だもの。

でも、安達は違う。

「ここにきて幻聴説が浮上してきたぞ。あの黒沢が俺のことなんて好きになるはずが・・」

あだちー!可愛いぞーーーー!そういうところ好き。

とか悠長に思っている間もなく、浦部先輩からの仕事を引き受けてしまう。。でもね、これが、これこそが。これから始まる物語の序章なのよ!浦部先輩ナイス!なんてタイミングのよい結婚記念日!ゆみさんと末永くお幸せに!!

引き受けた仕事が中々終わらず、ひとり残業する安達。そこに黒沢がやってくる。

この時の黒沢の気持ち。たぶん、すごく勇気を振り絞ったんだろうな。でも黒沢なら安達じゃなくてもひとり残業している人には声くらいかけて帰るかもしれない。でもでも、コーヒー買う時に「どうやって渡そう」とかドキドキしていると思うんだよたぶん。そういう感じがなく、さらっと渡せてしまう黒沢はやはりイケメン。

そして、仕事の内容を見て、的確にアドバイス&手伝いをする黒沢。惚れてまうやろー。

ここから黒沢の心の声が駄々洩れになっていくのだが、この時の黒沢のポーカーフェイスと安達のドギマギする表情が対照的でいい。

黒沢の心の声も秀逸なんだよなー。シナリオの良さだね。

「安達、いいにおいする。今度薬局で調べよう。」という黒沢のリサーチ癖から、「うなじのほくろは自分しか気が付いてないんじゃないかな」というマウント癖まで、表現されている。

そんな黒沢の心の声に動揺している安達の目の泳ぎ方が尋常じゃない。可愛い。耐えられなくなり、トイレに行き、ほくろを確認してしまうところも好き。この時の赤楚くんの顔ちょっとイメージが違うな。左右対称だからかな。どちらでも可愛い。

黒沢の気持ちがガチであることがわかり、キャパオーバーになり逃げたくなる安達。こんな自分を好きになるなんて仕事しすぎで頭おかしくなったんじゃないかと思う安達。自己肯定感が低すぎる安達。。特にパーフェクトヒューマン黒沢だからな。信じられないって気持ちはわかる。

だけど、くしゃみをした安達を心配してマフラーを巻いてくれる黒沢の心の声に触れることになる。

黒沢の安達を思う気持ち、、爆発

この時の黒沢の心の声に安達が「ちょっと泣きそう」っていうのがすごくわかる。こんな自分のことを見てくれる人が居たんだ。自分を評価してくれる人が居たんだ。それだけですごく嬉しくなる。

しんみり。

したのもの束の間、怒涛の展開。

黒沢からの提案「うちに泊まっていけよ」かーらーのー映像で流れ込んでくる黒沢の妄想による可愛すぎる安達。少年合唱団の清らかな声の響きとは対照的な黒沢の欲望丸出しの妄想。ここの安達、永久保存版で可愛い。黒沢ありがとう!!!!

そんな流れ込んだ映像に安達が驚いて、1話終了です。

終わりに

長文読んでいただきありがとうございました。



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