はじめてのメダカ❶準備とセッティング
ごあいさつ
こんにちは。
規模は小さいですが令和6年度より、北九州(近郊含む)の各所で「曼荼羅めだか祭り」の開催を予定している曼荼羅メダカ倶楽部です。
(※同時開催でキッチンカーで昭和カレーやクラフトドリンクの出店も行っています)
この「はじめてのメダカ全5回」は、ごく一般的な飼育法を書いています。
ですが、曼荼羅メダカ祭りで知り合ったブリーダーさんが、メダカの育て方のブログなどを書いているなら、是非ともその育て方で飼育するようにしてください。
その育て方を読んでみて、わからないことや、困ったことがあれば、そのブリーダーさんに直接聞いてマンツーマンで教えてもらう方が、より良い飼育が出来るようになりますよ。
では早速ですが「はじめてのメダカ全5回」を始めましょう。
飼育者への第一歩
《メダカを飼って見たいけど、お金かかるのかな?》
《旅行に行けないんじゃないのかな?》
という理由で悩みの方、そんな心配いりません。
メダカは非常に安価で、しかも1週間くらいならエサを食べなくても平気な生き物なので、エサの心配をすることなく旅行することも可能です。
どうか安心してメダカの飼育をやってみてください。
そしてこの記事は「曼荼羅メダカまつり」の、
・メダカすくい
・メダカくじ
・メダカ販売
・他のショップなどでゲットしたメダカ
などを、まだメダカ飼育をやったことがない初心者の方に向けて、楽しく簡単に飼育していくための基本を書いてます。
内容としては、1週間にひとつずつ基本をマスターし、3週間でメダカ飼育の基礎が完成するようなステップアップ方式をとっています。
とても大切な事を伝えていきますので、この基本をシッカリと身に付けて、メダカライフを楽しんでくださいませ。
では、さっそくですが「はじめてのメダカ全5回」を読んで全体像を掴んだら、めだかの飼育にチャレンジしてみましょう!
※室外飼育も基本的なことは同じです。
100均用品で飼育
メダカ飼育で必要な物は、100均やホームセンターで、ある程度は揃います。
3週間後に完成する水槽は下記画像のような感じです。
100均バケツでビオトープ
下記画像は、曼荼羅メダカ祭りを主催している馬九の店頭で飼育しているメダカです。
集合住宅のベランダやテラス、玄関先でも、安く簡単に飼育できますよ。
曼荼羅メダカ祭りでは「めだか飼育キット」を販売してますので、詳しくは⑥めだか飼育キットの紹介をご覧ください。
用意するもの
飼育するために用意するものの多くは100均で揃います。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.水槽・金魚鉢
100均に行けば、透明のアクリル容器がたくさんありますので、メダカの数が少ないのであれば、100均の容器で足りると思います。
※最近、アクリルの大きなケースが無くなっているようです
メダカの数が多いのであれば、ホームセンターなどにいけば様々な水槽を販売してますので足を運んでみてください。
※メダカ1匹=水1リットルで計算してください。
水1リットルで2匹も可能ですが、水喚えの頻度が増えたり、卵を産みにくくなったりしますので、2リットルで3匹くらいまでと考えておいてください。
また、メダカ1匹=水1リットルを超える場合は、エアレーションが必要になりますので、「はじめてのメダカ❺エトセトラ」をご覧くださいませ。
※エアレーション=泡がブクブク出る装置です。
🌟オススメは100均バケツ🌟
最近の100均では、大きめのアクリルケースを置いている所が少なくなってきましたので、バケツを使った飼育をオススメしています。
バケツを選ぶ際は、沈殿物が見やすい明るい色のバケツを選ぶようにしてください。
👇金魚鉢や水槽以外にも、下記のコレクションケースをひっくり返して使用する方法もありますよ。メダカの数が多い場合などに結構おススメです。
2.スポイト
メダカの糞や、食べ残しのカスなどを吸い取るために使います。
また、「水合わせ」をするときにも使います。
※水合わせ=後で説明します。
3.カルキ抜き
水道の水は、カルキ(塩素など)が入っているため、そのまま使えはメダカが弱ったり落ちたりします。
※落ちる=死ぬこと。他には「星になる」という言い方もあります。
そのため、カルキ抜きを施した水を使用します。
※カルキ抜きは広口のバケツなどに、水深を浅くして(バケツ半分くらい)汲み置きすれば、夏場で1日、冬場で2日ほど放置すればカルキは抜けるので、その方法でも可能です。
👇水道水に混ぜるだけで簡単にカルキ抜きが出来ます。
4.エサ
《100均のエサで大丈夫?》
と思われるかもしれませんが大丈夫です。
ですが、気になる方はホームセンターやペットショップ等で購入してください。
👇注意:針子(稚魚のこと)は口が小さいため、稚魚用のエサを与えてください。
5.水温計
夏場の水槽内の温度管理は非常に大事です。
水表面の水温が32度以上にならないように管理していく必要があります。
※35度を超えても大丈夫なメダカは多いのですが、水質の悪化が懸念されることと、水槽の水が酸素を取り込みにくくなるため、上限は32度と覚えておいてください。
👇画像はamazonですが、ダイソーやセリアでも売ってます。
ということで、以上の5点を揃えてください。
《えッ…たったコレだけでいいの?》
《ブクブクする泡がでるヤツとか、水草とか砂利みたいな物はいらないの?》
と思われるかもしれませんが、ハッキリ言っておきます。
最初の1週間は、この5点だけでスタートOKです!
その理由は追々説明していきますネ。
水槽にメダカを入れよう!
ゲットしたメダカを水槽に入れるための手順の紹介です。
っとその前に。。。
袋の水が緑色?
ゲットしたメダカが入っている袋の中の水の色は何色ですか?
透明?…それとも緑色?…
透明なら気にならないと思いますが、緑色だと、
《濁ってる…、汚いな…》
と思った人もいるかもしれません。
ですがこの緑色って、グリーンウォーターといって、メダカには環境の良い水なんです。
あまり気にしないで、下記手順に従って飼育を始めてみてください。
手順➀/水槽を水洗い
買ってきた水槽を洗うのですが、注意点があります。
それは「洗剤を使わずに洗う」ということです。
※継ぎ目のない水槽なら洗剤OKです。
メダカは敏感な生き物です。
洗剤が少しでも残っていると、お星様になってしまう可能性がありますので、十分に気をつけてください。
※ハンドクリーム等が付いた手は非常に危険です。キレイに洗い落としてから水槽を洗浄してください。
手順②/カルキを抜く
水槽に水道水を入れ、カルキ抜き剤を入れて10分ほど放置します。
メダカは水道水に含まれるカルキ(塩素など)が嫌いです。
カルキは必ず抜きましょう!
※おさらい※
カルキ抜きは、広口のバケツなどに水深を浅くして(バケツ半分くらい)汲み置きすれば、夏場で1日、冬場で2日ほど放置すればカルキは抜けるので、その方法で作った水でも可能です。
手順③/水温の水合わせ
メダカは急な水温の変化が苦手です。
そのため、水温を合わせなければ水槽に入れることは出来ません。
まずは下記画像を見てください。
A=ゲットしたメダカ(袋ごと)
B=カルキを抜いた水が入った水槽
上図のように、水槽の中にゲットした袋ごとメダカを入れて浮かべます。
注意点としては、このときにAの袋の水と、Bの水槽の水が混ざらないようにすることと、袋の水をすべて水槽に入れることです。
Aの袋を浮かべたら、そのまま30分~1時間ほど放置すれば、水温がほぼ同じになります。
手順④/水質の水合わせ
水温を合わせたら、次は水質を合わせなければ、メダカがビックリして弱ってしまいます。
手順を説明するので下記画像をみてください。
順を追って、やり方を説明します。
Aの袋の中の水を5分の1程度をスポイトで取り、Bの水槽に入れる。
Bの水槽からスポイトで水を取り、Aの袋に先ほど取って減った分だけを入れる。
そのまま15分放置
上の1~3を3回繰り返す
Aの袋の中の水を3分の1程度をスポイトで取り、Bの水槽に入れる。
Bの水槽からスポイトで水を取り、Aの袋に先ほど取って減った分だけを入れる。
そのまま15分放置
これで水質合わせは完了です。
手順⑤/水槽にメダカを入れる
一番緊張する場面です。
ドバっと勢いよく入れるのではなく、袋をゆっくりと沈めて横に傾け、メダカが自分から水槽の中に泳いでいくまで、焦らずに気長に行ってください。
手順⑥/水温計を入れる
水槽や水温系のの大きさにもよりますが、なるべく上の方に付けるようにしてください。(※後述します)
これでひとまず、ゲットしたメダカを水槽に入れるまでのセッティングは完了です。
しばらく水槽を眺めて、メダカの様子を観察してみてください。
さて第2回は、メダカのエサやりや糞のこと、そして循環サイクルを勉強しましょう。
第2回へ
来てくださったお客様が楽しめるイベントを心がけてます。 どうぞよろしくお願いします。