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【第478話】7/29新潟11R・関越S(にゃむ師匠)

いよいよ舞台は夏の新潟へ。現在土曜コラムは2週連続ロォン!報告アリの歓喜ですが、継続したいところ。そんな中、さあやってまいりましたよあの開催!もはや夏の名物になりつつあるバトルロワイアル開催がっ! まずはこれをちゃんと解説します! ぜひご覧ください!

この開催、とても大事な要素であり、ポイントは去年と不変なので、ここは去年の記事をアレンジして再掲します。こういう時の再放送。手を抜くのではなく、再確認と言う認識でご覧ください。


手抜きぢゃねぇぞ~~ 
某アナゴに中毒(あた)って、腹こわしただけだし~~


今年も、夏競馬名物「東西グチョリンコ開催」がやってくる。

…しかし、これは小生が勝手に作った造語。
だれもマークしない人気薄の逃げ馬があらあらイッタイッタで逃げ残る通称「オッペケペーレース」や「爆穴」もこれに該当するのだが、この「自分で作った造語を他人相手によろこんで使われる」事は結構イラッと来るものがあり、なまじ悪意がないだけにタチが悪い。

聞いた側が全くついて来れていなく、自己満だけでコミュニケーションになっていない一方通行であることは十分に認識しなければいけない。小生の知人でもよくこういう人いる。なにそれ?そんなん言われてもこっちはなんのこっちゃわかんねぇっつーの。具体的に単語を出したいけれど、変に火種を残すのでここで特定はやめとこう。

と、自ら戒めたところで改めて説明が必要なのだが、真夏のこの時の西日本主場の開催を数週間休みにして、通常3場で行われる夏の中央競馬を「新潟」「北海道」の2場開催とすることが発端。

今週から、中京も小倉もない、西日本エリアでの競馬が2週間をオフとする「若干変な」日程だが、これで関西馬・栗東の関係者たちが、この2週間だけこぞって新潟に集結。栗東からの輸送距離は小倉も新潟もそれほど変わりないという地理的メリットもあり、いつもは関東馬が優先して出られる「自ブロック優先制度」がかかる夏の新潟、質の劣るスカスカメンバーによる低レベル草競馬なのだが、この期間(2回新潟)だけはこれが解除となり、関西軍団は新潟へ突撃。東も西もカンケーない東西混合戦としてグチョリンコに入り混じり、未勝利戦ですらとてつもなくハイレベルとなる。

入り乱れるのは馬だけでなく、人も、
川田ユウガ、岩田ジュニア、松山コウヘイ、坂井リュウセイと、関西リーディングトップたちが今年もこぞって新潟で暴れ、さぞかし新潟競馬場の調整ルームは賑やかになるだろう。と、越後路はもう「でんがなまんがな」の騒ぎに。レースレベルも一気に向上し、もはや「新潟であって新潟でない」感覚に襲われ、結果ポテンシャルの高い関西の人馬が、関東を凌駕するという「西高東低」の構図がいつも拡げられる。

もともとこの変則開催は、2年前の2020年。本来行われる予定だった東京オリンピックの馬術競技開催に際し、IOCがJRAに対してスタッフの派遣の要請しこれに応諾したことから、当初の3場開催を2場に縮小したことが背景にあって、昨年はその東京オリンピックが1年スライドしたことによるもの。 と、じつにまっとうな理由はある。


しかしあれから2年。とうにオリンピックは終了しているのに、また何故かやります東西グチョリンコ開催。理由は「真夏の酷暑競馬を回避するため」とのことだが、いやなんか嘘くさいんだよなぁこれ。

気温的には小倉も新潟もさほど変わらず、むしろ新潟の方がデリデリ日照りで気温が高い傾向にある。なのに「酷暑対策」を前面に出して小倉を2週間オフにするって、多少の強引さも感じられる。真相として、この2年間の変則開催でなにか良い意義を見出したゆえに継続されるのだろう。それを正直にアナウンスしてほしかったのに、なぜ取り繕うJRA?

その背景の一つが、東西交流を盛んにすることで、人馬ともにレベルの低い関東陣営に対してその差を改めて見せつけ、より一層の奮起を促し、格差を是正するという狙いも少なからずあるものと思料。どうしても関東は関東だけという「ぬるま湯体質」が蔓延っていて、 このくらいやっておけばまあ賞金咥えて帰って来れるだろ?という慢心が、関東の競馬サークル全体になければ、これだけの東西格差は生まれないもの。ゆえに、生ぬるい関東に対して何かかしらの「カンフル剤」が必要であるとJRAは考えたゆえだろう。

幸い、この東京オリンピックにより生まれた「東西グチョリンコ開催」が、思いのほかその差を歴然と見せる機会となり得たこと。さらに、 JRA職員の働き方改革の一環でサマーバケーション期でより休みやすい環境を整える効果も期待してのものかもしれない。

と、いろいろ背景を妄想するものの、一定の手応えを感じたことで今年もこの「東西グチョリンコ開催」がまたやってくるが、現場の競馬関係者だけでなく、妄想競馬ライターの文章の質・量を大きく左右してしまうもの。なんともはや.。いや、去年のこのレースは3番人気◎イクスプロージョンで1着ロォォン!しているではないか? 胸張って行こう!

というワケで、ことしの関越S。

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