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【第472話】7/8函館11R・マリーンS(にゃむ師匠)

先週の日曜3場メインは打った◎が全員1着ロォン!報告も大フィーバーとなりました!ただ、そこに至るプロセスは決してぬるま湯浸りではございません。だから北斗の万馬拳が廃れずに4年も続いている、その真髄をすこしだけお見せします。ぜひご覧ください!


夏キャン・オープニングも絶好調スタート!

先週は8名様がご当選のロォォン! ダブル当選の方も!



馬券も見事なヒットを連発!




皆さんにたくさん喜んでもらった日曜メイン。これだけ当たれば文句なし。

CBC賞。◎⑩ジャスパークローネ

小生の実馬券。単複ロォン! 単価がデカい!


そして、福島・ラジオNIKKEI賞は◎-○本線で馬連64.6。小生の実馬券もごらんの通りウッハウハでした。

ゴールしてからはロシ夫さんもどっちすか?で気が気ではなかったですが、どうにか○⑦シルトホルンがハナ差先着。この日の福島5Rのメイクデビュー芝1800mと同じような「西村→大野」で決着したのでした。

コレをお昼に見て「お、今日メイン西村→大野の◎○決着あるんでね?」と予期。爆発のフラグは実はお昼から立っていたのでした。


そして、今年の3月からお送りしている「無料重賞」。
ここまで、フラワーC、日経賞、フローラS、新潟大賞典、と記憶をたどるだけでこれだけのロォォン!が出てくる「打ち出の小槌」状態。ダメたったレースが阪神大賞典、目黒記念、函館スプリントS、ユニコーンSと数えるほどしかない事を考えると、そのロォン!率は5割以上というハイパー企画なのだが、先週のCBC賞では、◎7番人気の⑩ジャスパークローネに指名し、見事に1着ロォォン!

馬券力的には、断然の1番人気◯⑧マッドクールとの◎◯一点予想だったため、ド完璧ではない70点だったが、単勝28.2倍の◎が1着なんだからこれはもう合格。フローラSでも◎ゴールデンハインドが1着で単勝16.6倍を考えると、この無料重賞企画、単勝回収率はものすごいことになっている。

で、この勝った4歳馬・森厩舎のジャスパークローネだが、小生、ポッと出で◎を打ったものではなく、この馬は2歳馬の頃から幾度どなく小生の予想・コラムに登場している。

最初は「悪役」だったジャスパークローネ。
※無料ですので、未読の方は是非ご参照ください。

まだ小生の「眼」が傷物ではなく、書きたいだけ自由自在に書けていた頃、◎でもなんでもない、単なる「悪役」「脇役」だったジャスパークローネをこれだけの字数で表現していた頃が懐かしい。
小生も当面、これだけの字数かけての論拠はできないので、再放送であってもこの書きぶり、ひとつ懐かしくお楽しみください。

そんな「競馬ダイキライの暴走不良少年」ジャスパークローネだったが、反骨心旺盛なヤンキーとは、成長してそのチカラが正しい方向に向いた時は、大人になって大成するというのはよくある話。

千代大海のヤンキーぶりは、もはや「伝説級」


2歳時の京王杯2歳S大暴走のあとも、3歳になり素質だけで1勝馬クラスを勝利し、5月の中京・橘Sでも2着し、疲労もMAXで5月の葵Sにチャレンジするも大敗。ここで3歳シーズンは終了。オーバーホールとなった。

それでも小生は、この馬は千代大海のように古馬になると一気に伸びる。それがヤンキーの更生した明るい未来!と前のめりになり、9か月ぶりの休み明けの今年3/4の阪神最終R・平場の2勝馬クラス。鞍上は自厩舎の松本君でいかにも「試運転モード」であったのだが、小生は10番人気の単勝24.4倍だったにもかかわらず、その溢れんばかりの素質はいきなりでも開花すると、ロシ夫さん発動で勝負に出た。

※無料ですので、未読の方は是非ご参照ください。


しかしレースはというと、逃げた⑩ジャスパークローネ松本君と、追走した同期の永島まなみちゃんが、互いに譲らずにマッチレースを展開。大暴走ペースとなり、テンの3Fは33.0という「絶対に刻んではいけない爆死ペース」となり、あとは野となれ山となれで8着ドボン。

これだけの大爆死ペースでハナ切って8着に粘ったという表現もできるのだが、結果お金にはならなかった。読者の皆さんには悲しい思いをさせてしまった事は事実であり、それは重く受け止めなければならない。


小生と北斗殿。
4年前からバッテリーを組んで毎週ここまで競馬予想を展開している2人だが、その関係性についてはなかなか触れる事は少ない。というか進んで触れる事はしていない。

のだが、ここまで4年間継続している理由というのは、お互いの信頼関係が構築できているのは言うまでもないのだが、それだけではなく、二人とも「仕事に厳しい」ことが共通している。人は人、仕事は仕事。この分け隔てがきちんとできている関係であると言えよう。

よくサラリーマンの世界でも「人を信じても仕事を信じるな」という格言があるが、二人は特にこれを意識していて、仕事をしているなかでミスがあった場合、看過せずにキチンと指摘をして、良い方向にもっていく姿勢は二人とも強い。当然人間ですから、指摘された瞬間は「イラッ」とくる感情はにんげんだから起こるものの、馴れ合いを捨て、妥協はしないのだ。

小生と北斗殿が競馬開催時に毎回行う「前日ミーティング」では、まず小生が担当したいレースを決めて、北斗殿に「伺い」を立てるのが通例であり、その指標として、自信度を数段階で表現しているのだが、小生はこの3/4の最終レースで◎ジャスパークローネに対して、自信度最上級の「S」の印。一年に一回かあるかないかの自信度を示して、当然にロシ村ロシ夫の勝負という箱で勝負を嘆願。

しかし、結果はこのザマ。
これには北斗殿も「当たらなかったことはある程度仕方ない」と一定の許容はしながらも、「この9か月の休み明け、しかも森厩舎名物の爆追い切りに翻弄されて、それでいてこのタイミングで自信度Sはちょっと安直すぎませんか? いや、来れば来たで結果オーライなんですがね。」と指摘。

確かにその通りだ。
9か月ぶりの休み明けで、松本君騎乗は平場戦で減量が☆1キロ効いていたにしても、決して勝負気配とまでは言えず、森センセイだって若干の「どうかな?」はあっただろう。だから松本君なのだ。それが森厩舎名物の爆追い切りに見せられ過ぎたというのは図星であり、Sをつけて大勝負するタイミングではなかったのかもしれない。

小生は、もともとの性格に加え、40半ばを過ぎていることもあり、人から指摘されたことは瞬間湯沸かし器で反論するのではなく、「まず、必ずボールをキャッチする」ことに念頭を置いていて、「でも」「しかし」などの反助詞は使わないようにしている。たとえ異議・反論があったとしても頭ごなしに被せるのではなく「YES→but..」の中間YESは必須。よってこの厳しい北斗殿の指摘もキチンと一旦キャッチし、きちんとそれが正しいかどうかをかみ砕き、納得したうえで体現。それ以降は安直な「S」は出さないようにしている。

北斗殿も決して軽はずみな気持ちで指摘したワケではない。
仕事人としてはすこしズレた感覚を持った小生に、時に厳しくこうして指導・指摘する。それができる厳しい人間なのだ。

小生はそれを受け入れ、非を認めた。
ただ、ジャスパークローネが来なかった悔しさももちろんだが、安直にSを打った自分自身への甘さもこみ上げ、この上ない悔しい気持ちになったのも事実。勝負師たるもの、負けた時に「悔しい」という気持ちが次回へのバネであり、いくつになってもこの純粋な感覚は大事にしたく、そこで何も感じなくなる事こそ、勝負師として失格。それこそ「なあなあ」で仕事をしているということ。

この3/4の阪神最終ロシ夫さんの反省があったゆえ、その当事者であるジャスパークローネには、特別な思い入れがあって注目をしていたのだ。


しかし、もともと2勝馬クラスではポテンシャルが違いすぎ、8着ドボンしたって次走は1番人気。その後2勝馬クラス、3勝馬クラスを1番人気で連勝。馬券的には全然妙味がなく、わざわざ◎を打って予想を晒すことは小生はできなかった。

それでもオープン昇級初戦、函館SSではまたもや33.0の大爆死ペースを2番手追走してビリッケッツとなったジャスパークローネ。この瞬間「行くなら次だ」とメモしていたら、この中京でのCBC賞。森センセイは団野タイセイに乗り換えて、前走ビリで人気を落としていたのだった。

そんなバックボーンがあって、この無料記事に至るのでした。

たかが予想。されど予想。
一つの予想には、一つの◎には、時に背景にこんな人間ドラマや二人のプロセスが集約されているのです。こんな事があっただけに、このジャスパークローネの初重賞制覇は、格別のロォォン!だったのでした。北斗殿も喜んでおりました。

と、きょうは我々「北斗の万馬拳」の仕事に対する姿勢を少しだけお見せしました。このエピソードをどう感じられたかは千差万別かもしれませんが、今後も是非、僕たちについてきていただければと思います。そういうプロの集団なのですから。


と、眼が痛いのにすっかり殴り書きしてしまいました。。。
明日のメイン、マリーンS。

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