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みんなでマンガの1巻を応援しました 【マンバ読書会】レポート

どうも、クチコミとランキングでいいマンガが秒で見つかるサービス『マンバ』です!
先月もYouTube Live配信にてオンライン読書会を開催しました!

今回のテーマは「#1巻応援」

イベントのもようを、マンガソムリエ・兎来栄寿さんによるレポートでお届けします!みんなで配信アーカイブを聞きながら自分も推してる作品や、見逃していた新作マンガに出会いましょう!

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こんにちは、マンガソムリエの兎来です。

10月29日(金)、「#1巻応援」をテーマにしたマンバ読書会が開催されました。

まず最初に、僭越ながら「マンガの1巻を応援することの意味」について少し話させていただきました。

コアなマンガ好きの方であれば、「1巻の売上・初速が大事」という話を聞いたり、そういった事柄を漫画家の方がマンガとして描いたものを見たことがある人も多いかもしれません。

本来、商品は消費者が好きなタイミングで好きに買うのが当たり前です。しかしながら、現実問題として日本の書店におけるコミックスペースの面積に対して発売される新刊の量はあまりにも多く、ほんの一瞬しか目立つ場所には置かれない本、あるいは最初から棚に1冊だけ挿される本も多数を占めます。

そんな状況でありながら、1巻の売上というのは連載が継続するための大きな指標となっていきます。中には、雑誌のアンケートでは1位も取る作品でありながらも、1巻の売上が伸びなかったので打ち切りになってしまった作品もあるそうです。

ですので、決して強要こそしないものの、もしもあなたに好きな作家さんがいたら発売日に単行本を買うこと、またそれをクチコミで広げていくことは、作品が続いていくための強い応援に繋がるのだと知っておいても損はないかと思います。

という訳で、「1巻応援」です。皆さんも推し作品をどんどん推していってください!

さて、実際に今回のイベントで応援された1巻作品を見ていきましょう。


『しあわせ鳥見んぐ』

こちら、複数の方から応援クチコミをいただきました。

名無しさんからは
「ガールミーツーガール好きな人にもオススメ 野鳥の雑学も知れる良作」
『秋山さんのとりライフ』を読んで実際に野鳥撮影が趣味に加わっていたというあうしぃさんからは
「一番心に残るのは、鳥との距離感の話」
「鳥にも隣の人にも、共に在るために配慮する優しい鳥見マンガに、これからも教えを乞いたいと思います」

とクチコミをいただきました。

綺麗な絵柄で鳥もキャラクターも描写され、行く行くはアニメ化されてそれを切っ掛けに『ゆるキャン△』でキャンプブームが起きたように野鳥ブームが到来するかもしれない、と思わせてくれるきらら系期待の作品です。


『生き残った6人によると』

こちらも複数の方からクチコミを寄せていただきました。

吉川きっちょむさん
「まず絵がすっごい好きです!」
「まさにシェアハウス恋愛リアリティショーのごとく、名前と職業、年齢出てくるのがいいっすねー」
「話が進むにつれてそれぞれの好意の矢印の向きが、なるほどそういうこと?てシンプルじゃないのも面白いです」

六文銭さんからは
「新感覚なのは登場人物の緊張感がないところ」
「全体的に漂う弛緩した空気と混ざると、不思議とクセになります」

といったコメントが。

先日発売された『山本和音作品集』も素晴らしい山本和音さんの、絵良し・キャラ良し・世界観良しな物語。発売されたばかりの2巻も非常に好評ですので、ぜひチェックしてみてください。


『僕たちのリアリティショー』

『ぼくらのへんたい』、『qtμt』、『愛と呪い』などでお馴染みのふみふみこさんの新作です。

「全く先の読めないラブサスペンス」
としてsogor25さんにクチコミを書いていただいています。

タイトル通り、『【推しの子】』でも取り上げられ、上記の『生き残った6人によると』のクチコミでも言及されていた今流行の「恋愛リアリティショー」がメインテーマとなっており、そこに男女入れ替わりという要素が掛け合わせられた作品です。

恋愛リアリティショーに付随する誹謗中傷や芸能界の闇といった部分はふみふみこさんの作風とも非常に相性が良く、今後も注目していきたい作品です。

ふみふみこさんは直近で『ふつうのおんなのこにもどりたい』、『永守くんが一途すぎて困る。』といった作品も連続刊行しており、これらも素晴らしいので気になる方は併せてご覧ください。


『終の退魔師 ―エンダーガイスター―』

ANAGUMAさんより
「サイコミで1話を読んだときからずーっと書籍版を思い続けてきた。ようやくその日がやって来た……長かったぜ!!」
「『今最もハリウッド映画っぽいマンガは!?』と訊かれる際に本作の名前を出し続けてはや1年9ヶ月」
「前日譚の『VS EVIL』も紙で読みたい!『終の魔術師』旋風、起こってくれ〜〜〜!!!」

と大絶賛のクチコミを書いていただいている『終の魔術師』。

先日、某マンガトーク番組でも「NEXT『呪術廻戦』」として紹介された超スタイリッシュバトルアクションです。サイコミでもずば抜けて面白い作品のひとつで、アニメ化されれば1000万部を超える未来が容易に想像できます。冨樫作品を彷彿とさせるセンスの塊で、今後も激推ししていきます。


『三拍子の娘』

幼くして母親を亡くし、父親は失踪してしまったものの力強く楽しく日々を生きていく三姉妹の物語。

「もっと淡々と進むような話かと思っていたら、想像以上に明るい漫画でした。紙面から鼻歌が聞こえてきそうな感じ」
「彼女たちが每日生き生きと暮らしているので、ちょっとのことで落ち込んでいるのが馬鹿らしくなるような明るさをもらえます」

nyaeさんから応援クチコミをいただきました。

他にも名無しさんより
「この本は会話がもう漫才とか落語みたいに気持ちがいいです」
「読み終わったあと完全にこの三拍子の女の登場人物の口調に自分がなってしまっていました」

というクチコミも。

町田メロメさんのほの悲しくも優しく暖かい世界、味わってみてほしいです。


『吉祥寺少年歌劇』

こちらは私から応援クチコミを書かせていただきました。『マキとマミ』の町田粥さんの新作です。男性だけの架空の歌劇団で活躍することを夢見て日々努力を積む少年たちの物語で、
「往年の少女漫画の「寄宿舎もの」を彷彿とさせる良さみも深く堪りません」
「素晴らしいドラマを町田粥さんの美しい絵が彩り更に言葉の要らない説得力を以って紙面からオーラをぶつけてきます」

といった形で讃えています。

こちらは1巻完結という点でも手に取りやすいかと思いますので、完結してからでないと読めないという方にも強くお薦めします(……とは言え、キャラが良すぎるのでいつか番外編などもあれば読みたいです)。

また、今回も恒例のアンケートを実施。今回は「マンガの1巻を買うきっかけ」について質問してみました。その結果はこちら!

見事、「試し読みしてから」が1位となりました。最近は、ほとんどのマンガの1話目を試し読みできるようになって非常に便利ですね。

なお、1番下の選択肢は私が訊ねられたときに「雑誌でほぼほぼチェックはしているので、知らない作品があったら買います」と答えたものがまさかの採用されました。そして、驚くことに同じタイプの剛の者が意外といらっしゃいました。これだけ熱烈な読者が複数いればマンガ業界もまだまだ未来は明るいですね。

他にもたくさんの作品を紹介しながら、この日も1時間という時間はあっという間に過ぎていきました。ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

ちなみにマンバでクチコミを書いて応援すると、そのクチコミによって本を買いに行ってくれた方の人数などもわかるシステムとなっています。

このように応援の結果が可視化され、好きな作品が広がって行くのを助けられる実感を得られるのもモチベーションのひとつになりますよね。

これからも多くの素晴らしい作品に触れて、それをマンガを愛する皆さんと語らいながら応援していければと思います。

今回の「1巻応援」についてはマンバ通信の方でも別に記事を出しております。こちらではより網羅的に応援作品を紹介しておりますので、良かったらそちらもご覧ください。

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そして来月の配信も引き続き「#1巻応援」です!

10月の配信で紹介しきれなかったクチコミを紹介したり「さかのぼり1巻応援」を実施することで、今年の新作マンガを総復習する予定です!

みなさまからのクチコミ投稿、お待ちしておりま〜す!

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