ヒトが抱える社会問題を真正面から読者に突きつける『ダーウィン事変』
マンガのクチコミサービス『マンバ』がJ-CASTトレンドにて隔週で掲載している連載「明日のベストセラー」では、今読んでほしいイチオシの漫画の見どころをイラストでご紹介。今回は特別にマンバの公式noteにて出張掲載します!
(追記: 2022/03/28 『ダーウィン事変』マンガ大賞受賞おめでとうございます!)
今回ご紹介するのは、チンパンジーとヒトの間に生まれた“ヒューマンジー”のチャーリーが人間社会のうねりに巻き込まれていく物語『ダーウィン事変』(著: うめざわしゅん)です。
『ダーウィン事変』の見どころを画像1枚で紹介!
無料で読める第1話
作品紹介
『ダーウィン事変』(著: うめざわしゅん)は、テロ組織「動物解放同盟(ALA)」による肉食者に対する爆破テロ行為が“ヴィーガンテロ”という名で広まっている現代のアメリカが舞台。
養父母のもとで育てられ高校に通い始めたばかりだったチャーリーは、15年前に起きたALAによる生物科学研究所襲撃事件の当事者として、ヴィーガンとして、そして半分人間で半分動物という立場で。対立が加速するヒト社会のうねりに巻き込まれていく。
「チンパンジーよりも強く、人間よりも賢い」。
交雑種(ハイブリッド)――両親の系統のどちらよりも優れた性質をもったチャーリーは知的で寡黙。
作中では差別やテロといった世界で起きている様々な社会問題も、鋭い観察眼で描き出される。世間で騒がしくなっていくなかで、チャーリー自身は決して多くを語ることはないけれど、その泰然自若とした佇まい自体が現代社会に投じられた一石のよう。
ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン&ノン・ヒューマンドラマ (電子書籍のあらすじより抜粋)
ヒト、動物、そしてそのどちらより優れたチャーリー。
果たして、ヒトが一方的に動物を生産管理し食品や製品に命を利用することに合理性はあるのか?
動物を殺すことの意味を、今を生きるヒト全員にあらためて突きつけるハードな読み応えが魅力的。
読者の感想
いいマンガが秒で見つかる『マンバ』
紙の本を購入する場合は、上記の画像を書店員さんにお見せすると購入がスムーズになりますよ! また無料で読める第1話QRコードも記載してありますので、お友達への布教にもご活用ください!
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