マンバの感想を頼りに東京卍リベンジャーズに「入隊」する
こんにちは、秒で見つかるいいマンガ・マンバです。
突然ですが2021年、大ヒットしたマンガといえばそれは…『東京卍リベンジャーズ』!
TVアニメも大人気、実写映画の興行収入は40億円を超える超注目作!
そんな『東リべ』ですが「2021年9月時点で累計発行部数4000万部突破の大ヒットの原作を読んでねえやついる?」
「ひよってるやついる?」は2021年のJC・JK流行語大賞にもランクイン(和久井健『東京卍リベンジャーズ』講談社,2巻 p.115)
ということで今回は今をときめく『東リベ』を未読の方や最近読み始めた方が作品をより楽しめるように、マンガクチコミサイト「マンバ」に投稿された読者の感想とともに作品の最序盤である1〜4巻の内容を中心に振り返っていきたいと思います!
何を隠そうマンバでも『東京卍リベンジャーズ』は大人気!
2021年10月現在、マンバの『東リべ』最新話を語るトピックの閲覧数は200万回以上、コメント数も5000を超えていて、毎週どころか毎日盛り上がっているマンバで1,2を争う名物クチコミなのです。すごい!
このnoteを読んで今からバッチリ『東リべ』に「入隊」しましょう!
序盤の展開をおさらいします
マンバの感想トピック「今週の東京卍リベンジャーズ」が作られたのは愛美愛主(メビウス)との抗争がテーマの単行本2〜3巻のころ。マンバでは連載のかなり序盤から注目されていたことがわかります。
(※新しいコメントには最新話の感想も並んでいるので要注意!)
「ドラケン!?愛美愛主!?ってなに!?」という方のために簡単に作品の紹介をしておきましょう。↓のカードから試し読みも出来ますよ!
ダメフリーター花垣武道は、ある日ニュースを見ていると、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に、中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人が殺されたことを知る。壁の薄いボロアパートに住み、レンタルショップでバイトしながら6歳年下の店長にこき使われる日々。人生のピークは確実に彼女がいた中学時代だけだった……。そんなどん底人生まっただ中のある日、突如12年前へタイムリープ!!恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!!
さっくりとまとめると「かつての恋人・ヒナの命を救うため、主人公・タケミチが過去にタイムリープして不良チーム「東京卍會」に関わって未来を変える」物語です。いわゆる不良マンガのジャンルにSF要素が重なってくるところが面白い!
序盤は「過去に起きたどの出来事がトリガーになってヒナの死が確定してしまうのか」を探るパートが続きます。
このときの展開は大まかに以下のような流れ。
「東京卍會」のNo.2龍宮寺堅・通称ドラケンが、敵チーム「愛美愛主(メビウス)」とのあいだで勃発する「8.3抗争」で命を落としてしまう
↓
ドラケンの死がキッカケで「東京卍會」は凶悪な組織に変わってしまう
↓
ヒナの死が確定する
▷▷▷愛美愛主との抗争を回避、ドラケンの命を救えばオッケー!
歴史の改変ポイントとして愛美愛主との抗争の行方、ドラケンの生死が注目されていた時期でした。
当時のマンバにはドラケンの安否を気遣うコメントが並んでいます。
…というように、過去・現代を行き来しつつ、歴史の改変がうまくいくのかいかないのか、主要人物に何が起きるのか、あるいは起きないのかをハラハラしながら読み進められるのが『東リべ』の面白いポイントです。今から読む方もマンバの感想と一緒に楽しまれると、当時のライブ感を味わいつつ展開の整理もできてよいのではないでしょうか。
(※新しいコメントには最新話の感想も並んでいるので要注意!)
重要キャラを覚えよう
そんな『東リべ』、特徴にもなっているのが「登場人物が多い!」ことです。
さまざまなチームに所属するキャラクターが次々登場する本作ですが、まずは中心人物5人を覚えて読み進めましょう!
①タケミチ(花垣 武道)
本作の主人公、実年齢26歳。何も持たない彼が過去と現代を行き来するタイムリープを繰り返し、未来を変える試行錯誤の戦いの中で「泣き虫のヒーロー」になっていくのが本作の見どころです。タケミチにとっての序盤の天王山は本来の歴史で彼が落ちぶれるきっかけにもなったキヨマサ君との因縁!
タケミチの最初の「リベンジ」
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.125)
②マイキー(佐野万次郎)
小柄ながらも東京卍會の総長で「無敵のマイキー」として知られています。
タケミチは彼に気に入られ、組織内部で存在感を増していくことに。東京卍會が凶悪化してしまった要因は彼の変心が理由であることもわかってくるので、作品の中でマイキーの動向は常に重大事です。要チェック!
好物はどら焼き・たい焼き・オムライスだ!
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.131)
③ドラケン(龍宮寺堅)
マイキーの懐刀である東京卍會No.2。どこか天然なところもあるマイキーとは対照的に、血気盛んな不良たちをビシッと締める頼りになる男。腕っぷしも半端じゃないのですが愛美愛主との「8.3抗争」で命を落とすことが明らかに。ドラケンを守るのがタケミチの序盤最重要ミッションとなります。
ちなみに付き合いの長いマイキーからは「ケンチン」と呼ばれています。かわいいですね。
タケミチのこともしっかり評価している
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.185)
④ヒナ(橘日向)
東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡してしまうタケミチの元恋人。彼女の死を防ぐため、タケミチはタイムリープを繰り返します。
タケミチの付き合いで恐ろしい東京卍會の面々の前にも度々顔を出しますが不良の前でも物怖じしません。
胆力がすごい
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.169)
⑤ナオト(橘直人)
ヒナの弟。現代では姉の死の真相を探る刑事になっていて、タケミチに協力を求めてきます。タケミチのタイムリープのトリガーとなるのは「過去/現代のナオトと握手をすること」。そのため、ナオトと握手ができない状況に陥るのは出来る限り避けなければいけないというのも頭に置いておくと作品をより楽しめますね。
過去の謎を解くために現代で情報を提供するなど、タケミチの頼もしい相棒ですが、サバサバしてるところもあったり。
余談ですが事情をよく知らない過去のナオトにはタケミチは「やたら握手を求めてくる姉の彼氏」だと思われているのかも…?
タイムリープを信じてタケミチを導く
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.77)
そして最後にもうひとり…。
とりあえず稀咲がヤバい
⑥稀咲鉄太
現代では東京卍會のNo.2になっていることが明かされているこの男。ナオトが言うには「稀咲とマイキーの出会いが東京卍會を変えてしまった」のであり、物語の冒頭からいわゆる黒幕的な存在として言及されています。
上記のコメントにもあるように、当初は息を潜めていますが、稀咲の暗躍こそが『東リべ』で描かれる歴史を形作っていると言ってもいいでしょう。
未来を変えるためにタケミチは東京卍會のトップを取ることを決意しますが、その先手を取るかのように参番隊の隊長に就任したり、「8.3抗争」のあとに描かれる「血のハロウィン」事件でもきな臭い立ち回りを見せるなど4・5巻以降存在感を増してくるのがこの稀咲鉄太。
とにかく稀咲がやることなすことすべてがヤバいという警戒意識、持っておくに越したことはありません(言い過ぎ?)。これから読まれる方はタケミチの活躍と同じくらい稀咲の行動に目を光らせながら読んでみることをオススメします。
このメガネと表情を覚えておこう
(『東京卍リベンジャーズ』1巻 p.188)
以上、東京卍リベンジャーズの最序盤、1〜4巻までの内容を中心に紹介させていただきました。(これだけ書いても4巻!!)
8.3抗争の結末を見届けたそのままの勢いで5巻〜8巻、さらに物語が大きく動く「血のハロウィン」事件に突入しましょう!!
最後に重要なことをひとつ。タイトル『東京卍リベンジャーズ』の卍(まんじ)は読みません。読みは「東京リベンジャーズ」です。大切な話!
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