ビズリーチ多田さんのこと

突然の訃報に目を疑った。
言葉にならない。ずっと心が重い。多田さんとの思い出を残し、多田さんが生きられなかった今日を生きるしかない。

多田さんと初めて出会ったのは2009年。自分はリンクアンドモチベーションのコンサルタント、多田さんはビズリーチにご入社される前で、ヘッドハンティング会社の副社長だった。

当時まだ十数名の会社ながら、「新卒採用を開始したい」ということでご相談を頂き、新卒採用プロジェクトのコンサルタントとして、一緒にお仕事をした。

多田さんはいつも謙虚で真摯で、成長意欲の塊だった。プロジェクト資料を隅から隅まで読み込み、いつもたくさんの質問を下さった。ミーティングやイベントが終われば、「今日の僕たちにフィードバックください」と声をかけられた。僕らの仕事にも、いつもあの笑顔で感謝とフィードバックを下さり、僕らはすっかり多田さんやその会社のファンになって仕事をした。

ビズリーチに入社されて、事業部長になられ、社長になられてからも、多田さんの謙虚で真摯な姿は何一つ変わらず、お会いすれば屈託のない笑顔で話しかけて下さった。

お会いした頃から「子どもが欲しいんです」とずっとおっしゃっていた。その後お生まれになった二人の娘さんへの愛に満ちたまなざしをSNSで拝見するたび、同じく二人の娘を持つ父親として、勝手に勇気を頂いていた。

一緒にお仕事をした期間は1年にも満たない。
そんな自分にも、多田さんから頂いた学びがあり、勇気がある。
決して忘れずに、生きていきたいと思う。
心からお悔やみ申し上げます。







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