第6期双聖戦決勝振り返り 1戦目

 どうもまなやです。今回こそはnote書こうと思いつつもずっと書けていなかったので、書きたいと思います。2/18(日)にあった双聖戦決勝に進み、見事優勝しました。その振り返りをしていきたいと思います。ちなみに、決勝は、3戦打って合計ポイントの一番高い人が優勝で、トビなし段位ルールで行われます。1戦目にラス引くと、残り2戦あるとはいえ、条件戦になってくると思っていたので、最低でも2着は確保しておきたいところ。あと、早めに初あがりを決めて、気持ち的に楽になりたいとは思っていました。

東1局0本場

 親番スタートで、2北抜いて、この手牌。ソーズのホンイツを意識するが、ドラ7p引いた時だけは手なりで進める。

 ホンイツの5ブロックが揃ったので、出たら当然全部ポン。ていうか、出る前からポン発声したい。(チョンボ)

 1sと南が鳴けて、ホンイツドラ4のペン7sで聴牌しているところに、対面から白が切られ、ポンするかどうか。
 まず、他家の動向として、下家は、自分の切った中をスルーして対子落とししているので、結構降りてそうで、対面は、通りそうとはいえ、1枚切れの白を切っていて、まだやる気はありそう(だからと言って、この手を降りるわけがないけどね)
 次に、鳴くことのメリットは、3副露することで、相手(今回は特に対面)に圧力をかけられ、ソーズと変な生牌を持ってきたら降りてくれる可能性があり、また、単騎待ちなので、何かいい単騎を持ってきたら、変えられるということである。一方、デメリットは、鳴いても打点が変わらないにも関わらず、和了抽選を1回飛ばすことと、単純な見た目の上がり枚数が4→3へと減少することである。

 結論から言うと、鳴いて、9s単騎のテンパイに取りました。これは、鳴くことのメリットの方を重視しました。あとは山との勝負。

流石の3副露に対面も回って、数巡後、南をツモってきて、ツモ回数を増やすために当然のカン。

嶺上から9sを引いてきて、倍満8000オールのあがり。初あがりがこれだけツイてると、逆に怖いね。

東1局1本場

 北を1枚抜いて、この手牌。役牌の発が対子でターツオーバー。発が出たら当然ポンだが、ドラの2sが出てもポンするつもりでした。というのも、ドラがポンできると、ハネマンが確定するからです。ポンしたら、カン8sターツばらいをするつもり。

 発が鳴けて、手牌が進んで、1シャンテンに。ここは、安全度も考慮して打2s。打点も現状11600あって十分である。この手は他家からリーチが来ても、ゼンツする予定。先程、8000オールあがったところで、全然セーフティーの点数ではない。こんなの、何回もひっくり返されてきた。
 
その後、対面から2pが切られてポンし、リーチ宣言牌の4pをロン。1本場で11800のあがり。

東1局2本場

 なんか面白い手牌。トイトイとかホンイツとかチャンタとか全部見れそう。とりあえず、1mからの切り出し。

 この前巡に8sツモで、チートイの1シャンテンになり、中をツモってきた場面。ここで、打9s。中が鳴かれなかったので、山に2枚いると思い、重なりが期待でき、見た目枚数と場にピンズが安そうなことから、この選択に。

 ピンズでメンツができて、何を切るか。目一杯なら、当然中を切るが、ドラの4s切りを選択。他家がピンズの上を切っていて、6p8pが山にありそうで、引いてきた時に、中単騎の即リーは残したくて、また、5pや9pを引いた時には、ピンズのホンイツに移行できるので、この選択に。

 発が暗刻になって、メンツ手とチートイの1シャンテンで、両天秤になり、ポンテンは全てとる予定だったが、下家がダマでツモって、見ると四暗刻。
どうやら、役満親かぶりしたらしいけど、打っている時は、意外にも冷静でいれました。まだ、1戦目の東1なのはツイてると思っていました。

東2局0本場

 赤ドラが1枚あるが、メンツが1つもなく、バラバラ。役牌の重なりに期待しながら、手を進めていく。

 チートイ1シャンテンになり、どうするか。チートイ決め打ちの4p切りとしたが、西が風牌なので、鳴けた時のメンツ手も保留の4sか2pの方が良さそう。明確な悪手。

 親からリーチが入り、この1シャンテンからはあまり押す気はなく、現物切りながらうまいことテンパイ入れられたらいいなと思っていたが、すぐに親に6000オールのつもられ。

東2局1本場

 北を2枚抜いて、この手牌。先程のよりは戦えそう。オタ風の南から切って、素直に進めていく。

 9mが2枚切れになって、シャンポンが弱くなったところ。3p切って25p両面固定したが、後で考えてみると、9m1枚切って、ピンズの横伸びとドラの西の重なりに備えておくのが良さそう。

 対面からリーチが入ったところ。9m対子落としして、なんとか復活を狙ったが、一発でつもられ、ハネマンのあがり。そこが上がる分には、トップと少しは点差が縮まるので、悪くない。

東3局0本場

 北を1枚抜いて、この手牌。脱法ズル配牌でしかない。メンチンになれば、数えまである。

 3巡目で、メンホンドラ5の147p待ちテンパイ。本当に、ただのズル。ダマで倍満直撃を狙うか、リーチしてツモ裏1のトリプルを見るか。巡目も早く、1p対子落としとかが狙える可能性もあるので、リーチしてトリプル狙いに。
9巡目に1pをツモったが、裏は乗らずに倍満止まり。(なんか不満ありそうに見えるけど、全然不満はないし、これで不満言うのは、強欲の塊すぎる)

南1局0本場

 北を1枚抜いて、この手牌。役牌の中が対子で、形も悪くはなく、5800は確約されていて、これをあがれば、一旦ぱわふさんを逆転する。素直に1mからの切り出し。

 中が鳴けて、手を進めていたが、下家が赤5pポンした場面。実はもう、この時点で、結構場が煮詰まっています。その理由を書いていきたいと思います。(ちょっと難しい話になるので、この辺はサッと読み飛ばしてもらっても大丈夫です)
 まず、5pポンなので、タンヤオかと思うかもしれませんが、6s対子落としをしています。これで普通のタンヤオドラ◯が出てくることはまずないですし、そもそも、自分の手とあわせて考えてみると、タンヤオだとして、タンヤオを構成できるターツが足りてなさそうです。
 次に、トイトイも、出てくることはあまりありません。もしも、トイトイだと仮定します。その場合、ポンした後の下家の手牌が、XXXYYYZZWWとなっていて、6s対子落とし前の手牌まで逆再生すると、候補としたら、55p66s+XXXYYZZWW or XXXYYYZZW の2種類あります。(ただし、X,Y,Z,Wは互いに異なる5p6sではない牌)前者の場合、次に、自分の持っていない牌を持ってきたら、チートイのテンパイなので、5pは鳴かないのが自然です。後者の場合、Wが余剰牌の四暗刻1シャンテンなので、6s対子落としが不自然で、また、XかYを切っておけば、大体チートイでテンパイするので、なさそう。ただ、唯一例外があって、それは、55p66sXXXYYYZZWの状態で、Wをツモってきて、ZやWが他家から切られて鳴けそうな牌の時です。この場合、チートイよりもトイトイの方があがりやすいです。その時ぐらいしかトイトイが出てこなさそう。下家の手は、95%ピンズのホンイツだと思っていました。
 最後に、ダンラスの対面がこの巡目に赤5pを切ってきたことについてです。2枚北を抜いているとはいえ、使えるならば当然打点のために残しておきたいはずなので、めちゃくちゃ手がバラバラなところからは切らないはずですし、河も萬子や字牌からの切り出しで、普通なので、大体1シャンテンぐらいにはなってそう。

 下家が1pを手出しして、6sをツモってきた場面。これで、下家はトイトイの可能性が0になりました。ピンズが一応余りましたが、ここから対応していくと、終盤に手詰まる可能性があるので、テンパイかもしれないけど、6pから勝負しました。6pと9pの切り順ですが、6pよりも9pの方が鳴かれやすいからこの選択にしました。

 下家に2副露入った場面。流石にテンパイ濃厚なので、9pは切れない。1s切って、まだ粘ってましたが、6sとか切って、対面に対する現物1s残した方が良かったなと思いました。この局は、対面から下家への12000横移動で終わりました。親被りしなかっただけセーフ。

南2局0本場

 下家とは、15800点差。残り2局なので、満貫2回あがれば逆転できる位置。北を1枚抜いて、手牌は1シャンテン。カン6pターツをどうにかしたい。

 ツモがズルすぎて草も生えない。何も考えず、当然リーチ。ちなみに、この6pはラス1だった。

 流石にこの6p引いたらパッツモやろとか思っていたら、本当にパッツモ。裏は乗らずに満貫。フリーなら、まだ牌山が積まれているだろうから、待っている時間めちゃくちゃ気まずいし、裏乗らんかーとか言ったら、多分同卓拒否されると思う。

南3局1本場

 前局は、九種九牌で流れ、1本場。トップとは5800点差で、16003200ツモ、6400以上の出上がり、3900以上の直撃でトップ。北がないので、メンピンドラ2とかダブ南ドラ2構想で手を作っていく。

 白が重なったが、鳴いても打点が現状足りないので、スルーの予定。平和にはならなくなったので、役牌とドラ重なり、チートイ全部を見て1p切り。

 白が暗刻になりました。これで、リーヅモ白+1翻(北とか裏とか一発)といった、西を使わなくても良くなるコースでもトップが見えてきた。ここで何を切るか。西は、重ねた場合に鳴いての満貫があって残す。南と発の選択だが、見た目枚数は南が1枚見えていて、重なりづらいが、今回は自分にとってダブ南なので、重ねた場合にダブ南白の3翻が確定し、北や赤を1枚引いてきたら条件を満たすので、生牌の発切り。

 ドラの西が重なり、これで、西が鳴けて条件を満たす手が出来ましたが、直後に親がツモ。3200は3300オールで連荘。

南3局2本場

 トップ条件は依然として変わらず。リーヅモチートイかリーヅモ一盃口ドラ構想で手を進めていく。

 白が重なって、チートイ1シャンテンに。とりあえず6pを切ったが、今度は、白ホンイツ赤の満貫ルートがあるので、この時点で1s8s9s白は全てポンするつもり。

 下家に西を鳴かれたところ。ここで南を切るかどうかで、実質チートイかホンイツかの方針を決め打つ。下家は4p切りの後に西ポン出し南なので、手はそこそこ整っていて早そう。チートイ決め打ちの場合、南単騎構想ならば少なくてもソーズの中張牌を2枚切る必要があり、切って鳴かれた場合に下家のテンパイ率・あがり率が高くなるので、チートイを実質諦めるような南切り。

 8sツモで、2p対子落としでソーズのホンイツ一直線。

 ラス目の親からリーチが入り、同巡にメンホンテンパイ。満貫あるので、どこからでもあがれるが、待ち選択。現物7s切って1s9sのシャンポン待ちか、7s早いから8s切って現物のペン7s待ちかで、自分は前者を選択。見た目枚数もあるが、下家をケアすると7s切りしかない。というのも、先ほどの南切りではテンパイかどうかがわからなかったが、その後、ずっとツモ切りで、ドラもノータイムでツモぎっていたので、結構テンパイに見えていました。その場合、8sが当たる可能性もあり、自分が放銃しては元も子もないので、7s切りを選択。

 実際、下家はテンパイで、58sは放銃になってました。58sとは決め打ちがたいが、テンパイであることを読めていたのはよかった。この局は、下家が勝負した3pで18000の横移動。この横移動は、自分にとってすごく都合がいいものだった。

南3局3本場

 現状トップなので、あがればトップ確定の状況。リーチは打ちたくない場面で、何か役をつけたいので、ピンフか発の重なりに期待し、西からの切り出し。
 ちなみに、下家とは12600点差で、下家のトップ条件は、自分に6400以上の直撃、ハネマンツモ、親から倍満出あがりであるが、ここで自分は勘違いをしていました。それは…
 ハネツモは同点で席順で自分がトップだと思っていたことです
 これが後に重大なミスに繋がるんですけど…

 巡目が進んで、役なしの1シャンテンに。手なりなら当然6p切りだが、この局のテーマとしては、できれば役ありにするということなので、6pを切ると、4578pを持ってきた時に、役ありピンフの1シャンテンに取れなくなるので、9s切りを選択。ちなみに、2p東が暗刻になった時は、流石にテンパイはとるけど、これまたリーチ判断が難しい。

 1pを引いてきて、ここで6p切り。3pが入れば、役ありピンフのテンパイになるので、持っておく価値あり。

 役なしテンパイ。東が2枚切れなので、当然ペン3pに受けるが、リーチをするかどうか。自分がリーチしても、親はラス目でいくしかなく、下家は自分に放銃しても着順が落ちることがなく、むしろ直撃チャンスとなっていて、2人とも降りる理由がないので、このリーチは自分にとって損なことしかなく、当然ダマ。3p筋だから出るんじゃないって思う人がいるかもしれないけど、2p切りリーチでそう簡単に3pなんか出ません。まして、ここまで残ってきたメンツが易々と降りて3pなんか切らないです。

 下家からリーチが入り、一発目に生牌9mを掴み少考。ここで、条件を勘違いをしている自分はこう考えていました。
 北抜いてないけど、それ本当に倍満ツモいけるの?単純に素点回復、あわよくば直撃でトップ狙いか…じゃあ俺が行く意味ないからベタオリだな
 
ということで、5pを中抜きして、徹底的にベタオリを開始。自分で守備型のお手本とか言って放銃したら、流石に笑いものにされるので、何があっても放銃はしない。ここからは、自分の気持ちを交えて書いていきます。

まなや「3pツモってたけど、まあ9mで一発放銃して着落ちの方が遥に罪なのでまあいいや」

 数巡後、下家がツモで、カットイン演出。開かれた手は、チートイドラドラの中単騎。
まなや「ほーん、チートイ中単騎か。9mとかいってたら中も止まってなかっただろうから、ベタオリでよかったわ。ん?ドラドラあるやんけ、裏裏の20%倍ツモトップに賭けてきた。裏だけは頼む、やめてくれ。」
※ちなみに、この時点で捲られていますが、本人は気づいてない模様

まなや「うおー、耐えた。これでトップやな。」
※何回も言いますが、捲られてます

まなや「あれ?なんで捲られた?本場勘違いしてたか?いや、そんな事ない…あっ俺条件勘違いしてる、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 条件戦は、おじleagueとかで何回も経験しているし、自分が勘違いすることはないだろうと思っていたのか、こんな大事な双聖戦決勝でやらかしました。本当に怖いね。

 こんな感じで1回戦が終わり、取れたかもしれないトップを逃しました。まだラスじゃないだけマシだが、このミスが、後々ひどいことになるかもしれないと終わってからずっとビクビクしてました。(ちなみに、条件勘違いしてたとか言えないので、応援配信のところでは一切そのことには触れなかった)

 今回のnoteはこれで終わりで、次回は2回戦の模様について書きたいと思います。ここまで長いnoteを見て頂き、ありがとうございました。

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