第6期双聖戦決勝振り返り 2戦目
どうも、まなやです。前回の続きで、今回は2戦目の振り返りをしていきたいと思います。まず、今のポイント状況はこちら。
ぱわふさん +39.2
まなや +8.9
あわいさん -48.1
ここで、ぱわふさんにトップを取られると、最終戦、かなり厳しくなるので、それだけは阻止したい状況。自分がトップとるのが一番だが、それが現実的に厳しい状況ならば、ぱわふさんの着順を落とすことも視野に入れていました。1戦目の条件確認ミスとかで引き摺らないように、顔を洗ってリセットしてました。
東1局0本場
西家スタート。配牌で中が暗刻は嬉しいが、愚形があって、すぐにテンパイするかは微妙。西とか発が重なったら、ソーズのホンイツまである。とりあえず、1mから切ってまっすぐ進める。
愚形ターツばかりできる。ホンイツは捨てて、素直に字牌を切っていく。
一応1シャンテンで、ペン3pターツ払い。7s引きはダマテンで両面変化を見て、6p引きは早い巡目ならリーチするつもりでした。
親からリーチがきた場面。現状、ポイント状況でラス目の人からのリーチなので、こことは戦う意味はない。9pは現物なので切るが、次に6pとか7s入っても、この状況で生牌の南を切って良いのかもあるし、当然リーチなんてご法度。
生牌の9mを持ってきて、6sを中抜いて、ベタオリ。ドラなし中のみで到底押せるわけがない。この局は、上家が3s切ったら対面からロンの声がかかり、12000の横移動。悪くない横移動。
東1局1本場
北を1枚抜いていて、中が対子で、ターツオーバー。チャンタがくっきりと見えるが、捌くのがむずそう。とりあえず、白切りで様子見。
中を鳴いたけど、これは明確に悪手でしたね。遠くて安い仕掛けなので。実際、公式の配信でも、渋川さんに言われていましたし、なんなら自分でも、打っている時に思ったぐらいなのでね。自分の悪い癖で、こういう手でも役牌1鳴きして、とりあえず役を確定させて手を進め、リーチきても持ち前の守備力でどうにかなるやろとか考えてたけど、最近はこういうのを減らしていただけに、悪いところが出てしまっていた。
上家からリーチが入りました。ちゃんと、仕掛けを咎められました。ホンマごめんとか思いながら、マンズを切って回っていく。すぐに親からもリーチが入り、上家が親に18000振り込んで、横移動。放銃しないだけツイてた。
東1局2本場
北1枚抜いて、この手牌。ドラ3で、1メンツ完成している。三元牌重ねるか、リーチを打ちたいところ。とりあえず、9mからの切り出し。実は、この状態、あわいさんがポイント状況では瞬間トップ目に立っているので、あまり親をやり続けられると、今度はあわいさんの方も意識する必要が出てくるので、そろそろあわいさんの親を流す必要があった。
ここで、白を切らずにふわっと9s打ってたが、なんで9s打ったのか覚えていないし、明確にダメな打牌。6sヘッドの時に、ペン7sの受け入れを拒否しているので、ダメ。この記事書いてる時に、こんなひどい打牌見て、自分でもびっくりするレベル。
巡目が進み、5p引いてきて、何を切るか。平面受け入れなら、両面2つとシャンポン受け入れの残る6s切りが1番広いが、4p2度受けがあるのと仕掛けている上家をケアして、9p切り。
親からリーチが入り、現物ばかり切っていたら、8p8sシャンポン待ちテンパイ。役ありかつ打点は十分で、この手は勝負する価値があるので、1枚切れ1mをプッシュして、ダマに構える。何かきつい牌を持ってきたら、降りもある。
この1枚切れ9mもプッシュ。直後に親にツモられ、6000は6200オールのあがり。親にたくさん連荘されるのもあんまり良くない。
東1局3本場
役牌の東が対子で、5ブロック揃っている。多少形は悪いが、あがりに向かわないと、どんどん親が連荘してしまうので、手なりで進めていく。9mからの切り出し。
巡目が進み、親から切られた東はスルー。ポンしても、残っている形がそこまで良くなく、早くなってないし、雀頭が無くなってしまう。2局前の反省を活かせている。
少考した場面。親の仕掛けに対して、自分の手が間に合ってないように思え、上家に後々切りづらくなる8s切り。打点はわからないけど、この手から放銃はやってないように思ってました。
降りてたら、1シャンテンに復帰。先程とは違って、自分の手はドラ5で、手牌価値が圧倒的に高くなっていて、テンパイしたら危険牌を1牌プッシュする価値が出てきました。とりあえず、ノーチャンス1枚切れ9sをスッと切る。58s引き戻した時は、2枚切れとはいえ巡目次第では(2段目までなら)カン3s待ちリーチをするつもりで、3s引いた時はフリテン58s待ちダマに構えるつもりでした。
またも危険牌を掴んだが、今度はカン8pとソーズのリャンカンとして見ることができ、フリテンの解消にもなる7s切り。こういった粘りは、昔はできなかったが、実戦でもできるようになってきました。
ど終盤で、カン8p待ちテンパイだが、2sは切らずに、東の対子落としで迂回。そもそも、ピンズの愚形待ちで、他家2人にもたれてそうで、そこまで上がれそうになく、残りツモ番が1回で、リーチするほどでもない。また、親の最終手出しが1sということもあり、単純両面25sだけでなく、2sと何かのシャンポンに当たる可能性も高く、普通の無筋よりも当たりうる。これらの理由から、テンパイ取らずの選択になりました。この直後、親がツモり、2000は2300オールのあがり。
東1局4本場
北を1枚抜いて、この手牌。愚形ばかりで、やる気があんまり出ないが、とりあえず、オタ風の南からの処理。
巡目が進み、1シャンテンに。タンヤオを強くみて、9p切り。テンパイすれば、ダマにするつもりでした。ちなみに、盤面としては、上家が、中を鳴いてから、9m対子落としをしていて、結構形は良さそうで、親は、47pの中張牌を切っていて、ソーズをたくさん持ってそうだと思ってました。
6pを引いてきて、リャンカンの選択。ここは、見た目で6sが1枚見えていて、7s切りを選択。ドラのカン4sを固定。
赤5pを引いてきて、テンパイ。タンヤオドラ3で満貫あるので、ダマに構える。リーチしたところで、中筋の4sはそう簡単には出てこないが、ダマならポロッと拾えるかもしれないのもあった。数巡後、トップ目の親から出て、8000は8800のあがり。とりあえず、局を進めることができた。
東2局0本場
先程あがったけど、この手牌。北も抜いていなくて、ドラの発が重ならないとやる気が出ない。
北を2枚抜いてきて、ここで手牌をスリムにする3s切り。3s横伸びもあるから、本来なら残しておきたいが、今回は、親が7sや8pを切っていて早そうなので、親のリーチが来る前に、危険牌の先処理をし、比較的安全な1枚切れの西を手に残しました。
親がダブ東をポンして1枚切れの中を切ってきました。この中はスルーしました。というのも、1枚切れ字牌が么九牌より後に手出しされていて、親の手牌はかなり整っている、すなわちテンパイか好形1シャンテンだろうと思っていました。打点については、発を持っているかどうかなので、2900や赤が1枚含まれて5800から発暗刻の18000クラスまであり、読めません。ただ、この中を鳴くと、将来的に発を切らざるを得なくて、それでロンされた場合には、ラス争いに巻き込まれてしまいます。5200の手で押すには見合わないと判断し、ここからは受けながらの進行に。
実際、親は36s待ちテンパイで、打点こそ3900でそこまで高くないものの、1s暗刻が発暗刻でもおかしくないです。この局は、対面がリーチをかけて、パッツモしてハネマンのあがり。トップが遠のいていく…
東3局0本場
北を1枚抜いて、この手牌。手牌は、ドラ3とはいえ、メンツもなく、普通に進めても間に合うかわからないので、字牌の重なりに期待して、9s切り。9pはピンズのイッツーを遠くに見ていて、残しました。
9s切ったら、すぐに7s引いてきて、あーあとなってたけど、狙い通り字牌を重ねて、7s切り。4対子で、一応チートイも見ていました。やりたくないけどね
チートイ1シャンテンで、1s切り。ピンズの方が場に安いように思い、この選択に。
巡目も進み、4sを切ると、上家がポンして生牌の南切り。上家の仕掛けは、間違いなくタンヤオのみとかは出てこないです。というのも、5sを4巡目に切っていて、4sポンをしているので、すでにその巡目で両面36sのドラ受け入れを拒否してまで4s対子を固定しています。普通のメンツ手ならば、あり得ないことです。ということで、上家は、縦の手(チートイやトイトイ)しか出てこないです。ただ、この手は勝負手なので、ある程度は勝負します。ここで降りてたら、余計にトップが遠くなってしまうからね。
ドラが暗刻になって、チートイ1シャンテンからメンツ手の1シャンテンになって、6pを勝負。上家に放銃しても、あっても8000だろうし、自分の手を優先。この巡目なので、発以外からでも鳴いて、発バックのテンパイもとるつもりだった。
発と南のシャンポン待ちでテンパイ。南は、山にいそうで、発はもたれている可能性が高い。ただ、ダマにする理由がないので、当然リーチ。ツモれば三暗刻もついて倍満まである。
望外のパッツモ裏3でまさかの親の数えまで化けました。打っているときは、今年の運を全て使い果たしたと思った。
東3局1本場
先程の親の数えツモにより、トップ目とほぼ並びに。ひと上がりすれば、トップには瞬間的にたてそう。北を抜くと、カン5sを引いてきて、メンツ完成。普段の自分を知っている人からしたら、不正を疑うレベルのツモの良さ
完全に流れは自分に来ているのかと思いきや、2軒リーチになって、当然真っ直ぐいけるはずもなく、1m対子落としで迂回。対面から上家へ12000の横移動で親流れ。展開は悪くない。
南1局0本場
2着目の対面とは10100点差で迎えたトップ目で、この手牌。打点こそないものの、発が暗刻で、ダマでさっとあがりたい場面。とりあえず、9m切り。
親が中をポンして、安全牌の1m切り。東2局のところでも書いたが、親の手牌は整ってそうで、テンパイの可能性も十分ある。ここで東を切ったが、鳴かれてもおかしくないし、なんならロンされてもおかしくない。その上、テンパイしても大体愚形待ちで、上がれる保証もない。ちょっとぬるかったかもなって反省。
親が4s手出しした後に、生牌の南を引いてきて、赤5p切りで、ほぼオリ。南が重なっても9pいくかは微妙でした。公式配信では、南を切らなかったことに対して、渋川プロにえらいって言われました。褒められて嬉しかったです。
1枚切れでシャンポンか単騎に当たらない1sとか9mはふわっと切ってたけど、ベタオリならこれすらも切らない方がよかったと見返して思いました。終盤になって、親が満貫のツモあがり。再び、対面にまくられて、60000点持ちなのに2着とかいう、普通ではあり得ない状況に。この局は、反省点が多かったです。
南1局1本場
手牌は、九種九牌だが、、上家に北を抜かれて、流せない。しょうがないので、国士でもやる。
親に仕掛けが入ったけど、河が強すぎるて、今から降りきれる保証は当然ないので、国士というよりは危険牌の先処理を目的とした、3p切り。ソーズを鬼引きした時にホンイツは一応残した。次の仕掛け入ったら考えるかと思っていたら、親があっさり700は800オールのツモあがり。
南1局2本場
上家から切られた、自風の西は鉄鳴き。東1みたいな親無双をさせないために、全力で流しにいく。
36p待ちでテンパイしていたところで、3s引き。実戦では、ツモぎったが、9s手出しした方がよかったかなと思った。9s残した理由は、上家現物だからという理由だけだが、3s残しておいた方が、36p待ちが少しボカせるのと、スライドできる牌が多く、メリットがたくさんありそう。細かすぎることだから、ぶっちゃけどうでもいいことだわと書いてる時に思った。
親からリーチが入ったが、当然ゼンツ。赤が自分から全部見えていて、ドラも切っていて、親はそんなに高くない。生牌の南をノータイムでツモ切り。ここが勝負所だと思っていました。
両無筋の5sも当然切る。(ちなみに、3sところで9s切っておけば、1筋勝負の8s切りでよかったとかいうのはぐうの音も出ない) 次巡、3pをツモって、12002200のあがり。めくりあい勝てたのは大きい。またしても、対面を捲った。
南2局0本場
北を1枚抜いて、この手牌。チャンタとか見えるかもしれないが、チャンタとかいう役はこの世に存在していないと思っているので、素直に9m切り。できれば自分で上がりたいが、1回ぐらいなら親にあがられてもいいとは思っていた。対面に高い手をあがられるのだけは嫌だった。
いつも通り、1段目リーチが飛んでくる。あまりに早すぎて、現物を準備してなかったので、1mの対子落とし。親リーチに歯向かう理由は一つもないので、当然のベタオリ。数巡後、対面からもリーチがきたが、対面が親の当たり牌を掴み、12000の横移動。展開としては、自分にとって、非常に都合のいいものでした。
南2局1本場
2着目とは16200点差で迎えた場面。ここで、自分が上がれば、オーラス、対面のトップ条件が厳しくなり、自分にとって非常に有利なものになる。手牌は、北を1枚抜いていて、役牌を重ねるか、上手く横に伸びて、平和手になるかといった感じ。1mからの切り出し。
親が、中張牌をバラバラ切っていて、早そうに見えたので、親の現物の8pを残しておいたら、重なって、チートイの1シャンテンに。メンツ手をみる進行は、そもそもシャンテン数が3シャンテンと非常に悪く、テンパイしても大体役なしシャンポンが残ってしまい、リーチをしないと他家からはあがれず、さらに、リーチしても、他家2人はそう簡単に降りてくれる点数状況でなく、むしろ直撃チャンスを与えてしまう。ダマでもあがれるチートイの方がリスクを冒す必要がなく良いと判断し、4s切り。
対面が1sを暗槓して、リーチ。北を抜いていないとはいえ、こんなチートイ1シャンテンでは、テンパイでも無筋や生牌を勝負するほどではない。むしろ、放銃して、裏がいっぱい乗ったりすると、トップを捲られた状況でオーラスを迎えてしまい、そちらの方が罪なので、現物を切っていく。
なんだかんだ、チートイ1シャンテンで粘っていたが、6sを持ってきて、少考。というのも、親が、ノーチャンスとはいえ、生牌の7pを切ってきた。この点数状況で、親が降りるはずがなく、今テンパイしている可能性はある。また、自分がベタオリしていることは、親からも河を見たらわかることなので、もしかしたら親が36s待ちでテンパイし、役があるならば、ダマにして自分からの直撃を狙っているかもしれない。よって、今通った7pを合わせ打ち。リーチ者だけでなく親のケアもしていく。
残り2回のツモ番で、対面にツモられ、裏4の倍満のツモあがり。実際、親も7p切りでテンパイでした。6sがあたりではないとはいえ、ちゃんと親をケアできたのは、よかった。
南3局0本場
まさかの、自分と対面の持ち点が59800点で、自分が席順2着でオーラスを迎えるといった普段なら起こり得ない状況。あがれば当然トップだが、流局して自分テンパイ対面ノーテンでもトップになる。全員の立ち回りとしては、おそらくこうだろうと思っていました。(他2人に関してはあくまでも自分の想像です) (敬称略になります)
まなや・・・着順ダウンがほとんどないので、オリだけは絶対になく、育鹿梨子ちゃん。他家のリーチとか聞こえない。地の果てまでゼンツ。
あわい・・・自分がトップにならないと、優勝は厳しくなるので、行くしかない。ただ、ぱわふさんとは、まなやをトップで終わらせたくないという協力関係ができそう。
ぱわふ・・・まなやをトップにしたまま終わらせると、自分の優勝は厳しくなる。自分があがる場合は、ツモかまなやからの直撃で、自分のあがりが厳しい場合は、あわいさんがテンパイだと思えば、差し込みまである。
さて、自分の手牌は、役牌の中が対子で、5ブロックあり、仕掛けもできる。1mを切って、まっすぐ手を進める。ちなみに、西や4pが出たら、ポンして中バックでも進めるつもりでした。東1とかなら、そういう仕掛けはやらないが、今回は状況が違います。というのも、あわいさんは必ずと言っていいほど、あがりにいくので、役牌を絞る余裕がないです。止めると、自分の上がりだけでなく、テンパイも厳しく、テンパイノーテンでも変わる状況で、役牌を絞ることはできないです。実質、2人で、掘り当てている状況になり、自分があがりやすくなっています。あわいさんのその状況を逆手に取れるのが、今の自分の状況です。
形も良くなり、4p切り。鳴ける牌は当然全部鳴く。
テンパイ。西が出ても役がなくあがれないので、当然のリーチ。自分にあがられたら捲られてしまうので押すしかないあわいさんから中が出て、満貫のあがり。トップで終了。
1戦目に続いて、2戦目もバチバチの殴り合いでしたが、しっかりトップ取れたことはもちろん嬉しいし、1戦目トップのぱわふさんと大きなトップラスを決めることができたのが、何よりもよかった。素点もかなりあって、最終戦は、かなり有利な立場でスタートできそうと思っていました。
今回のnoteはこれで終わりで、次回は最終戦の模様について書きたいと思います。ここまで、長いnoteを見ていただき、ありがとうございました。
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