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3話『期待を胸に』


勇者「魔法使いか…傷も綺麗に治せるんだろうなあ。例えば…」

【妄想劇】
勇者「くそ、スライムのせいで火傷を…」
魔法使い(美少女)「大丈夫ですか?急いで手当しますね!」
勇者「いや、これくらい大丈夫さ!」
魔法使い(美少女)「動かないで!」

魔法使い(美少女)「よかった!綺麗に治って」
勇者「ありがとう、君のおかげだよ。良かったら……ぐへへ」


勇者「うひ、うひひ。勇者も悪くねーぜ!」
受付嬢「……」
勇者「あ…魔王を倒す事で人助けができるなんて勇者も悪くないなって…」
受付嬢「も、勿論理解していますよ勇者さん。魔法使いの方をお連れしました。」
勇者「ああ、ありがとう。(絶対勘違い
されたよ…勘違いじゃないけど…)」
受付嬢「では、失礼します」

魔法使い「はじめまして。魔法使いの『マナ』です」
勇者「よろしく、魔王討伐を頼まれた勇者です(はい、女神と。容姿端麗という言葉が似合う女性だ。低身長だが、綺麗な長髪でとても大人っぽい。最高過ぎる)
マナ「勇者さん弱そうですね。魔王に勝てるんですか?」
勇者「は?」
マナ「まあ、良いでしょう。早く街を出ましょう」
勇者「まてまてまて」
マナ「何か?」
勇者「俺に指揮を取らせて欲しいってのとお前は人のこと言えるのか?」
マナ「というと?あと、お前ではなくマナです」
勇者「本当に魔法使えるんだろうな?悪いが、使えないやつを仲間にする気はない」
マナ「確かにそれはそうですね。わかりました。簡単な魔法をお見せしましょう」


初対面で勇者を馬鹿にした魔法使いのマナ。
彼女の魔法力は一体どれ程なのか。期待と異なる女性だが、勇者は仲間に入れるのか。

次回『勇者交代!!』

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