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お留守番日記 10/4

これは、私の取るに足りない日記で、特になんの考察もなく、読んでもひとつも面白くありません。非公開にする方法がよくわからなくって、とりあえずこのままです。うっかり開いちゃった方、ごめんなさい。

久しぶりの、人生初体験。
先日お医者さんにいって、まあ持病があるから毎度血液検査をするように言われるんだけど、今回は、「いつもクエスト(アメリカで、血液検査やら尿検査やら、検査専門の医療施設)で検査する数値の他に、これこれこんな数値も見たいから、血液検査が自宅でできるようにテクニシャン(血液検査などをしてくれる人)を送るね。 無料だから。と言われた。
無料と言われても全然信用できないから、「いや、自分でどこにでも行きます」って言ったんだけど、なんだか先生が推してくる。キックバックでもあるんかい? それにしても自宅って。えー?そんなの初めて聞いた。

で、予約を取って、いざテクニシャンが来ることになった。
本当は朝10時半に来る予定だったけど、昨日電話があって、「家族の緊急事態だから、明日の予約の時間にいけなくなった。明後日でもいい?」
まあ全然いいっすよ。
そうしたらまた今日電話があって、「今日の午後なら行けそうだけど、どう?私も他にも仕事してて、なかなか都合がつかなくて」とのこと。
まあ全然いいっすよ。今日休みだし。
で、またまた電話があって、「いま近所にいるから10分くらいで行けそうだけどどうかしら?」って。結局、最初に取った予約くらいの時間に。
ってか、家族の緊急事態どうなった?
テクニシャンが言うには、「いまね、他の仕事してたから、ナースのユニフォームじゃないんだけどいいかしら?びっくりしないでね?」

で、いざ我が家におでまし。びっくりしましたね。
ドクロのTシャツ、短パン、つっかけサンダル。
両手両足にいろんなタトゥーが入りまくって、超長いとがった爪、つけまつげバッサー。自由の国アメリカって感じ。でも、我が家の玄関に靴が揃えて脱いであるのを見て、「靴脱いだ方がいい?」って聞いてくれた。やさしい。
見た目によらず、超テキパキと採血の用意をして、私がおずおずと差し出した看護師泣かせの血管がよく見えない腕を、指で軽く触ったりはじいたりしながら「うん、全然行けるわー。」鮮やかな採血の技であっというまに終了。痛みも全く無し。うれしすぎて、お礼言いながらハグしちゃったよね。

彼女に、「採血最高に上手だね。」って言ったら、「うん。私この仕事が好きでね。2007年に学校出てからずっとやってるのよ。(ってことは16年。ベテランだな)患者さんは、みんなそれぞれ痛みやら悩みやら抱えてるでしょ?採血だって、相当のストレスだよね?だから、そのストレスをできるだけ減らせるように、毎回丁寧に優しくやってるの」だって。かっけー!
惚れましたお姉さん。自分の仕事も、100人いれば100通りの性格のキッズが相手だから、まさしくそういう目線でやらなきゃいけないなーって、仕事のやりかたを振り返るきっかけになりました。
いやー、いい経験というか、あなたに会えてよかった。




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