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第一回リーダーズ講座 

第一回 リーダーズ講座
株式会社nanocolor 代表取締役社長川端 康介さんの講義を拝聴しました。

前提として、私はマーケティングやブランディングについて語れる知識はほぼ0でしたので、まだまだ理解が追いついていない部分も多いです。

言い訳をさせていただきますと、、、
10分前に仕事が終わり、急遽カフェに入り聞いていたのですが、途中接続が悪く退室になったり、閉店時間が来て仕方なく電車で聴くことになったりと、途中講義を見れなかった部分があります。
私の至らない知識で誤解があってもいけないので、今回はその部分の記述は避けますが、資料は頂けたので後日学習に役立てたいと思います。

「ゴール」「思考」「知識」について

川端さんが前提として大事だとする3つのことです。
まずゴール、ゴールはどの視点に立つかで見据えるゴールと、その後のアクションは変わってきます。
自分で咀嚼した例ですが、経営者から見たゴールが「利益をあげたい」だったとします。では社員にとっての達成すべきゴールは何でしょうか。恐らく、事業の計画値を達成するために「人件費を削減する」だったり「受注額を増やす」になるのでしょう。

次に知識、知識は構造化/相対化で解釈が変わるとのこと。
50代に人気な商品A(ダーゲットの範囲は40〜50代)があったとします。
その商品の顧客属性で一番多いのは50代なので、50代の人気も高くなります。
一方で、実は40代にはそこまで喜ばれていないという見方もできます。ターゲットとしては40代も含まれているので、40代の人気が獲得できないということは全体の人気としてはイマイチなのかもしれません。

そして思考。「技術や知識を知恵に変えるのが思考」という言葉が印象的でした。
LPを作る技術があったとして、思考を放棄して「クライアントの言う通りに」作った場合、それは知恵にはなりません。自分の持つその商品の知識や、自分の持つ技術から仮説や検証を繰り返すことで、知恵が蓄積していく。それがスキルと呼べるものになるいうことに納得感があります。やはり情報収集とトライアンドエラーが大事だと実感しました。
初学者で知識や技術もまだまだですが、同時にこの”思考”にも磨きをかけたいところです。

あるべき姿とありたい姿

どんな軸のデザイナーに「なりたい」か、「なるべき」か。
漠然としたイメージでしか説明できない自分の将来像に不安を感じつつ、
これからの姿を考える良い機会となりました。
自分の軸をつくる3つの指標として挙げられたのは以下の3つ
・ビジネス
・クリエイティブ
・テクノロジー

そして、これらを全て完璧にすることにこだる必要はないのです。
大事なのはありたい姿とあるべき姿のすり合わせです。
自分が「何を軸にしたデザイナーでありたいのか」に対し、クライアントが求める「あるべきデザイナーの姿」というのがかけ離れていると、結局選ばれない。

そして、この「ありたい姿」と「あるべき姿」が、「ブランディング」と「マーケティング」の考え方に似ているという話から本題へと繋がります。

ブランディングとマーケティング

「ブランドの思いをカタチに」とは響きがいいもので、ブランディングについて未知の私からするととてもキャッチーでよく聴くフレーズです。
ですが、ブランドの想いを表現するだけで、顧客に選ばれるかと言えばそうではない。
生活者が購入や使用、体験を通じてブランドの便益を認識し、満足度を得る。その体験が積み重なることで。消費者にとってはブランドが特別になります。そうして市場で選ばれることが、ブランディングのスタートであり、選ばれるためには消費者に、自社ブランドにどのような価値があるかを認知してもらう必要があります。

これを無視してブランドのありたい姿だけを表現しても、消費者が特別に思わなければそのブランドは選ばれないので、市場のニーズにも応えていくことが大切。そうして最適化された姿が「あるべき姿」と言えます。

◆ブランディングにおける3つの設計

  1. 「在りたい姿」を決める 概念の設計

  2. ビジネス成果に紐づける 仕組みの設計

  3. ブランドの一貫性を守る 機能/意匠の設計

この3つは連動して実施されるべきで、概念を作ったら、選ばれるための仕組みや戦略も同時に模索していくことが重要です。では選ばれる続けるためにはどうするか?ブランドに対する信頼を得ることが大切です。消費者の期待値に対し、自社ブランドのパフォーマンスが期待を上回った時、ブランドに対する信頼が生まれます。その信頼が手放したくない理由になっていきます。

選ばれる理由と仕組みを作り、選ばれ続けることがブランディングであり、
顧客視点での「在るべき姿」を追い求めることがブランディングの肝になりそうです。


と、恐らくこの辺りから講義が一部聞けず、、、
上手いことまとめられそうもないので断片的に得られた情報を箇条書きで残しておきます。

  • 顧客は「C Vした人/しなかった人」の2種類ではなく、「購入検討したができなかった人/しなかった人」もような獲得層に近い未獲得層がいる。

  • 購入してくれそうな人を取りこボサない

  • 目立つ顧客の声がニーズの中央値なのか、稀有な声何か判断せずにプロモーションをすると獲得数悪化になることもあるので注意。



事前課題FBで印象的だった話

差別化

この講義を受けるまで、「差別化することで価値が出る」「競合との差別化により顧客を獲得できる」と思い込んでいましたが、大きな勘違いでした。 
競合との差別化は、肝心の顧客からしたら価値がないかもしれない。パン屋の話が良い例で、他のパン屋と差別化されているから顧客はそこのパンを買うわけではないのです。

差異を価値と感じるのは、他社で満たすことができない不満を解消できるからです。つまり、その不満に対して価値を提供できれば、ニーズに応えた結果、意味のある差別化が行われたと言えます。

ペルソナ

都合のいいペルソナを用意していないか?
ギクリとしました。
自分が理想とするターゲットに無意識に寄せて行きがちで、本来「あるべき姿」を模索していくはずが、「ありたい姿」に「あるべき姿」を合わせていくことになってしまう。(デジLIGでの課題制作の時にそれをした心当たりがある)

ペルソナを作ることよりも重要なのは、市場調査や口コミの調査。とにかく大量の情報や事実を集めて、仮説を立てたり検証したりと分析を進めていく。得られた情報から、ターゲット(ペルソナ)を選定していくことができます。


ここまで拙い文章でしたが、この講義を受けられてよかったです。
今はまだブランディングやマーケティングをじっくり学べる時間を捻出できそうもないですが、せっかくなので書籍を読んだりして知識を蓄えて行きたいと思います。次回の講義も気合入れて参加させていただきます!




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