国際関係論

今日の学び

国際関係論とは様々な目的があるが、
「いかに戦争を防止して、世界を平和にするか」を学ぶ学問とされる。

リアリズム
現実主義。戦争の原因を考える理論。

ハウス・モーゲンソーは、国家は力を求めるため、権力闘争を行うとした。
→バランスオブパワー(大国A vs 小国B, C, D)が戦争抑制する。
→国際法などの規律も大事とする。

(余談)
アイディアリズム(理想主義)の挫折を受けて、リアリズムができた。
*アイディアリズム:人間性に重点をおく。正しい規則が人や国を正しく行動させる。

そもそも、なぜ国家はパワーを求めるのか。(ネオリアリズム)
ケネス・ウォルツは、国際社会が自国の生存を最優先したり、国際社会が無政府状態であるからパワーを求めるからとした。
ジョン・ミアシャイアーは、どの国も軍事力を持ち、他国の思考が読めず、国家は合理的な行動をとるからとした。

リベラリズム
平和の条件を考えた理論。

人が道徳的、倫理的、協調的であれば、戦争は回避できるという考え。
民主主義が必要不可欠であり、秩序は法・規範が積み重なって達成される。
→国連など。

国家同士の協力は可能なのか。(ネオリベラリズム)
→可能。
国際レジーム論:自分の利益にもなるなら協力する。
相互依存論:力=軍事力だけでなく、天然資源や経済力の相互依存によって、均衡を取ろうとする。
民主的平和論:民主主義同士は戦争をしないのではという考え。

コンストラクティズム
アイディアの役割が大きい考え方。
例えば、ソ連の崩壊=ソ連の土地などは消えていなくて、ソ連というアイディアが崩壊する。

アイディアによって、行動に影響を与える。
規則的作用:アイディアがアクターの行動を拘束する作用。
例えば、独裁国でも、さすがに露骨な人権侵害はダメだよねと行動制限をする。

構成的作用:アクターが集団にふさわしい行動をとるように方向づける作用。
例えば、国際支援する流れができたら、途上国もするように影響される。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?