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【小豆島旅行記⑳3日目~part.4~】最後までプロレスだ!ありがとう小豆島!我々はまた絶対に来るぞ!

土庄港に到着した我々闇グループ。係の人にチケットを出し、乗船待ちの車列に加わる。フェリーに乗ればまたしばらく小豆島から離れることになる。寂しい気持ちもあるが、Twitterでまた小豆島ウォッチができる。しばらくはスマホを見つめっぱなしだと思うが、繋がっていると思えば大丈夫。
そう思いつつ周囲の景色を見渡していた。
その時だった。

横の方から乗船待ちの車列にモチャッと団子になって歩み寄ってくる見たことのある人達が視界に入る。
あれは...!?後ろの車にいるリーダー達に報告を!とスマホの画面に目を落とした瞬間。

あーははははははは!ははははははっ!
私たちのすぐ後の車から信じられない声量で笑い転げる声とバシバシに膝を叩く音が聞こえてきた。後ろの車に乗るリーダーたち先発隊も気がついたのだ。
姿を現したのは、チョーケシ兄やんと妖怪美術館を操るヒト、そして宿舎さんだ。
宿舎さん、弁当の配達わい!
私が思ったのと同じタイミングで、後ろの車からも同様に突っ込む声が聞こえる。
3人は手に横断幕とジャニーズうちわ、そして、小さなダンボール箱を持っている。横断幕には
また会いましょう!
と各国の言葉で書いてある。お見送りドッキリだ。

後ろの車のドアが開いて転がるように先発隊が降りてくる。息ができないくらいに笑いながら。私たちも車から降りる。
兄やん達から小さなダンボール箱がリーダーに手渡される。開くと中には大量のオリーブしまちゃんが入っていた。

あの、提案があるですけどぉ...
ここでディレクターが話す。
今度来る時は休戦協定を結びませんか?
オモロいんです。オモロいし、撮れ高もいーっぱい出来るんですけど、疲れたぁ泣

崩れそうになりながら提案するディレクター。
それを受けて小豆島面白Twitter連合の3人がすごい速さで首を縦に振る。
もう是非!是非そうしましょう!我々もここ10日くらい準備やらでカラダが限界です泣
大人の全力のプロレスは楽しい。しかし、ノーガードでの撃ち合いみたいなものなので、体力の消費もすごいのだ。
こんな話をしていると、フェリーの乗降口が開いた。乗船が始まるのだ。我々は急いで車に乗り、フェリーへ乗船する。
客室を通り過ぎて急いで甲板に向かった。出港まで話していたい。最後見えなくなるまでこのプロレスを受けていたい。

船が動き始めるまで約15分、甲板にいる我々と港のアスファルトの上にいるお見送り隊は話をしていた。
私はふと、小学生の時、担任先生が聞かせてくれた遠距離恋愛の辛さを説く話しを思い出していた。
船の別れは残酷や。ずーっと見えとるけん、その間ずーっと寂しい想いをお互いがせんといかん。それに比べて飛行機は...」
小学5年生相手に何を説うておるのか...と子どもの私は思いつつ話を聞いていたのだが、そうか、このことか!
なるほど、この絶妙な距離感がずーっと寂しい。約30年の時を経て、先生の言っていた事を理解した瞬間だった。
私が1人カミナリに打たれていると、船のエンジンが回る音がし始めた。

少しずつ船が動き始めたのだ。
手を振る我々。岸では3人が横断幕片手にうちわや手を振っている。
「絶対にまた来まーす!」
と我々が叫ぶ。
「しばらく大丈夫でーす!」
笑いながら3人が叫ぶ。我々もなんでやねん!と笑う。
「また来週!」
と我々が叫んでみる。
その場にコケる3人。「もっと間を開けて!」というジェスチャーをしている。息が合ってるなぁ。
こうしている間にも岸から船は離れていく。上陸したときと同じようにフェリーの船員さんたちの肩が震えている。この様子を見て笑っているのだ。
3人が小さくなっていくのを我々はずっと手を振りながら見ていた。
すると突然、3人が走り始めた。手を振りながら船を追って走っている。「え?もしかして、海に飛び込む?」と我々が心配した次の瞬間...3人同時に「せーの!」でコケる。
それ、兄やんのやつ!
腹を抱えて私たちは笑った。お腹の底から笑っていた。ちなみに、この時の笑い声は船が結構離れていたのに岸に届いていたらしい。
手はずっと振り続けている。お互いに。先に振るのをやめた方が負けのプロレスだ
小豆島はやっぱり楽しい!
小豆島の人たちが大好きだ!
その人たちが愛してやまない小豆島も大好きだ!
また絶対に来る

その時、メンバーの誰が言った。
「小豆島は楽しいからホント、疲れる。そう考えたら、癒しの旅って実はそんなに楽しくなんじゃない?」と。
そう、楽しいは疲れるのだ。心から楽しんだ後の心地よい疲労。それが、クセになるのだ
小豆島はさらに小さくなっていた。3人の姿はもう見えない。フェリーの横を3台の小型の水上バイクがこちらに手を振りながら走っていく。まさかと思い確認したが、さすがにあの3人ではなかった。
こうして、我々闇チームの8ヶ月ぶり2度目、悲願の小豆島再上陸の旅は終わった。

私たちの旅の様子など動画は絶賛編集中です。
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