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はじめましてからいっしょにオールした話


今までいろんな旅をしてきた。それぞれの場所でそれぞれの特別な思い出がある。

今回は、そんな今までの旅先での忘れられない思い出について、ひとつ言語化していく。


初めての海外旅行

舞台は韓国・大邱。ソウルでもプサンでもなくテグなのは、航空券が安かったから。韓国行きたいねって話してた友達と、授業中に航空券のセール情報見てて見つけた。

それまでに海外へは2回行ったことがあった。でもそれはどちらも短期留学のプログラムで、シンプルな海外旅行はしたことなかった。

海外旅行したい思いはずっとあって、だけどどこか一歩踏み出せなくて、韓国だいすきでもう何回も行ってて、案内できるようなその友達に頼りっぱなしで韓国へ初の海外旅行することに決めた。

航空券も宿もまかせっぱなし。元々そんなにこだわりはなかったから、宿も安くて寝る場所があればそれでよかった。出国から帰国まで、現地での観光プランも全部頼って、私は韓国デビューを果たした。


宿での出来事

宿は、空港から少し離れたホステルだった。空港からバスへ乗り、普段は乗り物酔いなんかめったにしないのに、韓国バス特有の荒い運転にしっかり酔った。

初めての海外旅行、初めてのホステル。これが旅行かあってなった。

ホステルについてすぐ、受付のオーナーさんと宿泊してるイスラエルのお兄さんが迎えてくれた。「Oh~ Japanese girls!」ってすっごい笑顔で迎えてくれたのが忘れられん。その後もすれ違うたびにテンション高く接してくれた。

そのホステルには、共用スペースがあった。みんなのダイニングみたいな空間。そこでご飯食べたりおしゃべりしたりするって感じ。

夜、シャワーを浴びて戻ると、先にシャワーを終えて戻ってた友達が、イケメン外国人とおしゃべりしてた。私もそこに加わって、国際交流した。

すると、そこにいろんな人が集まってきた。受付で迎え入れてくれたイスラエルのお兄さん、いろんな言語がしゃべれるタイのおじさん、サッカーが好きな中国のお兄さん、日本語ペラペラの韓国のお兄さん、テコンドーの試合のために宿泊してた韓国のお兄さん、猫がだいすきな韓国のお兄さん。

気づいたときにはみんなでひとつの机囲んで、韓国語、タイ語、英語、日本語のいろんな言葉でおしゃべりしてた。深夜まで盛り上がりすぎて、寝室の美人なお姉さんに注意されるくらい、笑

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深夜の思い出

どういう流れだったかは覚えてないけど、深夜にみんなでコンビニに行くっていう大学生みたいなことを、その日に出会った人たちと韓国でやった。並んで歩くとめっちゃ背高くて見上げるし、車から守ってくれるしで終始ジェントルマンでした。

お菓子とジュースを買って、結局朝までおしゃべり。次の日テコンドーの試合があるのにも関わらず、楽しいからって朝までずっと起きてわいわいしてた。さすがに一睡もせんのは申し訳なくて、〇分になったら起こすから寝ていいよって少し寝てもらったけど笑

いろんな言語が飛び交ってて、誰も英語がペラペラじゃないからこそ、同じくらいのリスニング力とスピーキング力でやり取りするのが本当に楽しかった。それぞれが得意な言語で翻訳し合いながら話してたあの空間は、私にとってわくわくでしかなかった。


出会いは一生もん

その後、帰国してからも、その人たちとのやり取りはSNSで何回かした。テコンドーの試合の結果、おうちの猫の写真、日本に行くから会おうよ~なんて連絡も。結局合わなくて会えなかったけど、たった一度の出会いが見せてくれた世界は、はかりし得ないくらい広い世界だった。

今でもSNSはつながってて、たまに懐かしいなあなんて思いながら写真を見返してる。

言葉が通じなくても、言語が理解できなくても、人は繋がれる。そのつながりは一回きりかもしれないし、その後も続いていくものかもしれない。


ひとつひとつの出会いを、大切に生きていきたい。





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