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夏の終わり、不思議な人との出会い。


ひとつの通知

ある日のお昼、Twitterからひとつ珍しい通知が来た。
私のツイートを引用リツイートしましたというもの、しかもあんまり馴染みのない人から。

この人は、一方的に名前は知っていた。でも顔もどんな人かも全然知らなかった。こないだmtgにスペシャルゲストとして来てくれて、そこでの自己紹介で初めてちゃんと知った。

私がそのmtgで喋った些細な言葉から私に興味を持ってくれたらしい、その流れでnoteを読んでくれたらしい。

なぜか私は急にその人に会ってみたくなった。気づいたらDMでメッセージ送ってた、でも日程はお互い避けてるんかなってくらいすれ違う、そしていろいろあって、次の日急遽会いに行くことにした。なんとなく、会わないと後悔する気がした。




はじめましての日

約束の場所に行くと、それっぽい人がいた。テキストでは普通に話してたのに、やっぱりオフラインになると人見知り発揮してしまう。自分の人見知りを再確認した瞬間だった。

思い切って声をかけた。第一印象はなにかのキャラクターにいそうな人。柔らかい雰囲気が印象的だった。私見るなりほんとに来たってびっくりしてたな。

授業と授業の間の時間に会ったから、ちゃんと話したのはほんの少し。

だけどその少しの時間ですっごく仲良くなれた。これには自分もびっくりだった。昔からずっと人見知りで新しい関係を築くのが苦手、そんな私にとってこの距離感まで来るのは最短記録だった。

結局あんまり話せなかったけど、その日はそのままお別れした。少しだったけど会えてよかった、話せてよかった。







不思議な人

次の日、その人は私に会って考えたことや感じたことを長文で送ってくれた。いろんな思いが詰まってて、ラブレターみたいだった。

それから今も連絡を取ってる。たまに電話して相談したりお互いに話したいこと話したりしてる。

私はおしゃべりがすき。だけど同時に苦手でもある。うまく自分のことをしゃべれないし、なにを話したらいいのかわからなくなることがある。たぶん、聞き上手でもないんだと思う。だから相手によってはほんとになにもしゃべれなくなる。

だけど、その人と話すときはなぜかずっと自分がしゃべってる。そんな話誰が聞きたいんって自分でも思うくらいしょうもないことも話したし、真剣な話もした。自分のことを話すのは苦手なはずなのに、ひたすらしゃべってる。

お互いに存在を認識したのはほんの1カ月前。対面で会ったのは4時間。そのうちちゃんと話したのはたったの2時間。これだけなのに、私はその人に対して自分をオープンにできている。不思議だ。

その人は、優しい人。会った瞬間からこの人優しいなってわかるくらいに優しさがにじみ出てる人。何を言っても何をしててもどこかに優しさを兼ね備えてる人。

そして、感性豊かな人。本人は機械みたいとか言ってたけど、たしかにそんな生活してるかもやけど、相談があるって話してくれた時はひとりでいろんな思いと戦ってたし、その人のnoteは感情ベースであることが多い。私ならなにも思わずスルーするようなところでつっかかって考えてる。





2020年夏の終わり、私は不思議な人と出会ってしまった。どれだけLINEでやり取りをしても、朝まで電話しても、まだまだわからないことが多い。同時に、新たな発見も多い。

人との出会いって最高だ、いろんな可能性であふれてる。

今年も残り2か月と少し。どんな出会いが待ってるだろうか。1日1日を自分らしく、大切に生きていく。











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