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私は嘘つきな人間だった。
シンガポールのマリーナベイサンズ前、自分のWiFiを持っていても電波がつながらないくらい大勢の人たちがいる、見渡しても人だらけ、動きたくても足を踏み入れるスペースすらない、そんな状況。いろんな国籍の人たちとカウントダウンをして、2020年を迎えた。人生で一度きりの、ハタチの年越しだった。
あれから7ヶ月が経った。つい1ヶ月前に、あれから半年か〜って思ってたのに、あっという間に1ヶ月経ってしまった。
7月はほんとに早かった。キックオフ前の怒涛の説明会ラッシュ、キックオフの企画、新規スタッフのフォロー、ツールの導入、授業、課題、バイト、就活、目の前のことやるべきことに追われてたら、1ヶ月なんて秒だった。
キックオフ前に決意表明しときたくて、noteも書いた。3つのnoteに分けてTABIPPOとの出会い、スタッフとしての1年間、これからの1年間を文字にした。自分の心の中のものをちゃんと言語化した。
自分なりに心の中を全てさらけ出した。でも、その決意表明には続きがあった。まだ心の奥底に秘めていたものがあった。今回はそれを文字にしていく。
目次
1. リベンジ
2. 気づかされたこと
3. スタッフを続ける理由
4. 私は嘘つきな人間だった
リベンジ
以前のnoteで、私が今年もスタッフをやるのは自分へのリベンジだと宣言した。
言語化、頼ること、自己管理
この3つのキーワードをもとに、今年も1年走り抜くと決めた。
言語化:考えや思いを言葉にする。自分の心の中を相手にちゃんと伝えれるようになる。言葉としても、文字としても。noteやってるのも、言語化練習の一環。
頼ること:だめになりそうだったら周りに助けを求める。自己開示する。なんでもひとりでやろうとしない。素直になる。
自己管理:スイッチのオンオフのバランスをとる。スケジュール管理をきちんとする。体調管理も、身の回りの整理整頓も。
簡単に表すとこんな感じ。
4ヶ月以上悩み続けてやっと見つけた答え。やっともやもやを言葉にできたもの。どんより曇り空だったのが快晴になったかのように、自分の中のひとつの試練を乗り切った。気持ちを新たにしてスタートをきることができた。
気づかされたこと
なんで今年もスタッフやるの?
その質問に、逃げ続けてた。深掘りされないのをいいことに、去年からずっとやりたいって思ってたんよねって答えてた。ほんとうに知りたいのはそれじゃなくて、なんでその時からやりたいって思ってたの?ってことだってわかっていながら。
だけどこーいちろはその先を聞いてきた。ずっと聞かれたくなくて逃げてたことを、真っ直ぐな目で。それにもなにかしら理由があるはずじゃん?って。ついに聞かれてしまった、そう思った。だけどやっぱり私はまたごまかした、なんでなんだろうねえって。自分の中ではっきり答えは出てたのに、みて見ぬふりをして、また都合良いように返してしまった。
ご飯の後の帰り道、こーいちろこのあと即爆睡やらかし
私が1ヵ月前決意表明のnoteを出すまで、私が今年もスタッフをやる理由は誰に聞かれても濁していた。自分の心の中をうまく言語化できてなかったのが大きな原因。だけど実は、だいぶ前からはっきりしていたのになかなか表に出せてなかったことがあった。
去年の活動になにかしら後悔があって、今年はそのリベンジを果たすために活動する。2年以上スタッフを続けている人の中には、こんな理由をもってる人が多いと思う。実際に私の周りにも、去年の悔しい思いや後悔を理由にスタッフしてる子は多い。その子たちがあまりにも堂々と言うもんだから、その姿がかっこよくて、強く見えて、私は勘違いしていた。スタッフを継続するためには、後悔をもってそれをやり直す意思がないといけないんだと。
私自身に後悔がないといえば嘘になる。振り返ればいろんな後悔が思い浮かぶし、もっとできたなってことなんてたくさんある。でもやりきった、これは自信を持って言える。1年間の活動が終わったとき、私の中は後悔ではなく達成感の方が大きかった。
だから、逆に迷ってしまった。自分がもう1年スタッフをやってもいいのか。こんな気持ちで、去年のリベンジを大きく掲げている人たちと活動できるのか。どれだけ考えてももやもやぐるぐるしてた。wantは見つかってたのに、それにつながるwhyを見失ってしまった。
1ヶ月以上悩んでも、ちゃんとした答えは見つからなかった。だけど心の中で答えは出てた。どれだけ悩んでも、どれだけ考えても、結局私はスタッフを続ける。なんならいっそのこと、スタッフになってから考えればいい。そしたら見つかるかもしれない。そう思って、スタッフやりますってことを伝えた。4月最初のことだった。
7月下旬、キックオフから数日。また新たに仲間が増えた。
去年もいっしょに活動してて、悩みに悩んで意を決して今年もやるって決めてくれた子。みんなのお姉ちゃん的存在で、でも末っ子ならではの人懐っこさもある。自分のことだけじゃなくて、ひとりひとりに寄り添って歩幅を揃えて前に進んでくれる。そばにいてくれるだけで安心できて、人一倍努力家。そんな子。
ゆいなのnoteを読んだとき、私の中でひとつ引っかかっていたものが外れた。
必ずしもリベンジである必要はないんだと。
ああ、これでいいんだって思った。スタッフをやる理由に決まりはない。ひとりひとりにいろんなバックグラウンドがあって、夢があって、思いがある。共通してる必要はないんだって思えた。
スタッフを続ける理由
私がスタッフを続けている理由、それは、人との出会いや関わりがすきだから。
私は小さい頃から人見知り。進学するたびに克服しようとしたけどずっとできず、今でも立派な人見知り。だから人と関わるのは苦手だったし新しいコミュニティに飛び込んでいく勇気なんてなかった。新しい環境が怖かった。
だけど大学生活なにかしたくて足を踏み入れたTABIPPO。そこには信じられないくらいいろんな人がいて、自分には考えられないような経験をしてる人がいて、出会ってまだ少ししか経ってないのに大切に思える人がいた。こんなの初めてだった。いっしょに活動する仲間はもちろん、イベントやコンテストを通して出会う人たちもみんなキラキラ輝いてて、気づいたら人と関わるのが楽しくなってた。
ステキな人たちとの出会いがたくさんあるこの活動を、1年間だけで終わるのはもったいない。そう思ったのは活動を始めてすぐのことだった。
私は嘘つきな人間だった。
素直になるとかいいながら、自分で自分をごまかす、見て見ぬふり、逃げ。そんな自分がいやだった、嫌いだった。
だけどそんな自分にきっかけをくれたのは人。人と関わっていく中で、いろんな出会いがあるのはもちろん、いろんな自分にも出会えてる。
人っていいじゃん、友達ってステキじゃん、仲間って最高じゃん。
心の底からそう思わせてくれたこの環境で、もう1年過ごしてみることにした。今年はどんな人に出会って、どんな考えや想いがあって、どんな自分を発見できるだろう。
私は私に嘘つきな人間だった。他の誰より自分に素直になれてなかった。
自分としっかり心から向き合い、素直になれる自分に出会えるのは、いつになるだろうか。
そんなことを考えながら、今日もMTGに顔を出す。
このnoteを書き始めたのは2週間以上前。レポートやテスト、夏の暑さとたたかってたらあっという間に時間が経ってしまいました。
今更決意表明?しかも2回目?って思われた方、その通り、私もそう思います。完全にタイミング間違えた、これを出すのは今じゃない。笑
だけどこれ以上タイミング逃してもしんどいのでもう出します。笑
最後まで読んでくださりありがとうございました🦖
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