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(7/1最後に追記あり)【シャドウバース】RAGE予選直前!『ナテラの崩壊』環境デッキ紹介

始めまして。いよいよ『RAGE SUMMER2020予選』が5月2日から開催されますね! 今回のRAGEは、新型コロナウィルスの影響によりオンラインでの開催となるため、例年のRAGEとは色々と形式が異なる大会になるかと思います。

簡単に私の紹介させて頂くと、以前までは『マジック:ザ・ギャザリング』というカードゲームを約15年間メインプレイしていましたが、去年の1月頃からシャドウバースをメインにプレイするようになりました。もともとカードゲームの大きな大会に出ることが好きだったので、定期的に開催されるRAGEを目標の道しるべとし、細々と活動してます。(今もマジック:ザ・ギャザリングは一応続けてます)

今回なぜnoteで記事を書くことにしたかというと、今までの環境の中で今回の『ナテラ崩壊』は長時間やりこんだ環境なので、ナテラ崩壊リリース~RAGE予選開催直前までの思考回路を整理したかったからです。文章化することによって思考回路を整理させるだけでなく、誰かのデッキ選択の役に立てるのではないかと思い記事を作成することにしました。

主な狙いとしては、現在までに台頭しているデッキを紹介することにより、普段シャドウバースをプレイする時間が取れない方が「いまどんな環境か?」という疑問を解消させる助けになりたいと考えております。

プレイヤーとしてまだまだ未熟な部分も多いので、各デッキに対する認識が薄い部分もあるかと思いますが、RAGEで使用するデッキ選択のお役立てにも繋がればありがたいと思ってます。

至らない点が多いかと思いますがよろしくお願いいたします。

『ナテラ崩壊』の環境を定義するカード

今回も強力なカードが多いカードパックですが、特に多くのデッキで採用されているカードは『鋼鉄と大地の神』であり、環境を定義しているカードだと考えます。

鋼鉄と大地の神

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『鋼鉄と大地の神』が環境を定義している理由は、このカード1枚でフィニッシャー、フォロワー除去、盤面構築の3つの役目をこなすことができるニュートラル(どのクラスのデッキにも入れることができるカード)フォロワーだからです。

『鋼鉄と大地の神』は6/6とサイズが大きいため、除去しづらく盤面に残したままだと負けに直結します。『鋼鉄と大地の神』を対処するだけでも苦労するにも関わらず、コストを3下げたフォロワーカードを立て続けに展開されるため、たった1ターンで盤面を制圧することができます。

しかも、融合したカードの枚数分のダメージを相手のフォロワー1体に与えるため、脅威となる相手のフォロワーを除去しつつ6/6のフォロワーを展開できるので、不利な盤面を一気にひっくり返すこともできます。

たった1枚でこれだけ多くの役割をこなす『鋼鉄と大地の神』ですが、コストが7かかるため、序盤はプレイすることができません。『鋼鉄と大地の神』が登場するまでの序盤を支える縁の下の力持ちとなっているのが『デュアルエンジェル』です。

デュアルエンジェル

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『デュアルエンジェル』どのクラスにも入れることができるニュートラルなため、『鋼鉄と大地の神』が入っているデッキには『デュアルエンジェル』も入っている傾向があります。

機械カードが多く入っているデッキでは相手のフォロワーに2点与える除去カードとなり、自然カードが多く入っているデッキでは自分のライフを2点回復する回復カードとなるため、『鋼鉄と大地の神』をプレイするまでの時間稼ぎになります。

『デュアルエンジェル』のカードタイプは機械と自然なので、『デュアルエンジェル』を『鋼鉄と大地の神』に融合させれば「手札に加えたカードのコストを3下げる」効果を発動することができます。

これらのことから、『鋼鉄と大地の神』が環境の定義になるほどの活躍の陰には、『デュアルエンジェル』の存在がありました。

では、『鋼鉄と大地の神』の存在を軸とし、現在台頭しているデッキを紹介していこうと思います。

今回は定期的に開催されているe-Sports大会『JCG』に入賞されているデッキを元に紹介していきます。紹介しきれないデッキもいくつかあるかと思いますがご了承ください。

※出典先『JCG』ローテーション大会
4月24日 https://sv.j-cg.com/compe/2128
4月26日 https://sv.j-cg.com/compe/2132

『鋼鉄と大地の神』を使用したデッキ

『鋼鉄と大地の神』を使うデッキの狙いとして、下記の2つのどちらかに該当する傾向があります。

・『鋼鉄と大地の神』をより早いターンにプレイする
・『鋼鉄と大地の神』の効果によりコストが下がったカードで素早くフィニッシュする

自然機械ドラゴン

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デッキ内に投入された豊富なPPブーストから、相手より早く『鋼鉄と大地の神』をプレイすることを目指します。

主なプランとしては、『呪われし影・ヴァイディ』で得た『影の侵食』の「このバトル中に破壊された自分の『ナテラの大樹』の数分、相手にダメージを与える」効果によって、相手へ大ダメージを与え勝利に繋げます。

デッキ内にサイズが大きいフォロワーが多いので、サイズが大きいフォロワーを展開して殴りきるケースも多いです。

私も自然機械ドラゴンをプレイする回数が多いので、自然機械ドラゴンの所感を記載します。もしプレイされる際は、下記のことを念頭に置いてプレイすると良いかもしれません。

・PPブースト以外は全てマリガン
コストが高いカードがたくさん入ってるデッキなので、初手にコストが高いカードが停滞して動けず負けるケースも多々発生します。そのため、初手のキープはPPブースト以外は全てマリガンするようにしてます。しかし、一部例外として『鋼鉄と大地の神』はマリガンせず1枚握るようにしています。理由は次の項目でも記載しますが、『鋼鉄と大地の神』はこのデッキの主軸になっているため、初手に来た場合1枚は握るようにしてます。

・フィニッシャーの確保
先ほど記載した通り、「初手にコストが高いカードが停滞して動けず負ける」とは逆に、「デッキを円滑にするカードばかり引いてフィニッシャーが引けず負ける」というケースも発生します。仮に『鋼鉄と大地の神』がプレイできたとしても、手札に加えたカードの中にフィニッシャーが無くて攻め手に欠けるケースもあります。『鋼鉄と大地の神』で融合させるカードを考えるとき、手札に『呪われし影・ヴァイディ』などのフィニッシャーがあれば、融合させるべきか検討した方が良いかもしれません。

・序盤のPPブースト(『竜の託宣』『ドラゴニック・コア』『ドラゴニックレイジ』)を連打してリソースが無くなることに注意
PPブーストは、プレイすることによってPPは加速できますが、基本的にアドバンテージを得ることができないため、プレイした分だけリソース失います。そのため、PPブーストを連打すると、手札のリソースが足りなくて負けるケースも多々あります。ほとんどのPPブーストは、PPが7以上の場合アドバンテージが得られる効果を内蔵しているので、もしPPが6の場合、PPブーストをプレイするべきか検討することをオススメします。デッキを調整する際も、デッキに入れるPPブーストの枚数は検討した方が良いかもしれません。

現環境ではとても人気があるデッキなので、RAGE当日も対戦する機会が多いと思われます。RAGE当日までに対策などを研究しておくと良いでしょう。

機械エイラビショップ

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『欠落の皇女・リモ二ウム』の効果で手札に加えた『リモ二ウムの救済』によって、相手より早く『鋼鉄と大地の神』をプレイすることを目指せるデッキです。

『鋼鉄と大地の神』でコストを下げたフォロワーを盤面に並べることによって、盤面に『機械鞭の僧侶』か『清純なる祈り・エイラ』の進化効果による『エイラの祈祷』があれば、回復効果を連打し盤面のフォロワーのサイズを大きくし、一気に相手のライフを0にすることができます。

機械エイラビショップをプレイする際の注意点として、常に後先のゲームプランを考えながらプレイした方が良いです。機械エイラビショップは、選択肢が多く操作工程も多いため、制限時間内にすべてのプレイを終えるのが難しいです。特に考る必要がある場面は下記の2点です。

『リモ二ウムの救済』の使用先
『リモ二ウムの救済』は、手札のビショップもしくは機械フォロワーカード1枚のコストを1下げるのが主な役割ですが、『鋼鉄と大地の神』に融合させることもできるので、その後のリソースへ変換させることが可能です。そのため、後半のゲームプランも考慮して手札に『リモ二ウムの救済』を何枚溜めておくべきか検討しながらゲームプラン組み立てることをオススメします。

・『鋼鉄と大地の神』のプレイ後の展開
『鋼鉄と大地の神』をプレイするターンが選択肢&操作手順が多いので、制限時間内にプレイしきれないことが多いです。『鋼鉄と大地の神』で手札に加えられるカードはランダムなため、その時々によって求められるプレイ内容が異なります。そのため、常に後先のゲームプランを考えながらプレイし、その時々の最適なプレイングが円滑にできるよう備えておきましょう。

選択肢が多い分、どのデッキに対しても柔軟に戦うことができるデッキなので、RAGEのような長丁場の大会で使用するには適しているデッキかもしれません。

機械ヴァンパイア

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機械ヴァンパイアは、自然機械ドラゴンや機械エイラビショップのようにPPブーストや『鋼鉄と大地の神』のコストを下げるカードはデッキ内に存在しませんが、『鋼鉄と大地の神』の効果でコストが下がった『真紅の抗戦者・モノ』を悪用し素早くフィニッシュできるデッキです。

他のデッキと比べると、デッキ内に投入されているカードのカードパワーが高いため、どのデッキに対しても互角以上に戦うことができます。

もし機械ヴァンパイアをプレイする場合、破壊された機械フォロワーの数を常に念頭に置いてプレイすることをオススメします。

『真紅の抗戦者・モノ』、『マシンナースデビル』、『夜明けの吸血鬼・ノイン』、『機械神』の効果は破壊された機械フォロワーの数を参照します。このデッキのフィニッシャーとなる『真紅の抗戦者・モノ』からの『ファースト・ワン』の勝利プランが可能なのは最短で7ターン目なので、7ターン目までに7体機械フォロワーが破壊されるようゲームプランを組み立てるとリーサルが見えやすくなるかもしれません。

現在、機械ヴァンパイアを使用されているプレイヤーが多いので、もしRAGEに持ち込む場合、同系対決が多くなると思われます。機械ヴァンパイアの同系対決はリソース管理の計算がとても複雑なので、RAGEに機械ヴァンパイアを持ち込む予定の方は、同系対決の練習もしっかりしておくことをオススメします。

個人的な所感ではありますが、同系対決でキーになるポイントは、『夜明けの吸血鬼・ノイン』と『機械神』をプレイするタイミングだと考えてます。

勝つための理想の展開は、『真紅の抗戦者・モノ』でフィニッシュする盤面を作ることです。その逆の発想をすると、相手が『真紅の抗戦者・モノ』でフィニッシュする盤面を作ることができなければ負けに繋がりにくくなります。そのため、勝つための盤面を作るにはフォロワーを横に広げられる『夜明けの吸血鬼・ノイン』、負けを阻止するためには相手のフォロワーを一掃できる『機械神』が重要になると考えます。

同系対決で、どのカードをいつプレイするべきか皆さんも練習して最適解を導き出してみてください。

機械ネメシス

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機械ネメシスは『エアリアルクラフト』の効果で手札の機械カードすべてのコストを1下げることができるので、『鋼鉄と大地の神』を相手より早くプレイすることを目指せるデッキです。

機械ネメシスは『鋼鉄と大地の神』を活用したデッキでもありますが、もう一つ特筆すべきカードが『天界の侵略者・ベルフォメット』です。

『天界の侵略者・ベルフォメット』も『鋼鉄と大地の神』と同じく、融合したカードの枚数によって盤面に『遮断の触手』もしくは『蹂躙の触手』を盤面に複数体並べつつ、ベルフォメット自身のサイズを上げたり、カードをドローしたりと、たった1枚で複数の役割をこなします。

後ほど下記でも紹介しますが、現環境では自然ウィッチやコントロールエルフのように守護を持つフォロワーが盤面に並ぶのを嫌うデッキもあるので、守護を持つ『遮断の触手』を盤面に並べつつフィニッシャーとなる『天界の侵略者・ベルフォメット』を展開する動きは、自然ウィッチやコントロールエルフなどには効果的です。

とても凶悪な効果を内蔵する『天界の侵略者・ベルフォメット』率いる機械ネメシスは、少し特殊なギミックを経由し『天界の侵略者・ベルフォメット』をプレイすることができます。まず5ターン目に残りPPが5の状態で『天界の侵略者・ベルフォメット』にすべての手札のカードを融合させます。その後、ターン終了時に『天界の門』がデッキ内から直接召喚されるので、手札にある『天界の侵略者・ベルフォメット』のコストが3下がるので次のターンには『天界の侵略者・ベルフォメット』をプレイすることが可能です。本来8ターン目にプレイされるカードが6ターン目にプレイできるのは、それだけで勝利に大きく近づきます。

凶悪な動きをするデッキが好きな方や、自然ウィッチやコントロールエルフに勝ちたい方は、一度このデッキを使用してみると良いかもしれません。

機械エルフ

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『ナテラ崩壊』リリース直後、一番使用率が高いデッキでしたが、『螺旋の鉄腕・ダミアン』と『鉄扇のエルフ』がナーフを受けたことによりパワーダウンしましたが、完全に死滅することなく現在も見受けられるデッキです。

『鋼鉄と大地の神』の効果でコストが下がったフォロワーを盤面に展開し、その後『螺旋の鉄腕・ダミアン』で相手に大ダメージを与える流れは、とても爽快感があり使っていて楽しいデッキです。

リリース直後と比較すると、使用者数がかなり減ったデッキではありますが、RAGE本番でも見かける機会があるデッキだと思われるので、対戦する際は『螺旋の鉄腕・ダミアン』で大ダメージを受けないよう相手の盤面処理を念頭に置きつつゲームを進めるようにしましょう。

『鋼鉄と大地の神』を使用しないデッキ

ここまでは『鋼鉄と大地の神』を使用したデッキを取り上げましたが、下記では『鋼鉄と大地の神』を使用しないデッキに焦点を当てていきます。

『鋼鉄と大地の神』を使用するデッキの狙いが「『鋼鉄と大地の神』をより早いターンにプレイする」と「『鋼鉄と大地の神』の効果によりコストが下がったカードで素早くフィニッシュする」でしたが、『鋼鉄と大地の神』を使用しないデッキは、それらの狙いを逆手にとった下記の2点により正当化され現環境内で台頭してきました。

・『鋼鉄と大地の神』を上回るインパクトを持つカードを主軸にするデッキ
・『鋼鉄と大地の神』がプレイされる前にリーサルへ近づけるデッキ

式神ウィッチ

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前環境を席捲した式神ウィッチは、今回の環境で仲間入りした『インフィニットウィッチ・ドロシー』、『神託の大天使・ガブリエル』、『アブソーブ』の後押しもあり根強く台頭しているデッキです。

デッキの主な動きとしては、序盤にスペルをプレイして手札にある『陰陽の開祖・クオン』や『インフィニットウィッチ・ドロシー』などのスペルブーストを内蔵したカードのコストを下げ、中盤~終盤にかけてスペルブーストカードで場を制圧します。『陰陽の開祖・クオン』は盤面にフォロワーを4体展開するので、『鋼鉄と大地の神』に匹敵する展開力を誇ります。

序盤に展開するフォロワーの種類が少ないので、相手の『デュアルエンジェル』をある程度無効化できる点も、このデッキが正当化される理由ではないかと考えております。

より早く『陰陽の開祖・クオン』をプレイすることを目的としているデッキなので、もしこのデッキをプレイする場合は、手札のスペルカードを効率良くプレイすることによって、どうすればより早く『陰陽の開祖・クオン』がプレイできるかを念頭に置きゲームプランを組み立てることをオススメします。

尚、個人的な所感ではありますが、『未知の求道者・クラーク』を相手フォロワーの除去として使用するか、もしくは相手へのダメージ源として使用するかの見定めも必要だと考えてます。式神ウィッチはフォロワーで相手のライフを詰めるデッキなので、効率良く相手へダメージを与えることも考えなければなりません。3点ダメージとなる『未知の求道者・クラーク』は重要なダメージ源になるので、もし相手フォロワーに除去として使用する場合は、本当に除去として使用するべきか検討しましょう。

自然ウィッチ

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こちらも前環境で存在していたデッキですが、『ストームエレメンタラー』が加わったことにより強化されたデッキです。

序盤~中盤にかけて『ナテラの大樹』を7回以上プレイし、終盤にデッキから『エレメントシャーマン・ライリー』を特殊召喚し相手のライフを詰めます。そのため、『鋼鉄と大地の神』で場を構築されたとしても、『エレメントシャーマン・ライリー』で一気に殴り勝つことができます。

自然ウィッチの魅力は、もし後手を取れた場合、7ターン目に相手のライフを20から一気に0するコンボを内蔵してることです。まず、初手に『猫耳の魔法使い・キャル』があれば1枚キープし、7ターン目までに『ナテラの大樹』を7回プレイ&進化権を2回使います。7ターン目に直接召喚された『エレメントシャーマン・ライリー』を進化させた後に『猫耳の魔法使い・キャル』のユニオンバーストで相手のライフを10にし『エレメントシャーマン・ライリー』で相手を殴ればピッタリ0になり勝利できます。

自然ウィッチを使うポイントとしては、下記の2点だと考えます。

・6ターン目終了までに相手の盤面のフォロワーを処理しながら『ナテラの大樹』を7回プレイする
6ターン目終了までに『ナテラの大樹』を7回プレイするには、1ターンあたり1回~2回プレイする必要があります。しかも『ナテラの大樹』をプレイしながら相手の盤面のフォロワーも処理しなければ自分のライフが詰められてしまうので、相手の盤面にも干渉しつつ『ナテラの大樹』のプレイ回数を稼げるか考えながらゲームプランを組み立てることが必要です。もし、『ナテラの大樹』をプレイするタイミングと除去をプレイするタイミングが重なった場合は、『ナテラの大樹』のプレイ優先をオススメします。『エレメントシャーマン・ライリー』の直接召喚のターンが遅れるのはかなり致命的であり、仮にライフがある程度詰められたとしても、コンボが決まれば一瞬で勝つことができます。もし『ナテラの大樹』と除去のタイミングが重なったときは『ナテラの大樹』は後回しにしても大丈夫か検討しましょう。

コンボを決めるためにどの除去カードを温存するか
自然ウィッチは、体力が3以上のフォロワーを一斉に除去する手段が限られているため、相手の盤面に体力が3以上の守護を持つフォロワーが並ぶことを嫌います。もしコンボが決まるターンが近づいてきたら、どの除去カードを温存するべきか検討しましょう。尚、RAGEまでに台頭しているデッキレシピを全て見て、どのデッキにどの守護フォロワーが入っているか覚えておくと戦いやすくなります。

コントロールエルフ

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こちらも前環境で存在していたデッキですが、『アウェイキングガイア』が新たに投入されました。

豊富な除去カードとライフ回復により、盤面とライフを守りながら『豪風のリノセウス』のプレイ回数を稼ぎ、6回以上プレイしたら疾走がついた『豪風のリノセウス』を使いまわして相手を殴り倒します。

コントロールエルフの勝ち手段は『豪風のリノセウス』に依存しているため、もし『豪風のリノセウス』がなかなか手札に来ない場合、『豪風のリノセウス』が手札に来るまでにどうやって延命するかが腕の見せ所になります。そのため、延命するために除去カードをどのタイミングで使用するかの見定めができないといけないので、もしコントロールエルフを使用する場合は、他のデッキのレシピをしっかり覚えてカードごとにどの除去を当てるのが適切か考えをまとめておきましょう。

コントロールエルフは自然ウィッチ同様、守護を持つフォロワーが並ぶのを嫌うデッキなため、もし『豪風のリノセウス』で殴りきるターンが近づいてきたら、温存すべき除去を検討すると良いでしょう。

アーティファクトネメシス

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他のデッキに比べると、『ナテラ崩壊』の恩恵を一番多く受けたデッキです。

主なデッキの動きとしては、序盤に『ロボティクスユーザー』、『アーティファクトの同調』、『アイアンスティンガー』で手札に『パラダイムシフト』を加えつつ、盤面に『マジックエンジニア』などで盤面にアーティファクトを展開して破壊されることによって『パラダイムシフト』を下げ中盤以降にプレイします。終盤までに数多くの種類のアーティファクトをプレイし破壊させることによって、『アーティファクトリメイカー』で盤面にアーティファクトを並べて制圧したり、『ヴァーテクスコロニー』や『アブソリュート・モデスト』の効果で相手に大ダメージを与え勝利を目指します。

フォロワーを横に並べることに長けているデッキなので、序盤にアーティファクトを並べて対処しきれなければそのまま殴り勝つケースも多いです。横に並んだアーティファクトフォロワーを『マーキュリーイージス・シオン』のアクセラレート効果でサイズアップできれば、対処するのはほぼ不可能です。

もしRAGE当日の環境が横に並んだフォロワーを対処するのが難しいデッキが多いと予想した場合、アーティファクトネメシスを持ち込むのは得策かもしれません。

ミッドレンジヴァンパイア

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『ナテラ崩壊』がリリースされた当初は見受けられなかったデッキでしたが、環境が進むにつれて開発され台頭してきたデッキです。

台頭してきた理由は、ミッドレンジヴァンパイアは序盤にコストの低いフォロワーを展開して相手のライフを徐々に削り、中盤~終盤にかけて『鋭利な一裂き』などの火力カードで相手のライフを0にします。『鋼鉄と大地の神』がプレイされるまでに勝負を決めることができるケースも多いため、現環境で正当化されたと思われます。

実際に使用してみたところ、思ったより手札が減らないため、継続的にダメージ源を盤面に展開し粘り強く戦うことができます。10ターン目以降までもつれこみ『インサニティ・マナ』を火力として使用し勝つ試合も多かったので、とても粘り強いデッキです。

ミッドレンジヴァンパイアを使うポイントは、どうすれば効率良く相手にダメージを与えられるかを常に念頭に置きつつ、序盤に『ナテラの大樹』を設置できるかが重要だと考えます。理由はこのデッキのエースである『魔獣の女帝・ネレイア』の効果を発動させ進化させたいからです。

『ナテラの大樹』が場にあることによって『禍々しき侵食』を実質0コストでプレイできるので、6ターン目に『禍々しき侵食』をプレイ後『魔獣の女帝・ネレイア』をプレイすれば進化権を使わずにネレイアを進化させることができます。もし2枚目の『ナテラの大樹』が手札にあれば、7ターン目に『ナテラの大樹』をプレイ後『魔獣の女帝・ネレイア』をプレイすれば進化させることができます。

なぜ『魔獣の女帝・ネレイア』を進化権を使わずに進化させたいかというと、手札に温存した『魅惑の教鞭・イオ』と『夜を統べる者・イリヤ』のユニオンバースト効果を発動させたいからです。特に『夜を統べる者・イリヤ』の効果は強力で、相手に3点ダメージ与えながら自分のライフを回復できるので、フィニッシャーにもなります。

どのデッキに対しても粘り強く戦うことができるので、RAGEのような長丁場の大会には適しているデッキではないかと個人的には思ってます。もしどのデッキを使おうか悩んでいる方は、一度プレイしてみると良いかもしれません。

ディスカード進化ドラゴン**

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先ほど紹介した自然機械ドラゴンの動きに近いデッキです。

このデッキは『鋼鉄と大地の神』の力は借りず、『波濤のプレシオサウルス』を始めとしたディスカード効果をギミックとしつつ、『ゴブリンスクラム』などで進化回数を稼ぎつつ『至高神・ゼウス』で一気にフィニッシュすることが可能です。

一見、自然機械ドラゴンと似ているため、もし相手に牽制をかけたいのであればディスカード進化ドラゴンを使用するのも得策かもしれません。

あとがき

今回11個のデッキを取り上げましたが、今回の環境は他の環境と比べると活躍しているデッキの種類が多い気がします。

活躍しているデッキが多いと対処しなければいけないカードの種類も多くなるので、RAGEのような長丁場の大会で勝ち抜くのは容易ではないと思われます。

私も現在RAGEの練習をしてますが、1つ目のデッキが決まったのはいいものの2つ目はまだ決まってないので少し焦ってます(苦笑)

私は1次予選 5月2日 B大会に出場するので、もし当たった際はお手柔らかにお願いします(土下座)

RAGEに参加される方々のご健闘を祈りつつ筆を置こうと思います。思ったより長文になってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました。

7/1追記:ゲーム配信開始のお知らせ

このたび、Twitchでゲーム配信の活動を開始することにしました!基本的にはシャドウバースの配信をメインに行うので、もしよろしければご視聴頂けると嬉しいです。

配信中は様々な音楽を流しながら配信するので、音楽が好きな方にも楽しんで頂ける配信を目指したいと考えてます。よろしくお願いします!

・Twitch配信サイト
https://www.twitch.tv/manaleak10
・Twitterアカウント
@Manas_Games

※しばらくは不定期で配信する予定です。


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