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3.最低よりも底があったとしてもそこだけを切り取らずに生きていく過ごし方を学ぶ本

『 優雅な生活が最高の復讐である/カルヴィン・トムキンズ 』

最高のタイトル。
スペインの諺らしい。

多くの芸術家に影響を与えたと言われる
アメリカ人ジェラルド・マーフィーと妻セーラの生活を
美術ライターのカルヴィン・トムキンスが描く。

◯タイトルからの印象だと、
お花が飾られた、穏やかな時が流れる淡い色の生活をイメージ。
読了後は最高も最低も、最低よりも最悪なことをあるけど、それに対して「無視はしないが過大視したくない。大事なのはなにをするのかではなくて、なににこころを傾けるかだと思っているから」という受け止め方をして限られた中で優雅に過ごすことかと理解。

◯友人関係について、「ぼくらはいつもうまくとは限らないけど、それはまた別な話です」って言えるの素敵。
いつも同じではなくて当たり前。それは仲の良さや信頼度に限らず。

友達以上恋人未満のAさんとの関係も、
うまくいかなくてもそこだけを切り取って生活するんじゃなくて過大視せずに経験値として良き思い出のほうにこころを傾けよ。

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