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5.眠れない夜に羊ではなくて仲良いとは言い難い関係の人たちを思い起こして数える本

「 選んだ孤独はよい孤独/山内マリコ 」

生きづらさを抱えてそれでも生きる、
男性たちの短編集

◯心が動いた瞬間、シャッターを切る
写真には撮影している人が必ずいる
その相手に向けて、笑顔になる、涙を見せる、かっこつける、素の表情になる。
家族の死に向けて、これまでを振り返る表現にシンプルにしんどくなる。
この前親とそんな話をした時もそうだったけども。
いつか訪れるその日まで、普通の日を過ごしたい。

◯眠るまえの、ひそかな習慣
関係性が密でない、すれ違う程度の関わりの人々。
ふとした瞬間に思い出したり、思い出されていたりもするかもしれない。
名前すら思い出せないような、そんなかけらの繋がりも含めた今を思うと、関わってくれた人すべてに感謝したい。

読み始めはざらざらした感情をひきだされて
不穏な気持ちになったけど、最終色々考えさせられた。
扉絵?の絵も素敵。

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