【第1回】馬名で見る新馬戦
皆様如何お過ごしでしょうか?遠坂ポと申します。
1月も終わり、一口馬主をやっている方ならそろそろ愛馬の馬名が決まった頃合いでしょうか。
さて、今回より不定期連載として「馬名で見る新馬戦」というものを始めさせていただきます。
馬名マニアの筆者が、その週のデビューする新馬から面白い馬名の競走馬をピックアップする...という趣旨のコーナーです。
初回は豪華2頭立て。
まずは先週の新馬勝ち馬から1頭。
モズアカボス
「モズ」冠名でお馴染み(株)キャピタル・システムの所有馬ですね。半兄に18年の安田記念、19年のフェブラリーSを勝利したモズアスコットがおり、兄同様矢作厩舎の馬です。
「アカボスってなんや?」と思われる方も多いでしょう。
本馬の由来は「冠名+アスコット、カッチャン、ボス、ス―パフレアの頭文字」
そう。オーナーの北側氏の所有馬であるモズアスコット、モズカッチャン、グランプリボス、モズスーパーフレアからそれぞれ1文字ずつを取った"モズの結晶"とでも言うべき馬なのです。
4頭もGⅠ馬を所有した北側オーナーの審馬眼も素晴らしいですが、それ以上に本馬にかけるオーナーの期待が伺えますね。
そんなオーナーの期待に応え、先週の新馬戦では単勝1番人気に応え勝利。ダートでの勝利ですが、兄同様二刀流の活躍を期待したくなる1頭です。
ティータイム
さて、では今週の新馬戦から。2/5の中京6R 3歳新馬1600mに出走予定のティータイムです。
同レースは「ペールギュント」の登場人物繋がり で、2016年のフィリーズレビューを勝利したソルヴェイグの産駒であるアニトラや、シルクホースクラブで募集時381kgであったことからイタリア語で「小さくて可愛い」の意味を持つチャパリータ等......面白い馬名が沢山あるのですが、中でも注目なのがこの馬。
母のティープラズマの「ティー」は冠名で、スペルは「T」。ただ、本馬の「ティー」は「Tea」なので、由来は勿論「お茶の時間」でしょう。
一見よくありそうな馬名なのですが、登録されている由来を見ると「午後のお茶を飲む時間帯のレースに出走できる馬に」とあります。
お茶の時間...といえば午後3時ですが、競馬ファンにとってこの時間は勿論10Rや11Rの時間。OPまで昇格して、メインレースを盛り上げるような馬になって欲しいというオーナーの願いが込められた素晴らしい馬名ですね。
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