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型落ちのINMO Airを無理やり使う

ある日、Facebookを眺めていたらINMO GoというARグラスの広告が流れてきました。

以前に紹介したBrilliant LabsのMonocleを製品化したみたいなプロダクトですね。

で、陰毛!陰毛はマズいだろ!と言って喜んでいたのですが(小学生並)ふとAliexpressを検索してみたら、同じ会社のINMO AirというARグラスが叩き売られていました。すでにINMO Air2という後継機種が1年前に発売されているので、旧機種の売れ残りの処分というわけです。INMO Airは発売当時8万5千円してたみたいですが、現在の価格は2万円くらいだったので購入しました。

古い機種なので、開封動画とかインプレッションとかいっぱいあるのでやりません。XReal Airとは違って、ディスプレイは右目にしかない単眼です。なので、動画を大画面で見るような用途には使えません。また、到着したのは中国国内で売られていたものらしく、日本の代理店さんが販売していたような日本語マニュアルなどは入っていませんでした。
一応、設定で言語を選択できて日本語も選べました。一部のアプリとか、アプリの中の一部の画面が中国語のままになるという、中国ガジェットあるあるの状態までは持っていけます。
しかし!うまく動かなーい!

AIチャット

INMO Air単独でAIとチャットが出来て、Jarvisのように使えるはず。AIチャットアプリ自体は起動できて日本語で「話せます」みたいな表示が出るのですが、話せない!マイクボタンのようなものが表示されているのだが、それをどうやって押すのかがわからない!

翻訳

こちらもINMO Air単独でリアルタイム翻訳が使えるはずですが、英語→中国語の翻訳しかしてくれません。僕が英語を話すと中国語に翻訳したものを表示してくれますが、そんなの使わないです。古い紹介動画などでは英語→日本語に翻訳するモードもあるようなことが言われてますが、切り替えの方法がわかりません。

ナビゲーション

ナビゲーションもあるはずなんですが、INMO Air側にもアプリがないし、スマホアプリにもナビはないので、まったく影も形もありません。
古い紹介動画の中にはINMO Airにストアアプリがあって、そこからアプリが落とせるようなことを言っている動画もありますが、ストアアプリ自体がありません。

僕も中国製品を買ったりするのは慣れているので、公式のページを中国語に切り替えて探したりしましたが、サポートのページは見つけられず。いくつか見つけたリンクはリンク切れ。QRコードでWhatsAppの公式コミュニティみたいなところにつながりましたが、死んでいました。

旧製品なので、サポートが切れてしまっているのか、まったく使えない状態です。くやし~い!安物買いの銭失いか!

スマホミラーリング

しかし、まだ方法はあります。INMO Airはスマホのミラーリングができます。僕はiPhoneなので、AirPlayでChatGPTを立ち上げれば、INMO Airをした状態でChatGPTのGPT-4oと音声会話できます。この状態だとグラスで見えているのはこのモコモコとした動きだけなので、INMO Airで使う必要があるのか、と言われそうですが、いちおうマイクとスピーカーを使ってAIとクオリティの高い会話を楽しむことができます。

実際にはスマホを横向きに持った方がグラスの中では大きく見えます

ナビもミラーリングで行けますね。変な独自ナビよりGoogleマップとかAppleマップの方がいいかもしれません。常に視界にマップが表示されるので、INMO Airの使い方としてはベストマッチかもしれません。

カメラ

あと、INMO AirにはXReal Airにはないカメラが付いていて、こちらが使えることは使えます。すごく画質が悪いですし、手振れ補正などもありませんので、キレイなスナップショットを撮るとか、アクションカメラとして使うことはできませんが、例えば、展示会に行って見てるものを忘備録的に記録するとか、懇親会や大きなパーティにいったときに話した人の顔を記録するなどには使えると思います。INMO AirはUSB-Cの充電端子を持っていて、充電しながら録画できるので、バッテリーをつないでおけば電池切れを心配せずに32GBのストレージいっぱいまで動画が取れると思います。動画取ったら、動画をAIに渡して文字起こしをしてもらうのも良いかと思います。

まとめ

かなり無理やりですが、INMO Airもお蔵入りにならなくて済みそうです。しかし、こういうガジェットの型落ち売れ残りとか買うもんじゃないですね。


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