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フォイラー長海苔が見る新セット Vol.18 Unfinity【Foil】

フォイラーに光りあれ!

フォイラー的にカードをスリーブに入れるというのは外部からの傷や衝撃からカードを守るのと同じくらい"外気をシャットアウトする"という用途がデカいが、それを突き詰めようとすると安易にトリプルスリーブからのデッキケースに入らないコンボに繋がるぞ!

長海苔です。

ここでは主にレガシー、モダン、パイオニア、統率者にて光る紙をしばいている私が、公式フォーマットに使用する範囲で新セットから個人的にフォイルでおさえておきたいなーと思ったカードついて、買い物用メモついでにピックアップしたものを垂れ流していきます。

新たな銀枠セットがやってきた!
所謂公式フォーマットでは使えないカードで固められたアンシリーズの新セットだが、今回はエターナルフォーマットで使用可能な新録カードやアトラクションのメカニズムのような新たな試みからショックランドの再録など、今までは銀枠セットにそっぽを向いていた筆者も踵を返してプレビューを注視していた!

前置きもほどほどにさぁいくぞ!


アトラクションを開くカード群

エターナルリーガルのアトラクションを開く(追加デッキのトップからアトラクションカードを戦場に出す)能力持ちを羅列

単色は白2、青3、黒6、赤1、緑3と分かりやすくカラーパイ的にアドを取りづらい白と赤は枚数が少なくコスパも悪い。対して黒はバリエーションも多く十分コスパの良いものも見られて優遇されている。
2色カードはそれなりに付加された能力も強めだ。

なかでも上の4枚は特にレガシーでも使えそう。
青単色2マナソーサリーはアトラクションを出すのとダイス振りを1枚でこなすためコスパが良い。
1マナゾンビは死亡誘発ではあるが悪疫(ポックス)や狂気の祭壇(ホガーク)といった特定のアーキタイプのサクれるカードと噛み合いが良い。
4マナでアトラクションを2つ開くソーサリーはロングゲームを展開する黒系コントロールへ。
そして青赤の生物はインスタントソーサリーの手札からのキャストでガンガンアトラクションを出していく1人建築業者なうえ、墓地のスペルの使い回し、稲妻で落ちないタフネスもあるため青赤系のコントロールであればどこへでも就職できるポテンシャルを秘めている。

レガシーで特にコントロールを握るフォイラー諸兄は後述のアトラクションカード含めキープしておいて良いかもしれない。


各アトラクションカード

エターナルリーガルのアトラクションカード群22種。

今回のアトラクションのルールにより、メインデッキとサイドボード以外に、同名カード禁止の最低10枚から成るアトラクションカードのみの追加デッキを用いることができるようになった。

前項のアトラクションを出すカード能力で追加デッキのトップから戦場に出され、戦闘前メインフェイズの開始時に6面ダイスを振ってカードの光っている数字と同じなら能力が誘発とのこと。アトラクションカードによってアタリの数字が変わるバリエーションがあるのもお忘れなく。
ターンを跨ぐ=ダイスロールのチャンスなので、ロングゲームを得意とするコントロールタイプのデッキとは相性も良さそう。

追加デッキの仕様上、各種1枚ずつで良いというのはシングル買い勢的にはお財布に優しいものの、種類がバラけることでアタリハズレも出やすいので自分のアーキタイプに合わせてカードチョイスを厳選していきたい。

アトラクションを開くカードと併せ、今回ジョークセットでボックスの仕入れ量の少なさや剥かれづらさ等も加味して、レガシー以下でがっつり使われてしまう事態になるとシングル単価が吊り上がる可能性も十分考えられるため、必要なフォイルは安価なうちにガッツリ揃えてしまいたいところだ。


再録ショックランド群

再録待ちで昨今値上がりが続いていたショックランドがついに。パック以外にボックストッパーからも確定排出。

もはや語るまでもない優良2色土地。
パイオニアモダンでしか使われないだろうと思いきや、蒸気孔なんかは5枚目以降のVolcanic IslandとしてレガシーURデルバーに挿されているし、レガシーデスシャドウでは湿った墓も相変わらずガッツリ使われている。

公式HP参照

ショックランド自体が再録を何度も重ねているためもはや絵柄の好みで購入を考えればいいレベルではあるが、コレクターブースターから出現する特別な加工の施されたギャラクシーフォイル仕様(上図参照)のものを求めるのであれば、シングル買い勢もパック剥き勢もそれなりの出費を強いられることになるのを覚悟した方が良さそうだが、モダンパイオニアにおいてショックランド以上の2色土地なんてまぁ刷られることはないと思うので気に入ったなら全ツッパしちゃって全然良いだろう。結局土地が一番裏切らない。


最後に。

プレビューの最初期は「あー、ショックランドを剥くためだけのパックになるのかな」なんて思っていたこともありましたが、エターナルで使えるアトラクションカード周りが追加デッキルール的にも新たな風をレガシーに巻き起こすのではないかとそこそこ期待値も上昇。

界隈的には銀枠セットに対してあまり良い印象を持たない方も多いとは思うのですが、今回のような再録カードや下環境で使えるカードの人気で売り上げが伸びるならば日本語訳版が将来的に出されたりもする可能性があると思うので、ウィザーズには今後も是非頑張っていただきたいですね(媚)

飛ばしてしまいましたが、次回こそは兄弟戦争の記事になることでしょう。
既にプレビューも始まっていて、筆者としては新ウルザをどうやって裏返そうか考える毎日です。

ではまた。

フォイラーに光りあれ!

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