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伝説の親父

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はちゃめちゃだけど憎めない、図太さの権化である「伝説の親父」の奇行録。
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#最近の学び

「冷たいもん」の正体

ある日の夜、実家で両親とすき焼きを食べた。 腹を満たした親父は風呂に入り、またリビングに…

杉原 学
3年前
3

「履いてませんよ!」

ある大晦日。 親父が「そやそや、絵馬を返しとかんとあかんな」と言って、棚に飾られている絵…

杉原 学
3年前
7

「な?」

飲食店などで不快な思いをした時、あなたはどう対応するだろうか。 僕は店員さんに文句を言う…

杉原 学
3年前
4

しょーもない植木

ウチの両親は「ジャパネットたかた」フリークなのだが、ある年のゴールデンウィークに実家に帰…

杉原 学
3年前
3

豪速球ピッチャーの末路

友人の結婚式に出席するため、大阪に帰った時のこと。 当時「ルーズヴェルト・ゲーム」という…

杉原 学
3年前
7

「こんなもんピュッと行ったらええんや」

ある初詣の帰り道。親父が運転する車に、僕とオカンが乗っていた。 その車が小さな横断歩道の…

杉原 学
3年前

「いやな感じがするんや……」

ある大晦日の夜。親父とオカン、僕と弟の4人で紅白歌合戦を見ていると、映画「NANA」で大ブレイクした伊藤由奈ちゃんが登場した。 親父は「この子ええ目してるなー」とほめだした。言われてみれば、確かに大きくてきれいな目をしている。僕もオカンも「ほんまやなー」と声をそろえた。すると親父は、その子の目を見て何か思い出したらしく、自分の会社の話をし始めた。 「そう言えばこのあいだ、うちのバイトにな、背のちっちゃい女の子が入ってきたんや。ほんま子どもみたいな感じの子でな。この子の目が