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エンジニアの私がカジュアル面談で意識している 4 つのこと

こんにちは。ソフトウェアエンジニアの坂井 (@manabusakai) です。

カミナシでは入社したその月から採用活動に手を挙げ、主にスカウトメッセージの送信とその後のカジュアル面談を担当しています。 12 月には自分の送ったスカウトから待望のエンジニアリングマネージャーの方が入社されるなど、少しずつ目に見える成果も出始めました 🙌

前職での経験も含めるとそれなりの数をこなしてきたこともあり(クォーターに 100 人以上の方とお会いする時期もありました)、コミュニケーション下手でありながらも「こうすれば上手くいくんじゃないかな?」という自分なりの工夫があります。

今回は自分がカジュアル面談で意識している 4 つのことをご紹介します。
ちなみに、もともとこの記事は社内向けに公開するつもりでしたが、「全開オープン」のバリューにならって社外に公開してみることにしました。

カジュアル面談で意識している 4 つのこと

共通点を見つける

初対面の方と話すのは苦手という方も多いのではないでしょうか?

カミナシでは昨今の状況を踏まえて、ほとんどのカジュアル面談をリモートで実施しています。リモートでのカジュアル面談は伝わる情報量も少なく、コミュニケーションという点においてはさらに難易度を上げているように感じます。

そういう時にお勧めしたいのは、最初の数分間でお互いの共通点を見つけることです。

類似性の法則と呼ばれるもので、人は自分と共通点のある人に親近感を抱きます。些細な共通点が見つかるだけでも、そのあとの話しやすさが変わってくるように思います。

共通点と言っても難しく考える必要はありません。事前にレジュメを拝見できるのであれば、たとえば次のような項目から探します。

  • 出身地や居住地

  • これまでのキャリア

  • 趣味や特技

  • ライフイベント(子育てなど)

エンジニアの方であればエディタやキーボードも良いかもしれませんね。以前にタイプ音でキーボードの軸の種類を当てたら、一気に打ち解けることができた方がいました (笑)

改めて趣旨をお伝えする

カジュアル面談に慣れている方であれば問題ないのですが、中には初めてという方もいらっしゃいます。また、他社のカジュアル面談とスタイルが違う点もあると思うので、最初に趣旨をお伝えするようにしています。

  • 面接ではないので、ざっくばらんにお話したいこと

  • 何を聞いてもらっても選考時の評価には影響しないこと

  • 今すぐ転職を考えていなくても良いこと

カミナシの場合、カジュアル面談の前に自社の概要情報や特に見てほしい発信などをまとめた Entrance Book という資料を共有するようにしているので、事前に目を通していただいている場合は会社紹介などをスキップするようにしています。

カジュアル面談は候補者の方のための時間です。自社のことを知ってもらいたい気持ちは少し抑えて、どのような時間にしたいかを聞いてみるのもおすすめです。

リモートでのカジュアル面談は画面越しのコミュニケーションとなるため、次のようなこともあえてお伝えするようにしています。

  • 回線の不調などで聞き取りづらい場合は遠慮なく聞き返してほしいこと

  • 面談中のメモを取らせてほしいこと

少しでも不安になる要素が減らせると良いですね。

ネガティブなことほどオープンに伝える

カジュアル面談の場では、社外秘のことを除けば何でもオープンにお話しするようにしていますが、特に気をつけているのは自社のネガティブなことをお伝えしなければいけないときです。

ネガティブなことを隠すという意味ではなく、ネガティブなことほど強く意識してオープンに伝えなければいけないということです。

ポジティブなことは話しやすいので饒舌になりますが、ネガティブなことは「これをお伝えしたら選考に進んでもらえないかも?」という不安が自分の中にあるのでどうしてもトーンダウンします。

だからこそ、ネガティブなことほど強く意識しなければ同じように伝わらないのです。

ネガティブなことを隠したところで、入社すればすぐにバレてしまいます。ミスマッチだったと思われて早期退職になってしまえばお互い不幸です。

冒頭でもご紹介したとおり、カミナシには「全開オープン」というバリューが存在します。

オープンさは戦術だ。
プライドを捨てて、弱みをみせる強さを持とう。
情報を共有し、全員で問題に取り組もう。
互いを知り、前提が揃えばどんな難問でも解ける。
全開で、全力で、勝率を上げていこう。

KAMINASHI 5 Values

カジュアル面談の場では、常に全開オープン、特にネガティブなことはさらに全開オープンの心持ちが大切です。

Will をヒアリングする

候補者の方の転職意欲や残り時間などを踏まえて判断しているので毎回やっているわけではありませんが、こちらからご質問できそうであれば Will (やりたいこと)をヒアリングするようにしています。

なぜヒアリングするのかというと、声に出して Will を語ってもらうと大事にしていることがぼんやりと浮かび上がってくるからです。

  • 仕事を通じて何を成し遂げたいのか

  • 次の会社を選ぶ上で何を重視されているのか

  • どういうキャリアが理想的なのか

面接ではないので、何を語ってもらっても大丈夫です。うまく整理できていなくても、人に話すことでクリアになっていく方もいらっしゃいます。

カミナシはまだまだアーリーステージのスタートアップで、これから多くの困難とさまざまなカオスに立ち向かっていくことになると思います。そんなときに気持ちを奮い立たせてくれるのが Will だと思っています。

候補者の方の Will とカミナシのミッション・ビジョンが少しでも重なるところがあれば、ぜひ一緒に働きたいですね!


これからカジュアル面談デビューする方に少しでも参考になれば嬉しいです。もっと改善できることはあるはずなので、現状に満足せずフィードバックをもらいながら改善していこうと思います!

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