アンリアルライフ(プレイメモ)
個人ゲーム開発者 “hako 生活” 氏が開発したアドベンチャーゲーム『アンリアルライフ』
満を持してswitchで配信されたのでさっそくプレイしてみました。
ある夜、歩道で目を覚ましたハルは記憶喪失になっていた。
無線式の信号機AI•195と協力し、自身の記憶を取り戻すために知らない街を冒険することになる。
そして記憶の隅に残る『先生』という女性のイメージ。
彼女を見つければ記憶が戻るかも、とハルは『先生』を探すことにする。
ちなみに、ハルはサイコメトラー(!)なので、触れたものの記憶を知ることが出来、その能力を駆使して進んでいく。
そうして新たな場所で出会った人(人?)に助けられ、新たな力を手に入れたりしながら、ハルは『学校』へ辿り着き、徐々に記憶を取り戻していく。
発端は、ハルと ある少年との出会い。
ハルの親友がその少年に惚れ、しかし少年はハルと仲良くなり•••
ある日、ハルと少年は二人で出掛けるが、少年は事故に遭い重症。失明してしまう。
少年に想いを寄せていたハルの親友は呪いの言葉を浴びせる。
そんなハルに優しく接し、心の拠り所となっていたのが『先生』だったのだ。
だが、その先生も転勤となり、急遽学校を去ることに。
いなくなることを裏切りだとハルは先生を責め、当てつけのように先生の前で踏切に投身自殺をしようとする。
それを先生は身を挺してハルを救おうと•••
そこで二人の時間は留まり、意識はあの世界へ落ちたのだという。
二人の意識はもう現実に戻ろうとしていて、だが戻れば列車は二人を轢断する。
先生は自分が助かることは諦め、ハルだけを救おうとしていた。
ハルは決意する。
二人とも助かるために、生きるために、弱く卑屈だった自分を𠮟咤し『今できることをやる』と。
目覚めれば、先生もハルもあの踏切にいた。
まるであの冒険がウソだったかのように静かな夜だった。
時を経て、そんな物語を生徒に語る『先生』
生徒は『ハル先生』の物語を明日も楽しみにしている。
さて、あなたはどんな人生を生きていますか?
それは、ちゃんとリアルに?
それとも、たまに少し、アンリアルに?
完!
という感じ(?)で一気にクリアしました。
面白かった!
そしてとても綺麗だった。
システムについて少し言及すると、ファストトラベルがちゃんとあり、親切だと感じた。
ただ、パズル要素は•••フォーゴットンアンを思い出してザワッとした(苦手)
何とか自力で解いたが、パズルが連続するステージは、やはりなかなか疲れた。良く出来てたとは思いますが。
あと、階段やハシゴでいちいち『登りますか?』と聞いてくるのはまどろっこしいと感じた。
シナリオに関しては、こんなにしっかりとしたストーリーがあるとは思いませんでした。
でも、親友(恨まれたまま?)と少年(失明したその後は?)がどうなったのか分からなかったのが気になる。
親友との確執が中途半端で、そこだけ話が浮いてる気がした。
ちなみにバッドエンドがいくつかあって、それには呆然としましたw
ハッピーエンドに辿り着けて良かったです。
次回作が今から楽しみです。