真 流行り神2(プレイメモ)
主人公である警察官が、都市伝説にまつわる事件を解決していくホラーアドベンチャーゲーム『真 流行り神2』
前作に引き続きプレイしました。
前作「ブラインドマン編」の2年後が舞台で、登場人物は主人公以外一新。
旧作のオムニバス形式に(事件解決に科学ルートとオカルトルートとに分岐する)戻り、舞台はS県からG県へ。
紗希は新しい相棒の愛染 刹那(あいぜん せな)と共に奇妙な事件に立ち向かう!
推理における選択やライアーズアートは前作と変わりなし。
相変わらずバッドエンドが多いw
では、各事件の概要などを。
まず第一話『●●女』
男子小学生が引きずり回されて殺害され、ベンチに座っていたカップルの女性が足を切り裂かれ、女子高校生が耳たぶを食い千切られ失明、OLが足を鉈で切り落とされる、という4つの事件が発生。
どの現場でもトレンチコートを着た女が目撃されており、刹那はこれらの事件を「ヒキコさん」「ベンチの下の女」「カオルさん」「カシマさん」の4つの都市伝説と結びつけて考えていた。
どちらのルートでもクローン人間による怪異というオチ。
クローン人間を作っている製造工場•••裏にはナニがあるのか?
そうして、解決があやふやな怪異、眉唾な陰謀の影を追うための組織『とくそう』が急遽結成され、紗希と刹那は謎の上司•本部長により配属を余儀なくされる。
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第二話『半分こ』
体を正中線に沿って真っ二つに切断された女性の右半身と、上半身だけとなった女子高校生の遺体が見つかる。
紗希と刹那は最初の事件の被害者である天草知美の家へ向かうが、知美の娘である美子は母と2番目の被害者である親友の死について話しているうちに、美子が双子の姉の摩子と何でも「半分こ」にしているなど、『摩子と「同じ」であろうする』ことへの偏執ぶりに狂気を感じ、彼女を追求するが───
殺した人間のパーツをつなぎ合わせて復活した少女。
彼女は一体『何』なのか?
それは誰にもわからない。
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第三話『TVに映ったアイドルの霊』
アイドル•加納ユキが不可解な死を遂げる。
死亡したはずのユキが、翌日の生放送の歌番組に映ったという心霊話が巷を騒がせる中、
紗希と刹那はユキが作詞し歌番組で発表しようとしていた曲「Last Song」の歌詞がユキの死に様に似ていると感じ、自殺・他殺・事故死の全ての可能性を検討し捜査を開始。
そんな中、ユキのプロデューサー•玉出栄とトップアイドルでユキの先輩である松岡るみはユキ殺害の犯人だと互いに疑い合うが、その二人を怪奇現象が襲う。
結局、ユキは事故死で、怪異はTVのヤラセ演出として片付けられる。
だが、一連の説明のつかない心霊現象はユキの霊が仲違いする玉出とるみを救うために起きたものでは、と思われるのだった。
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第四話『都庁の秘密』
紗希と刹那は、本部長からの慰安旅行の提案を受け、新宿へ向かう。
新宿に着いた紗希たちは、道に迷っていた外国人を助けるが、お礼と称して外国人から明日は都庁に近づかないよう忠告される。
このことで『親切にした外国人がテロがあることを教えてくれる』という都市伝説を刹那が思い出したことから、二人は都庁で爆弾の類がないか調査を行うことに。
そうして、紗希が爆弾を探す最中、刹那から連絡を受け、彼の誘導に従い歩き続けると、謎の空間に出る。
そこでは刹那が、都庁が変形することで完成する巨大ロボット「都庁ロボ」の設計図を持って待っていた。
呆れる紗希と興奮する刹那は都庁ロボがあるのか無いのかで意見が対立し、別行動を取ることとなる。
で、都庁ロボは、CIAが追っていたカルト組織の最終兵器で、紗希はその戦いに巻き込まれ、とんでもない大惨事に。
一方、刹那は都市伝説を兵器化した「ジャンピングばばあ」「40キロばばあ」「紫ばばあ」「足売りばばあ」「一寸ばばあ」「四時ばばあ」といった老婆たちの波状攻撃を受ける。
刹那は都庁を脱出し「四つ角ばばあ」を振り切るため車で逃げるも「ターボばばあ」に追いかけられる。
そこに、都庁で出会い、唯一話の通じた老婆「光速ばばあ」に助けられ、事なきを得るのだが───
時間が巻き戻り、紗希と刹那は違和感を覚えるが何故かはわからず、とりあえず本部長からの慰安旅行への提案は却下するのだった。
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最終話『星を見る少女』
少年少女の首吊り自殺事件が相次ぎ、捜査に追われる中、「とくそう」の二人は首吊り自殺事件の原因であると自称する少女リセに出会う。
リセは都市伝説「星を見る少女」には「リセという少女のことを思って自殺すると来世で幸せになれる」という続きがあるとも語る。
この話を信じようとしない二人にリセは怒り、謎の男 “金髪の王子” とともに何処かへ消えるが、その後二人はリセの知り合いである少年•ヨミに出会う。
ヨミによれば、彼自身は相手の心を読むことが出来、リセは時間を巻き戻す能力を持っていると言う。
そして彼らのような子供を作り出し、G県を怪異事件の実験場としている組織「F.O.A.F.」の存在について語るのだった──
時間を巻き戻し、自分の死すら無かったことにできるリセは組織で特別扱いを受けており、ヨミやリセと同じく組織に作られた少女•ルナは、それを気に食わないと考えているという。
ルナは満月の夜に最大の力が発揮されるマインドコントロール能力を持っており、その能力の凄さを、最愛の “金髪の王子” にアピールするため、そして気に入らないリセを始末するため、例のG県での少年少女の集団首吊り自殺を引き起こしていたと分かる。
ルナの凶行を止めるためとは言え、ルナを殺害するしか手立てが無いことに紗希は戸惑うが、それでも必ずルナを止めることをリセとヨミに誓い、刹那とともに立ち向かう。
結局、利用されたルナは消され、事件は闇へ葬られる。
リセは本部長に、ヨミは刹那の弟して引き取られることに。
だが「F.O.A.F.」については謎のまま。
本部長が誰かと連絡を取り合っているところで本編は幕を閉じる。
「とくそう」は「F.O.A.F.」を追い続けるのだった。
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番外編『首なしライダー』
かつての恩人である郷田響が不可解な死を遂げた事件を一人追い続ける刹那の話。
首なしライダーは実在するのか?を確かめるべく張り込む刹那。
バイクは本当に現れ襲われるが刹那は九死に一生を得る。
だが、謎を解明するには到らず、刹那は怪異を追い続ける決意を新たにする。
という感じで、なんか中途半端な終わりかたをする2でした。
個人的に前作の方が話は面白かったなぁ。
いくら都市伝説に焦点を当てたとはいえ、バカバカしいネタとか、一昔前の少年漫画みたいなネタ(能力者集団とか)は興醒めの域で、しかも全然オチてないし、え?だから?って首をかしげる話ばかり。
科学ルートとオカルトルートの違いもあまり感じられないし、二つ用意しなくても良くね?って何度も思ってしまった。
う~ん、3をやるか本気で悩ましいわ•••
新相棒の刹那くんのキャラは好きだけど•••