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STORIES UNTOLD(プレイメモ)

インディーゲームスタジオ “No Code” によって開発された、1980年代に流行したクラシックなスタイルと取り入れたテキストホラーアドベンチャーゲーム『STORIES UNTOLD』がswitchで配信されたので、さっそくプレイしてみました。

画面に表示されるのは「4つの物語と1つの悪夢」と記された1本のビデオテープ。
ひとつの物語を体験すれば、新たな物語が開かれていく。
そして、謎を解き明かしながら物語を進めていくうちに生まれる “違和感”。それはやがて実体となり、今までに味わったことのない “恐怖” としてあなたを待ち受けている。
というコンセプト?のゲーム。

まずは一話目『棄てられた家』から。

プレイヤーは、とあるゲームに興じている。
そのゲームの中の主人公は久しぶりに生家に戻ってきたようで。
事前に父から貰っていたメモを見れば、何やら主人公の部屋にサプライズが用意してあるらしい、と文章が画面に表示される。

ちなみに、私は知らないのだが、初期のパソコンのRPGに「行動内容を自分で入力して先に進む」という形式があって、このゲームの演出に使用されているのだそうだ。
そういう仕様が、switch版だけの対応なのか「見る」→「周り」、「使う」→「鍵」、「行く」→「家」などのコマンドを組み合わせて選択していくことで主人公が行動していくようになってました。
確かにコマンドで行動を選ぶのはRPGみたいに感じた。

そうしてゲームの中の主人公が自室に置かれていたサプライズ•••中を見れば懐かしいパソコンゲームが。
嬉々としてスタートさせるが、その瞬間、何故か彼の部屋が真っ暗に!

それからゲームの中の主人公の様子がおかしくなる。
訪れていた生家は変貌し、空気は重くなり、嫌な臭いが立ち込め、主人公の精神を苛む。
再び主人公がゲーム中のパソコンをスタートさせれば、画面からは主人公の罪を責める文章が流れ始める。

否定する押し問答が続く中、ついには罪を認めると•••
『ようやく認めたか。』
の一文が。
瞬間、カチカチと画面にあるスタンドの灯りが瞬いた後、部屋は暗闇に。
それからプレイヤーもゲームの中の主人公もどうなったのか、誰も知らない。
という、ちょっとゾッとするようなエピソードでした。
不思議な感覚の話だなと感じた。
作中作を見ているような、入れ子構造?みたいな演出?深く考えると混乱してくるw

二話目のタイトルは『ある実験』
とある心臓に実験をしようとしているようで、促されるまま手順通りに実験を行っていく(とても手間取った)

そうして実験してるウチに、心臓は装置の中で爆発する(ドリル突っ込んで爆発した?なんで??)
中を見ると、妙な玉が出てくる。
目玉みたいだが、目玉でない?
こんなのが心臓に入ってたのか??(大混乱)

この玉にある記憶を読み取っていくと、どうやら地球に墜落したエイリアン?だったのかなぁ。
で、エイリアンの心臓を取り出して実験したら玉が出たと。

で、エイリアン?にはちゃんと意識があり、実験をしていたこの施設?から逃げようとする。
妙な絵文字を入力すると•••

そこら中、玉だらけで(意味が分からない)玉は一気に消滅する。
それとも施設の方が消滅したのか??
分からないまま、暗転。
なんであんなに玉だらけだったんだろう。
実はエイリアンはそこら中にいた?
そもそも実験していたのも人間ではなくエイリアンだったとか??

分からないまま、三話目『観測所にて』
主人公はグリーンランドの観測所にいるらしい。

他の観測所から送られてくるコードを読み取り、何か起きてないか観測していく最中、“何か” が迫っていると警告を受信する。

建物が揺れ、主人公は外に飛び出し確かめに行く。

すると•••建物から “何か” が突き出してる??

慌てて入っていくと•••

良く来たね、みたいなことを中にいた “何か” に言われ、また暗転。
何が起きた?!

ちなみにこの三話目は小さなモニタに表示されるコードを解読しなきゃならないんだけど、とにかく文字が小さい!読めない!文字潰れてる!
発狂寸前になってるとツイッターでアドバイスを頂き、ちゃんと拡大できると分かり•••(感謝)
それにしたって、やりにくかったなぁ。
外に出たら出たで画面がカックカクだし、カメラ視点反転なんてのも出来ないし。

気を取り直して、四話目『最後の治療』
この話の主人公•ジェイムスは一話目のパソコンに表示されていた主人公の名と同じ。
もしくは全編同じ人物を指していたのだろう。
とにかく彼は入院し、何やら取り調べ?を受けている。

ちなみに、ここでジェイムスの状態を入力する場面になるが、バグなのか何を入力すれば良いか分かりにくかった(PC版の動画を少し見たが、switch版とは違っていた)↓

ともかく、ジェイムスは事故を起こして心神喪失のようで。
今までプレイしてきた二話目、三話目は彼の現実逃避の情景だった??
で、彼は何を起こしてこうなってしまったのか、探る話。

事の顛末は、彼がパーティーで酒を飲み過ぎ、飲酒運転の末 事故を起こし、同乗者していた妹が巻き添えになり重体。結局、妹は亡くなってしまう。
しかも、事故を隠蔽しようと、彼は更に犯行を重ねたらしい(具体的には良く分からない)
それから両親には責められ、見限られ、良心の呵責により心身共に病み、彼は狂ってしまった?
妹に責められる幻覚も現れる。

が、最後は罪を認めていたような•••
というオチ。だったのかなぁ。

とにかく、コマンド方式なのがなかなか思うように進行せずにイライラしました。もどかしい。

ホラーとのことでしたが怖くなく、ミステリーのように感じました。
なかなか興味深いゲームでした。
もう少しプレイしやすかったら良かったんだけどなぁ。