ブレアウィッチ(プレイメモ)
XboxOneでDL販売していた一人称視点ホラーADV『ブレアウィッチ』プレイしました。
時は1996年。
メリーランド州バーキッツビル近郊にあるブラック・ヒルズの森で少年ピーターが消息を絶つ。
主人公•エリスは過去、兵役や元警官の職務により心の傷を負い現役を退いていたが、愛犬のバレットと共にピーター少年の捜索を始め、職務への復帰を試みようと森へ入っていく。
しかし、ブレアの魔女にかけられた森の呪いがエリスを惑わせ、終わりのない悪夢へと引きずり込まれていく。
戦場でのトラウマ(仲間を間違った場所へ誘導してしまい死なせてしまったり、隠れた部屋にいた現地の女性を殺してしまう等)がフラッシュバックし、エリスを苦しめる。
愛犬バレットの存在に助けられ、何とか前に進むエリスだったが、カーヴァー(奇妙な出で立ちでピーター少年を連れ去り、森に徘徊する男)に邪魔をされ、エリスはバレットと引き離されてしまう。
それでも必死にピーター少年を探すエリスは廃屋に辿り着く。
きっとピーターは廃屋の地下にいる、と確信し、エリスは中へ入っていくが•••
そこは悪夢の連続。
現実なのか妄想なのか、エリスの精神は徐々に壊れ始める。
何度も体感させられるトラウマに抗いながら、ようやくピーターがいると思われる場所へと•••
しかし、待ち受けていたカーヴァーに告げられた残酷な真実。
魔女が次の下僕として求めていたエリスは新たな “カーヴァー” となり、森に囚われることになるのだった。
愛犬バレットは生きていたが、カーヴァー(魔女の下僕)となってしまったエリスを見て立ち去っていく。
そして•••
完!
というわけで、バッドエンドでしたw
ちなみに、グッドエンドになるには、敵を攻撃しない&木の細工(スティックメン)を壊さない(触ったら勝手に握り潰してしまうので、触らない)ようにすれば良いらしい。
考察として、森に住む魔女(この魔女の起源は映画に出てきたはず)は、トラウマを持つ心弱き男が森にやってくれば戯れに下僕としていた。
それに囚われた一人がカーヴァーだった(カーヴァーは幼少期に森に迷い込みトラウマを抱えていて、後にベトナム戦争にも行き、更に苦しんでいた)
新しい下僕となる者が現れれば自由になれるため、カーヴァーはエリスが次の下僕になったことで役目から開放された。
そして、エリスが新たな魔女の下僕として森に囚われることになるのだが•••
グッドエンドならハッピーエンドになるのかと動画で見てみたら、案の定グッドとは名ばかりの、大して救われないエンドでした。
では感想を少々。
『Layers of Fear』を制作したBloober Teamから生み出されたというゲームらしく、恐怖が精神に異常をもたらす様が非常にリアルに体験できました。
特にラストの廃屋は圧巻。精神にクる演出でした。
画面が非常に揺れるので(主人公がフラフラしてるから仕方ないが)カメラ酔いに苦しめられましたが•••
あとは、ビデオテープを巻き戻したりして時間を操作する謎解き?が面白かった。
時間がループしてる(流れる時間がおかしくなってる)らしく、突然未来の自分からメッセージが来たりする演出も不気味で良かった。
ホラーゲームに一人称視点が多いのは『自分の姿』が何なのか、どう変化してるのか、がプレイヤーには分からず、一つの謎になってるからなんでしょうが、今回もまさしくソレでした。上手い。
システム面で気になったのは、いつでもセーブできるのにセーブ後に終了して再開したら、セーブしたとこからじゃなくて章の最初からスタートになるところ。
やったところをまたやらなきゃならなくて、こっちのSAN値が下がる。
あとは特にバグにもフリーズにも遭わなかった。
そんなわけで、ホラーゲーム的にはとても良く出来たゲームだと思いました。
原作の映画が好きな方はもちろん、ホラーゲームが好きな方にはオススメできるゲームです。
良い体験が出来ました。