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リーガルダンジョン(プレイメモ)

韓国のインディーゲーム開発者Somi氏による「罪悪感三部作」の2作品目として作成された、捜査書類を読み解いて法と証拠で被疑者と戦い、有罪/無罪の意見を提出する社会派ミステリーADV『リーガルダンジョン』
プレイしてみました。

プレイヤーはいわゆるキャリア組の若手警官•清崎 蒼となって、ゲームの舞台となる警察署の刑事二課に新しい課長として着任し、捜査チームのリーダーとして捜査員たちの報告書や供述書などを読み、容疑者を起訴するか否かの意見書を作っていくのだが•••

──「書類には、人格も感情も存在しない」
この書類によって容疑者やそのまわりの人々、そして主人公の運命も変わっていく。

で、書類が完成すると被疑者とのやりとり(尋問)がまるで『ダンジョン』でのモンスターとの攻防のように繰り広げられる。

これは蒼の脳内ではこういう認識ってことなのか、ただのゲーム的な演出なのか。

で、蒼はAIのアオイ(マスコットキャラクターのような画像で画面下部に表示されている)に導かれ、

蒼は国のため国民のために職務を果たそうとするが•••

警察組織は、犯罪に点数をつけて評価する成果主義と、昇進のためだけにひたすら利己的に行動する腐敗しきったものだった。

プレイヤーは、自身の良心に従い被疑者を不起訴にすれば職務放棄と断罪され懲戒免職(ゲームオーバー)に。
ならば、私情も慈悲もかなぐり捨て、ひたすら昇進のために行動したなら•••

主人公はめでたくエリートコースを邁進し、グッドエンディング(?)へ。

手段を選べず•••選べないことに抗わなかった主人公───
警察機関で生き抜くため犯罪に手を染めること(ゲームをクリアすること)を厭わなかった主人公(プレイヤー)を皮肉る、シニカルな内容でした。

面白かったけど、難しかったー!
なんか体感、オブラディンみたいだった。
あと、ウチのswitchのジョイコンの左スティックが勝手に動くポンコツなので非常にプレイし辛くて参った。
マウスでやるべきゲームはこういう時に困る。

ところで、AIキャラのアオイが画面下部をうろうろ動くのが邪魔だった。

資料のページをめくる矢印に被って、操作を(捜査を?)邪魔するんだよねw
わざとなのかなぁ(上に移動させても落ちてくる)

それはさて置き、内容はシニカルで、ブラックで、どんどん非情に染まる主人公が淡々としていて、会話のセンスも良くて、非常に良かった。
逆転裁判みたいな感じかと思っていたが(逆転裁判は裁判の尋問で矛盾を見つけ、突き付け、真実に達するが、こちらは立場は違えど尋問で矛盾を指摘し、被疑者を追い詰める)須田51氏が作った逆転裁判みたいでした(←意味分かんない)

分からないままのことも多いんだけど、他の方の考察などを拝見して補完し、終了としたいと思います。