ASTRAL CHAIN（プレイメモ）

2021年5月24日 21:33

switch独占のプラチナゲームズ新規IPで『NieR:Automata』のゲームデザイナーである田浦貴久氏初のディレクション作品であり、監修には『BAYONETTA』シリーズを手がけた神谷氏、キャラクターデザインを漫画家の桂正和氏が担当したことでも話題になった3Dアクションゲーム『ASTRAL CHAIN』
やっとプレイしました。

近未来───
突如、隕石の落下により異界とつながった地球はワームホールから出現した異形生物「キメラ」達により汚染され、生き延びた人々は多国籍都市「アーク」に身を寄せていた。
だが、依然として人々はキメラの脅威に晒されており、一般警察では歯が立たない状況下、キメラやその影響を受けて人間から変異した「偏移体」から人々を守るために、特殊部隊「ネウロン」が結成されていた。
ネウロンの一員である主人公は、人類が生み出した生体兵器「レギオン」と共に事件解決に動き出すことになる。

主人公は男女の双子のどちらかを選べる。
私はなんとなくこのゲームを操作するなら男性がデフォルトのような気がしたので男性にしてみた。

というわけで、まずは人々が被害に遭う事件が起きて現場に直行する。
何が原因なのか、原因のキメラはどこから来るのか、聞き込みしたり証拠を見物したり『捜査』する事から始まる。

その捜査がちょっと面倒くさい。
サブミッションもやったりしたら結構時間かかる。
そして原因のキメラが潜む “アストラル界” へ転移し、キメラを一掃していくんだけど•••
このアストラル界もちょっと面倒くさい。

各レギオンの能力を使ってギミックを操作し、道を切り開いていく過程、これがなかなか手間。

戦闘については、最初は複雑に感じて面食らうが（覚えることが多い）丁寧なチュートリアルと操作感の良さで快適に戦えた。
とは言え、主に使役するレギオンが攻撃するので操作キャラはあまり戦ってる感じがしない。
トドメのコア抜き（？）で爽快感を誤魔化されている感じがする。

それでも、レギオンとの連携がバシバシ決まるとやっぱり気持ち良い。

ストーリーは•••
世界観や展開は良かったと思う。
だけど、詰まるところ、アストラル界のキメラの力を取り込み神になろうとしたヤツの思惑をぶっ潰す！ってとこで終わってしまい、根本的な問題は何も解決していない。
アストラル界はあり続けてるし、人々は脅威に晒され続けている。うーん、何も解決していない。
主人公の出生の秘密もあるようでないような、説明は無い。なんだったんだ一体。

まぁ最後の展開が熱かったから良いか！！

って感じで、完！！
クリア後も後片付けのミッションがあるらしいが、もう良いや！！

感想を言うと•••
確かに捜査やアストラル界での一幕は面倒くさかったなとは思ったが、あれが無ければただ戦うだけの無双ゲーやDMCのようなゲームになってしまっていたかもしれない、一線を画すには必要だったのかな、なんて。
しかし、ベヨネッタみたいな『罠を食らうとダメージになり、最初の地点からやり直し』ってイベントはいらなかったな。
ベヨネッタの一番嫌だったとこ、入れないで欲しかった。
落下ダメージがやたらデカいのも気になった。レギオンが引っ張りあげてくれてんならノーダメにしてくれ。
主人公の声が無いのも寂しかった。なんで無くしたんだろ。

操作についてはちょっと気になるとこがあり、しゃがめるのにジャンプ出来ないのがもどかしかった。ジャンプしなくても良いように作られてはいたが、ちょっとした段差の向こうに行けないもどかしさ(´`)
更に、しゃがみとダッシュが同じボタン（左スティック押し込み）になってるので、焦ってるとしゃがみたいのにダッシュしちゃったりして、ステルスミッションの時は参った。そういうの同じボタンにしないで欲しい。
ロックオンの性能もあまり良くなくて、1対1の時にロックオンしても敵が早すぎると勝手に外れて機能しない。
Yボタン押すと順番にレギオンが切り替わるのだが、回避のBボタン押すとswitchコントローラーのボタンが小さいもんだから一緒にYボタンも押しちゃって勝手にレギオンが切り替わっちゃう。Yボタンの切り替えはいらなかったな。

あとは、とにかくラスボスがメチャクチャ強かった。
それまで大して苦労しなかったし、アイテムも使わないで済んでたから楽勝だろ～なんてロクに準備もせず強化もせずに挑んだら•••
早いし硬いし早いし痛いし、詰んだかと思った。
でも、やり甲斐があった。あのラスボス戦は最高だった。
てっきりラスボスは超デカくて、まずは右手壊して左手壊して倒れてきた頭に付いてる丸いのを壊して～って無駄に時間ばかり掛かる戦闘を強いられるものと思ってたからw

とにもかくにも、ラスボス戦からのエンディングまでの流れがカッコ良くて、感極まって感動して全て持ってかれました。