悩むのではなく、考えると行動で試行錯誤を。事業化に向けての挑戦
狛江市で放課後の居場所づくりをしている、まなびやの宮田です。
今回の記事では、まなびやがこれから挑戦していきたい事業化について書いてみようと思っています。
事業化を考えたきっかけ
狛江市でのまなびやを始めて、3年が経ち…
今年は事業化へ挑戦したいと思っています。
2023年3月。
わたしは第二子を出産したのですが、その産前産後、まなびやをどうしようか悩みました。
というのも、それまでほぼ1人での運営をしてきており、毎週まやびやに来てくれるような大人の仲間がいなかったからです。
ただ、地域活動をしている人たちとのつながりはあったので、みなさんまなびやのことを心配してくれて、
わたしは「産前産後はまなびや完全休止しようかなあ…」と思っていたところ、「お手伝いします!」ということを言ってくださる方々が何名かいらっしゃいました。
そこで、まなびやボランティアチームが立ち上がり、結果として、わたしがお休みしている間はボランティアさんによって運営が続けられました。
仲間が増えて嬉しい気持ちが大きく、
それと同時に、持続可能なものにする仕組みづくりをしていきたいなと思うようになりました。
場は、開いて終わり、ではなく、続けることが大切だということも学びました。
なぜなら来てくれている子どもたちがいるから。
まなびやが終わってしまったら、来ていた子どもたちはどうするの?
そんなことを考え始めたとき、「事業化して持続可能な仲間とお金が回る仕組みをつくろう」と思い始めました。
非営利団体ではない形での事業化は可能か?
とは言いつつも、やっぱり大変なことをやろうとしているんだろうなという気持ちがあったので、
まずは他の人に「なぜ自分が事業化したいのか」「事業化するためのアイディア」「まなびやの軸」「どんな子に向けてまなびやをやっていきたいか」などを壁打ちさせてもらいました。
壁打ちを繰り返していくうちに、わたしは
「お金が回る仕組みをつくることによって、他の地域活動団体にも貢献したい」という気持ちがあることに気がつきました。
資金繰りはどの団体も悩むところだし、どうしても居場所づくりなどは「ボランティアor行政がやるもの」という認識をされることが多いのですが、
本当はこういった活動に対してちゃんとお金が回る仕組みは必要なのではないか?と思っています。
どの仕事やサービス、プロダクトも誰かの悩みを解決するものであり、求められているからこそこの世に存在していますが、
「環境問題」とか「高齢者福祉」「子どもの支援」だって大切なみんなの課題なのだから、非営利的な領域にもお金が回る仕組みをつくっていかないと、救える数も限られるし将来的に大損失になると思っています。
言葉にすると、偽善っぽくなって胡散臭くなるのですが、要するに「非営利組織として活動するだけではない選択肢を自分で作り出したい!」というのがわたしの意見です。
それは、まなびやにずっと来てくれている子どもたちがいたり、子どもたちから聞く家庭環境のこと、子どもたちの気持ちのこと、そして運営に携わってくれているボランティアさんたちのことまで見えるようになってきて初めて、事業化という道を具体的に考えられるようになりました。
もう、わたし1人が気まぐれにやっている活動ではなくて、誰かに必要とされているものになってきたのだと感じています。
だからこそ、持続可能な形をつくっていく。
それが、まなびや4年目の挑戦になります。
事業化へのハードルは高いけど、小さな試行錯誤を繰り返すこと
とは言いつつも、ここまで読んでくださった方はお気づきの方も多いと思いますが、
まなびやに来ている子どもたちから直接お金を取ることは、なかなか難しいのが現状です。出来るかもしれませんが、「あなたはお金払ってないから入れないよ」だと、まなびやが対象にしたい子の居場所になれるのか?疑問が残ります。
となると、他のところで収益を得るか、
なにか付加価値を付けた放課後支援サービスを展開してそこから収益を得るか、になります。
ただ、経営スキルもマーケティングスキルもないわたし。
どう考えても赤字だよね…みたいなことしか思い浮かばず、なんとかちょっとチャンスかなー、と思えるものがあっても、まだまだ勝算の目処が立つところまでは行っていません。
だけど幸いなことに、わたしの中にあるビジネスアイディアは、基本あまりコストが掛からないものなので、
小さく少しずつ実験的に試していく中でちゃんとしたビジネスに出来るところまで持っていくことを目標に、今年から始めてみようと思います。
すぐに「お金が回る仕組みをつくる」ことを100%達成する完璧なプランよりも、
試行錯誤が必要だと思うので、まずは動く!をします。
ということで、次の記事では何をしようとしているのかをご紹介出来ればと思っています。
読んでいただきありがとうございました!