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「ロック”SPK”スピーカー」デッキについての一考察

【はじめに】
 構築記事では初めまして。學舎.ChのWATCHです。今回の記事は当チャンネルで投稿した「赤緑t白ロック”SPK”スピーカー」デッキについて書こうと思うのですが、なんと1560円という驚異の値段で組めるということが発覚しました(トレカカク様調べ)。そんな激安デッキの採用カードや候補カードについての解説を書き記したいと思います。
 そもそも「ロック”SPK”スピーカー」デッキってどんなデッキなの?という疑問をお持ちの方は、私共の動画を先にご覧ください。

 以下の内容は論理的な思考・発言ではなく、完全に私個人の所感になります。

【デッキコンセプト】

 動画で使用したデッキを組む際に大事にしたこと(デッキコンセプト)は、「ロック”SPK”スピーカーから出して気持ちいいクリーチャーを入れて、無理なく回るデッキにする。」です。「○○どうすんの?」「○○で詰まないか?」という問いに対しては「うるせぇ!そんなことよりガチャだ!!」というパッションで乗りこえます。

【デッキリスト】

 こちらが動画で使用したデッキリストになります。個人的にはあまりごちゃごちゃしていなくて、なおかつ好きなカードが盛りだくさんで好きなデッキリストです。

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 そしてこちらが動画撮影後に少しいじったデッキリストです。詳しくは後述しますが、「ガガガン・ジョーカーズ」が採用されたことで、「バー・キューベー/クー・ラクタロウ」がそこまで必須じゃないと感じました。なので試験的に「黒豆だんしゃく/白米男しゃく」を採用してみました。呪文面がコスト3のカードはスピーカーの妨げになりそうですが、2枚までなら入れても問題なく回るんじゃないかなと思います。

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【固定枠】

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 この5種類のカードは個人的に外せないと思います。

【準固定枠】

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 「準固定」というよくわからない枠になっていますが、ほぼ固定枠と認識してもらって構いません。しかし、入れ替える余地のあるカードがあったり、環境によって入れ替える余地がまだあると判断した結果、「準固定」としました。

【自由枠】
 その他。入れ替え候補のカードも後述します。

【各カード解説】

 ここではカードの採用意図や調整カードについて解説していこうと思います。

【固定枠】

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 デッキを組む上でのメインカード。ズルをして高コストクリーチャーを何体も踏み倒せる。楽しい。すし。

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 「ヘブンズ・フォース」が消えた現在、唯一SPKを2ターン目に降臨させることが出来る殿堂カード。採用しない理由が無いです。

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 SPKや2ターン目ブーストカードに触れるサーチカード。優秀。
 「ヘブンズ・フォース」制限以前、サーチは「バー・キューベー/クー・ラクタロウ」に任せていました。2ターン目に「クー・ラクタロウ」を唱えても、3ターン目「ヘブンズ・フォース」が出来るので、速度的にはギリ問題なかったのです。しかし、「ヘブンズ・フォース」規制後は2ターン目に「クー・ラクタロウ」を唱えるとSPKが降臨するのは4ターン目になり、攻撃開始は5ターン目になります。現在のデュエマでそんな悠長しているヒマはありません。SPKで捲れると残念というデメリットがありますが、1ターン目に3枚掘れて、なおかつコストが小さいというメリットがあります。採用しない理由が無いカードだと思います。

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 ブーストカード兼T・ブレイカー①。どちらの面も優秀です。「ヘブンズ・フォース」が亡くなった以上、SKPを早期降臨させるには、2ターン目にマナブーストをするかコスト軽減クリーチャー(「一撃奪取 トップギア」や「虹彩奪取 トップラサス」など)を召喚するしかありません。現状、コスト軽減クリーチャーは「Disノメノン」や「メッチャ映えタタキ」などで向かい風かなと思います。ましてや、SPKで捲れても興奮が足りません。クリーチャー面がT・ブレイカーで呪文面がマナブーストなこのカードは神です。しかし、「音奏 プーンギ」「堕魔 ドゥスン」「DG ~裁キノ刻~」には弱いです。じゃんけんに勝ちましょう。

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 受け兼W・ブレイカー。さらに攻撃誘導もついています。SPKは3体踏み倒せる(可能性がある)かわりにタップインで出てくるため、攻撃するまでにラグが生じる&踏み倒したクリーチャーが無防備というデメリットがあります。しかし、そのタップインというデメリット・ラグを軽減してくれるのがこのカード。盾や無防備なクリーチャーを守りつつ、バトルに負けたら相手クリーチャーを除去できます。このクリーチャーよりパワーが高いクリーチャーに自爆特攻して除去できるのも強い。一石四鳥くらいあるカードです。

【準固定枠】

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 呪文のS・トリガーを封殺できる殿堂カード。後述する「式神シシマイ」と一緒に使うと所謂単騎ラフルルが出来ます。固定枠にしてもよかったのですが、G・ストライクの登場や色の関係で準固定枠に。

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 ブーストカード兼T・ブレイカー②。役割は先述した「イチゴッチ・タンク / レッツ・ゴイチゴ」とほぼ変わらないのですが、赤色確保が出来るという点・「ボルシャック・ドギラゴン」「蒼き守護神 ドギラゴン閃」を越えられるという点で違いがあります。
 ブーストカードは8積みにしたい&動画のコンセプト(クロニクルデッキのカードを使う)的には固定枠なのですが、「爆砕面 ジョニーウォーカー」、「青銅のバンビシカット /「我が力、しかと見よ!」」と入れ替える余地があるなということで準固定枠に。

入れ替え候補:「爆砕面 ジョニーウォーカー」、「青銅のバンビシカット /「我が力、しかと見よ!」」

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 赤色確保兼W・ブレイカー。赤単色で呪文面がコスト1のW・ブレイカーはこのカード以外存在しないため採用。また「キリモミ昇チュー拳」は「瞬封の使徒サグラダ・ファミリア」「式神シシマイ」と相性がいいです。しかし、絶対に必要か?というとそうでもないので準固定に。

入れ替え候補:「フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ」

【自由枠】

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 クリーチャーのS・トリガーを封殺するカード。非常に好きなカードなので採用していますが、先述の通りG・ストライクの登場で追い風気味。

入れ替え候補:「とこしえの超人」、「リツイーギョ #桜 #満開」、「デスマッチ・ビートル」、「赤い稲妻 テスタ・ロッサ」、「奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ」

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 メタカード対策枠。クリーチャー面はマッハファイターでメタクリーチャーを除去でき、呪文面は「DG-パルテノン ~龍の創り出される地~」「卍 新世壊 卍」を除去できます。このカードを採用するならGRを用意しなければならないというところが難点・・・。

入れ替え候補:「ツクっちょ」、「Disガンバ」

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 サーチカード兼W・ブレイカー。スマッシュ・バーストを持っているので、アタック時も「クー・ラクタロウ」が使える点が強い。しかし、先述したようにサーチカードは「ガガガン・ジョーカーズ」で間に合っています。この枠は少ない赤単色を補えるカードに変更するのが無難かもしれません。

入れ替え候補:「レレディ・バ・グーバ / ツインパクト・マップ」、「カツラデランス /「アフロ行きま~す!!」」、「メガブースト・チュリス/「ぶっ飛び特攻ッス!」」、「ボルシャック・スーパーヒーロー / 超英雄タイム」、「龍爪者“SVN”ムソウ/二爪流トレーニング」、「ピー・タンパン/「はいちゃダメ💢」」、「暴走 グロール/カルド・コバーン」、「奇石 ジャーリー/センチメンタル・ジャーリー」

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 コスト1兼T・ブレイカー。呪文面はまだ使ったことがありません・・・。一応「ボルシャック・ドギラゴン」「蒼き守護神 ドギラゴン閃」を越えるのに使えますが、T・ブレイカーというところしか見ていません。正直誰も使ってないだろうという理由で採用しました。一番変える余地のある枠です。

入れ替え候補:「連鎖庇護類 ジュラピ」、「赤攻銀 カ・ダブラ」、「奇石 スタジェム/マッハ・ナックル」

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 メタクリーチャー兼T・ブレイカー。

入れ替え候補:「闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ」、「偽りの名 13 / 種族選別」、「無双の縛り 達閃 / パシフィック・スパーク」、「偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌」、「バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ」

【採用候補カード】

 ここからは上記で入れ替え候補としてあげたカードについて、一言ずつ程度のコメントを書いていきたいと思います。

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 「ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーン」が発表されるまで、マナブースト枠はこのカードを採用していました。マナに赤色が無いと使えない&SPKで捲れても興奮が足りないという点で動画では不採用。しかし、「相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する。」効果は捨てがたいです。

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 マナブーストとS・トリガーを持つ。確定ブーストではないが、ツインパクトカードを多く採用するデッキなので必然的にコストは高くなります。よって、ガチンコ・ジャッチの勝率も期待できます。

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 「キリモミ・チュリス」より打点は減りますが、3000以下破壊が出来るのは少し魅力的。種族がジョーカーズなので、「カツラデランス」を採用するなら「キリモミ・チュリス」よりありかもしれません。

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 メタ兼受け。殴れませんが1コストなのが魅力的。

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 メタカード。相手ターン中パワーが7000になるので、マッハファイターで処理されにくいのが魅力。しかし、「ドン吸いバウンス(「切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー」など)が強い環境」であると聞いたので、マッハファイターで処られにくいというのはどうなんでしょうか・・・?

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 メタカード。最近の環境に刺さってる感があります。殴れないのか痛いです。

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 メタカード。置換効果なのが強い。200~300円するので、より安価に済ませたいなら別カードでも問題ありません。

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 メタカード。上も下も強い。しかし色的に優先度は下がります。値段も約400円するので別カードでも問題ありません。

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 単色で「イッコダス・ケイジ」より早期に出せるマッハファイター。しかし、「赤い稲妻 テスタ・ロッサ」「とこしえの超人」などが処せません。

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 単色で「ツクっちょ」よりパワーが高いマッハファイター。「赤い稲妻 テスタ・ロッサ」まで処れます。「6000以上のクリーチャーがいなければプレイヤーにアタックできない」効果もこのデッキなら気にならないでしょう。このカードが好きで使いたい方は是非SPKデッキに^^

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 受け兼サーチカード。上下ともに強いですが、ツインパクトカードしかサーチできない点は痛い・・・。

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 ドローカード兼W・ブレイカー。「バー・キューベー/クー・ラクタロウ」の入れ替え候補としましたが、そうするとジョーカーズ・クリーチャーがほぼいなくなるため同時採用もありです。

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 アタック時にワンチャン「ロック”SPK”スピーカー」を出せるカード。呪文面は動画では単純なドローカードと認識して喋っていましたが、こうしてちゃんと読むとSPK召喚前の手札交換は期待できそうにないです。

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 W・ブレイカー兼メタを処すカード。呪文面は「種デスティニー」の強化版的効果になってます。「DG-パルテノン」「卍 新世壊 卍」や3コストまでのメタクリーチャーを処れます(「オニカマス」は除く)。

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 W・ブレイカー兼盾の7コスト以上のカードにS・トリガーを与えるカード。採用するなら7コスト以上のカードを多めに採用したいです。呪文面も優秀。

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 マッハファイター兼W・ブレイカー兼受けカード。呪文面はクリーチャーが立つ前にトリガーすると弱いですが、立った後なら強力。
 余談ですが、カードショップのデュエルスペースでこのカードを入れたデッキ(もちろんSPKデッキ)を使ってたら、隣の人から「そのカード使ってる人初めて見た・・・」って言われました(;^ω^)

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 色確保兼「DG-パルテノン」「卍 新世壊 卍」を処せるカード。若干SAが死に特性になってしまうのが痛いです。

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 W・ブレイカー兼SPKのタップイン効果があっても相手がクリーチャーを出せば起き上がってブロッカーになってくれるクリーチャー。呪文面は「ドギラゴン閃」などを処れます。非常に優秀ですが、このデッキは体感的にあまり多色を入れたくないので優先度は落ちます。

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 1コストのW・ブレイカー。召喚できないデメリットもSPKなら関係ありません。しかし、このカードを採用するなら「ケタノッコ・タンク/ケタノビール・ランサー」でいい感があります・・・。好きで採用したいならぜひ。

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 1コストのW・ブレイカー。基本的にこのデッキは2体以上クリーチャーが立つのでデメリットはそんなに痛くないです。個人的に好きなので採用したいですが、赤緑t白だと厳しそうです。リースカラーならワンチャン。

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 呪文面が1コストのW・ブレイカー。クリーチャー面はSPKで捲れても強いし、あとからシンパシーで出すのも強いです。召喚酔いしている「式神シシマイ」「サグラダ・ファミリア」をタップしつつ、全てのバトルに勝てるようになるのが強い。呪文面もマッハファイター付与で優秀。多色というところだけが難点です。

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 墓地メタ兼W・ブレイカー。マナに埋まってしまったSPKや「サグラダ・ファミリア」を回収できるのも優秀です。

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 実質3ドローカード兼ワールドブレイカー。このカードを採用するなら2つ以上の種族を持つカードを多く採用したい。

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 メタカード兼受けカード。「無双の縛り 達閃」は最近割と刺さる傾向にあると思います。色とシングルブレイカーなのが難点。

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 呪文メタ兼W・ブレイカー。正直「黒豆だんしゃく / 白米男しゃく」よりこっちを採用すべきです。呪文面はほぼ使わないですが、3コストというだけで強い。

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 受け兼W・ブレイカー。呪文面はSPKのタップインと相性がいいです。クリーチャー面は「“魔神轟怒”ブランド」が捲れたら非常に面白いことになりそう。「ロック”SPK”スピーカー」+「バーンメア・ザ・シルバー」+「“魔神轟怒”ブランド」+火のクリーチャー@2で「超天フィーバー」を達成できます。その場合SAを付与するクリーチャー(「メガブースト・チュリス/「ぶっ飛び特攻ッス!」」など)か、「ソニーソニック」が欲しいです。

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【おわりに】

 ここまで論理もくそもない構築記事を読んでいただきありがとうございました。このデッキはめくるのが楽しい反面、動きのレパートリーが乏しいです。また、ここまで書いてきてあまり言いたくはありませんが、ファンデッキの域を出ないデッキです。ゆえに論理とか確率とかを差し置いて、楽しいか楽しくないかでここまで考えてきました。このデッキはそれぐらいがちょうどいいのかなとか思ったりしています。
 「ロック”SPK”スピーカー」デッキを組みたい方やマイナーカードをなんとかして活かしたいと考えている方の助けになれれば幸いです。

【追記(8/23)】

 ここでは記事公開時点で載せ忘れていた採用候補カードの紹介や後日相性がいいことに気付いたカードについてコメントをしていきたいと思います。

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 SPKを早期召喚するには、「2ターン目にマナブーストをするかコスト軽減クリーチャー(「一撃奪取 トップギア」や「虹彩奪取 トップラサス」など)を召喚するしかありません。」としました。コスト軽減クリーチャーは除去されるとつらいのでマナブーストを採用しましたが、この選択肢があるのを忘れてました。シングルブレイカーなので現状での優先度は落ちますが、軸をビートジョッキーに寄せたりする場合に採用されるのかなと思います。

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 GRをより活用したいなら入ってくるんじゃなかろうかというカード。動画で紹介したデッキでは、「イッコダス・ケイジ」のバトルに勝った時効果でしかGR召喚が出来ないので少し勿体ない(そのためだけにGRを買い揃えたくない)感がありましたが、「CATWAE・ネコボン」を採用すればそれも薄れるんじゃないかなと思います。

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 2コストメタカード列挙のところに入れ忘れてました。デッキ構築次第ではW・ブレイカーにすることもできるので非常に強力なカードです。一時期入れていました。

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 T・ブレイカー兼除去カード。このデッキに於いてこのカードのマッハファイターはあってないようなものですが、T・ブレイカーと相手の3000以下クリーチャーのアタックを封じる効果は非常に強力です。呪文面も相手のメタカードを除去できたりします。多色というところが難点ですが十分採用を検討されるカードでしょう。

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 GRゾーンを無駄にしない枠その②。SPKの効果で2枚目以降に捲れるとGR召喚が出来ます。またはSPK召喚の次のターンに召喚してもGR召喚が出来ます。

【追記のおわりに】
 この記事の公開後、メンバーのイーアに「院生の本気(つまり論文っぽい構築記事)を期待してたのに・・・」と言われたので次から本気出します^^




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