まなびとき、始まります。
まなびとき 序文
キャスタリアは、「学びの泉」を社名に持つ企業として、これまで、テクノロジーと教育による社会問題の解決に取り組んできました。 そのときどきの社会問題は、常に変化してきました。
2000年代は「インターネットによる学び解放の時代」と設定しました。学びのコンテンツが世の中に非常に限られていることから、「自由な学びを得る機会」を問題として捉え、インターネットを通じた音声や動画を学びの手段として活用できるシステムを作ってきました。また2010年代は「学びのトランスフォーメーションの時代」として、モバイルによる学習プラットホーム「goocus」を構築し、日本のみならず、アジアやアフリカといった、先進国以上にモバイルをインフラとして活用する新興国にも、幅広く受け入れられました。
人々の学びに対する問題意識は国や地域で大きく異なっています。しかし学ぶ事、その仕組みや方法による解決は、意外なほど共通している点も大きいのです。長年テクノロジーと教育の視座で取り組んでいたキャスタリアならでは気づきであると感じました。
では、2020年代は、どんな学びの時代になるのでしょうか。人々はどんな問題を抱え、何に悩み、その解決を学びに求めようとしているのでしょうか。
キャスタリアのウェブメディア「まなびとき」には、キャスタリアの社員の他、学びをビジネスに取り入れている様々な人々が登場します。注目して欲しいのは、そうした人たちの悩みと解決であり、学びに対して自由でより創造的なアプローチが許され、着実な効果を発揮している現場です。
モバイルによって日々の生業に学びが組み込まれていく新しいトレンドと、その先にある学びの未来、私たちの生き方の未来について、一緒に考えていくこと。この場に様々な経験と知識が結集することで、より解像度の高い未来の姿を見出すこと。そうしたゴールを胸に、未来の学びの「なかま」と「かぎ」を見つけることを目指していきたいと思います。
2019/07/12
松村太郎(キャスタリア株式会社 取締役研究責任者)
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