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『文学とは何か』(加藤周一)角川ソフィア文庫2014年7月25日 初版

📚共通一次、センターに採用された作品及び、私が高校生に推奨したい作品を紹介し、【3文抜き出し】をしてもらうのが戸山学院早稲田校の現代文対策の1つなのですが、それをアレンジして公開します。

🏫無料部分で私が気になる【1文】を紹介します。

🖊有料部分で2つ目の【1文】を紹介します。

🖌購読者の皆さんは、2人から6人でグループを作り、3つ目の【1文】をそれぞれ考えて、交換することで、同一作品に対する複数の受け止め方を知る機会を得ることを期待しております。もとより、このnoteが、読者の皆さんが、1冊の本を通して知的刺激を与え合う場となれば幸いです。

🏝1冊120円にするのは2人、3人、4人、5人、6人、いずれの人数でも割り切れるからです。

🎾ところで、1冊目、何にしようか、迷いました。とりあえず10冊、図書館から借りてきましたが、書名を見ても決まらないので、著者で決めることにしました。ひとりだけ、お見かけしたことがあるのが加藤周一さんなので、本書にしました。1度だけ、行動範囲が私と一致したというだけのことですが。

🌎最初の【1文】「私は、人間の孤独には、二つの段階がある、というよりは、むしろ範疇を異にする二つの孤独があると考えるので、用語は不適当かもしれませんが、便宜のために、それを相対的な孤独と絶対的な孤独とよんで区別しておきます。」(119ページ)

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