見出し画像

普通の子の中学受験、2022年度は激戦の予感!?

またまた、お時間がかなり空いてしまいました・・・。(言い訳させていただきますと、8月~10月中旬まで激務が続いておりました・・・昨今、お仕事があるのは、たいへんありがたいことなのですが、人間休みは必要ですよね。。先週末も出張でした・・・)

さて、うちの子(MARCH附属・中2)は、この間に英検準2級を受けた他(本人いわく受かる可能性はゼロに近いらしい)、中間テストはなかなか好調。私服での学校イベントがあるため、今はコーディネイトの確認に余念がない状況。お友達は人気ブランドで洋服を揃えている(さすが私立!)とのことですが、うちはぶれることなくG◎で。細身、色白、顔小さめだから、素材で勝負できる!と、信じこませようとしています(笑)

さて、2022年度の入試まで、とっくに100日を切りました。ここで、一番気になるのが、過去最多と予測される首都圏の中学受験者数です。以下の記事によると、2000人以上の増加が見込まれています。

↓ ダイヤモンドオンラインより

4度目となる首都圏での緊急事態宣言が解除される直前に首都圏で実施された四模試(四谷大塚、日能研、首都圏模試センター、SAPIX)の9月模試では、受験者数が前年同月比5.6%増、人数にして約2600人の増加となった。

受験生は増えるものの、合格できる席数は、ほぼ同じ。つまり、中学受験におけて「席」がとりにくい状況が増す、ことになります。志願者が増えている背景として、中位から下位の受験者数の増加があります。かつてのうちの子のような、普通の子の戦いがますます厳しくなっているのです。

そんな中、どう戦っていくのか。改めて、2月の勝者への戦略についてまとめました。

      2月の勝者への戦略


その1 持ち偏差値、上10、下15ぐらいの志望校を用意しておく。

例えば、偏差値50前後のお子さんなら、上は偏差値60ぐらいまで、下は偏差値35ぐらいまでの学校は、念のため見ておきましょう。「まさか、偏差値35なんて必要ないでしょ」と今は思うかもしれませんが、受験は水もの。その日の体調やノリで、勝敗はかなりブレます。のってきて、上にブレればいいのですが、抑えを落として、そこから自信喪失でどんどん下降していくお子さんも出てきます。その際に、なんとか踏みとどまらせるには、どこかの合格が必要。まさか、ぐらい下位の学校も確認し、親御さんの方で手持ちのカードを増やしておきましょう。

その2 2月1日午後受験は、〇をもらうことに全力を尽くす。

多くのご家庭が、2月1日の午前の入試は、大本命校を狙ってきます。そのため、チャレンジの方も多くなります。何年もかけて勉強したからこそ、本当に行きたい学校を受けるのは、アリだと思います。我が家もそうでした。その代わり、2月1日午後の入試は、確実に〇をとれるところにしましょう。我が家の場合は、持ち偏差値(2教科)の10ぐらい低いところでした。過去問では、算数で満点をとれるぐらいのレベルでした。ただし、ここで重要なのは、「合格しても行かない学校」ではダメだということ。うちの場合も、その学校は偏差値に関係なく、子どもを通わせたいと思う学校でした。何度もお伝えしていますが、昨今の中学受験は「短期決戦」なので、早めに行きたいと思える学校に〇をもらっておくことが重要になります。合格したけど、行きたくない学校に時間をさく余裕はありません。

その3 繰り返し繰り返しの「過去問対策」が合格につながる!!

「なぜ、あの子があの学校に合格できたんだろう」なんて場合は、必ず過去問対策を徹底してやっています。内申点などない中学受験では、入試で点をより多くとれた子が勝者。とてもシンプルなルールです。そのためには、過去問を繰り返し繰り返しやって慣れておき、そこからみえる弱点を克服しておくことです。偏差値が5~10ぐらい違っても、「なぜか過去問が合格点以上とれる」なら、おそらく合格してしまうでしょう。過去問とは「学校からのラブレター」と言われる通り、過去問ができる場合は入学後もその学校の授業と相性が良く、好成績をとれる可能性があります。我が家の場合、持ち偏差値の5ぐらい高いMARCH附属に合格。周囲からは「なんとか入った」という印象でしたが、入学後は塾なしで上位2割以内をキープしています。本人も「自分はみんなについていけないんじゃないか」と不安な気持ちで入学しましたが、フタを開ければ、授業もテストも本人が興味をもてる内容で、背伸びすることなく勉強に取り組めています。過去問対策は、過去3年ほどを2~3周やりました。すべての結果を表組にし、各教科の出来などを分析。最終的には、合格平均点(4科合計)よりも+40点ほどとっていました。

余談ですが、あるお子さんは、高校受験で他校は不合格だったのに、過去問対策を徹底していたMARCH附属高にのみ合格。そのMARCH附属高が、受けた学校の中で、もっとも偏差値が高かったそうです。こういう話は、めずらしくありません。どんな受験も「過去問に始まり、過去問に終わる」のだと思います。どうか、偏差値が届く、届かないに気をもむよりも、過去問対策を通してお子さんに合った問題を出している学校選びを!!

2022年度は過去にないほどの激戦が予想されるからこそ、しっかりと戦略を立てて、お子さんの「席」を用意してあげてください。MARCHでよろしければ、我が子の「合格のバトン」が皆様へつながりますように!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?