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普通の子の中学受験、合宿・YT・日曜特訓等どうする?

大好きなコンフィデンスマンJPの映画のなかで、ハチマキさん(役名)が氷姫に対して「香港はランのオモチャじゃなーい!!」と叫ぶシーンがあるのですが、中学受験漫画のエピソードやそれに近い話を聞くにつけ、「子どもは親のオモチャじゃなーい!」と叫びたくなる今日この頃です。たとえば、子どもの進学先が納得できず、学校名を隠す人。(けれど、そこが子どもの大事な母校になるのです)。それを隠すことが子ども自身に与える影響、自己肯定感の低下などにつながらないか心配でなりません。「縁があったところでがんばろう!」「今いる場所で咲きなさい」など、親だから伝えられる大事なメッセージってあると思うんですよね。「どの学校もあなたに合う、楽しい学校だよ」と伝えて受験をした我が家では、第一志望残念でも前を向く準備だけはしていました。中学受験では、第一志望に3分の1しか受からないと言われている事実も冷静に受け止め、第一志望合格への準備と同時に、残念な結果パターンを受け入れる心の準備もしておくことが、親の仕事かもしれません。

すいません、合宿も土曜YT講座も不参加で・・・

さて、今日のテーマは「W塾における合宿、土曜YT講座や日曜特訓などの必要性について」です。うちの場合は、合宿、土曜YT講座には参加しませんでした。合宿は今年はコロナ禍で実施しないのかもしれませんが、去年はもちろん開催されておりました。ただ、うちの子どもは「知らない子と泊まるのは嫌」と不参加。(まぁ、そういう子なんです・・・)。塾からは、うちの子どものようにおっとりした子こそ参加してほしいと言われましたが、「本人が決めたことですので」と丁重にお断りました。土曜YT講座に関しては、当初は週末は平日の集団塾でインプットしたことをアウトプットする時間にあてました。平日に授業で習ったことを週末は宿題などを通して、どれぐらい理解できているのかチェックする。中位レベルの子にとっては、土曜YT講座まで参加するのは、やや負担になるのかなと思います。(本人も、最初は土日に塾に行くのを嫌がりました)

その代わり、6年生になると土曜日にW塾の個別を1ワク(算数)追加。日曜特訓は、苦手な社会だけときどき参加しました。ただ、日曜特訓についてはあくまで集団授業スタイルなので、それほど役立ったという印象はありませんでした。お正月特訓には参加し、ハチマキを頭に巻いたり、腕に巻いたりして楽しんでいましたが(笑)

中位校狙いならオーバースペックにご注意を!

中学受験の塾に通うと、あれもこれも出来る限り特別講座に参加して、後悔ないようにしたいと思うかもしれませんが、中位レベルの学校を狙うなら、必要な部分だけを繰り返し勉強する方が効果的です。中位校だとNN特訓などの対象外ですので、集団塾以外の費用はそれほどかかりません。それなら、集団で受ける講座よりも個別塾をプラスして、個々のレベルに応じて細かく対応してもらった方が結果は出やすいかと。あと、子どもに無理じいはしないことも大事だと思うんです。

中学受験の主役は親じゃない

最初にふれたように、「子どもは親のオモチャじゃない」。中学受験は、親の見栄を満足させたり、親を安心させたりするために、やっているんじゃないということを親が態度で示し、子ども自身が自分ごととして考えて行動できるようにすることが必要なのではと。いい子ほど親を喜ばせたいと無理をしてしまいます。(うちの子は真逆ですが・・・汗)。子どもが自分で考えるために、親はこういう方法がある、こういう講座がある、個別があると、さまざまな方法について説明して、子ども自身に選ばせる。お子さんのタイプによっては、自分で選ぶのは難しいかもしれませんが、まずは自分で考えるクセをつける。そういうことを繰り返すことで、主導権は自分にあるんだ、中学受験の主役は自分なんだということが伝わると思います。

自分の子どもだからこそ心配で、親はいろいろと先回りしたくなりますが、子どもを子ども扱いせず、自分とは別の「一人の人」として接することが、自分で考えられる子へと導くのかなって。まだまだ私も試行錯誤で、失敗だらけの毎日ですが・・・。感情的にならず、子どもの気持ちに立って考えていければいいなと思っています。

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