見出し画像

普通の子の中学受験、合格率より過去問に注目!

うちの子どもも夏休みに入り、中学1年生1学期の成績がでました。1学期の成績は、今後の学校での立ち位置を占う大事なものと、個別の先生からなぜか受験前から教えていただいていたので親としては注目していました。子どもの個人情報ですので、あくまでデータとしてご参考になる程度にざっくりお伝えします。

中受合格率40%だった子の、入学後の立ち位置は?

中学受験での成績は、最終偏差値Y50程度で、合不合の最高合格率40%、過去問合格最低点+40点程度。正直、決して余裕のあった受験ではありませんでしたが、入学後の立ち位置はひとまず上位3分の1に収まりました! 集団塾のほか、6年生の時に個別をつけていた算数(中学では数学)については、学年で上位20番以内(個別での貯金がまだあるのかな)。今は本人の強い希望で塾なしで、この成績に親子ともども満足しています。ただ、本人いわく「2つほど、まだ伸ばせる教科があるから、もっと上にいける!」とかなんとか。今回は上位3分の1に入ったということで、2学期も塾なし続行が決まり、子ども自身は何よりそれが一番うれしいようです。

中学受験では、やってもやっても点に結びつかず苦しい中学受験だったので、入学後にこのような成績が出せるとは思っていませんでした。うちの子にとっては、四谷大塚との教材、テストとの相性が相当悪かった、また中位レベルの子にとっては四谷大塚のレベルはややオーバースペックだったということかもしれません。Yの偏差値、合格率が低くて悩んだ知り合いのママは、首都模試を受けさせて子どもに自信をつけさせたとか。そのお子さんも合不合の合格率は「80%なんてぜんぜんいかなかった」そうですが、今うちの子と同じクラスで仲良く学んでいます。

Y55前後のMarch付属中を目指す場合、合不合の合格率は、あくまで参考程度に。上位レベルの学校なら、合不合の合格率がより重要になってくるのかもしれません。もちろん、すでに合格率80%を得ているなら、余裕の合格圏内で、入学後の立ち位置もかなり上位かと予測されます。けれど、合格率が40%でも、毎度ながら過去問の合格最低点+50点(試験当日緊張で点がとれなくても、例年より合格最低点がぐんと上がっても+50点あれば何とかなる)まで仕上げていれば、おそらく合格できると思います。うちの子どもは、過去問の合格最低点+40点程度だったので、1回目のテスト✖、2回目で何とか合格をいただきました。だからこそ、お子さんと相性のいい過去問の学校を探す、第一志望校の過去問が合格最低点+50点になるよう仕上げてあげる、ことが出来れば、実際の合格率は確実にアップするかと思います。

入ってからも勝てる学校選びを!

合格最低点+50点に仕上げておくと何がいいかって、その学校で入学後もやっていける学力がついているということ。入ってしまえばついていけるはず!というのも一理ありますが、同じ試験をやって入ってきたはずなのに、すでに子どもの中学では数学と英語の成績は出来る子と出来ない子の差が大きくなってきています。数学は男子が上位を占め、英語は英検などを早めにとっていた層が圧勝。中学受験のど真ん中にいると入学後の姿を思い描くことは難しいと思いますが、その集団でのメリットを得られやすいのは、集団の上位半分(できれば3分の1)という考えもあるそうです。だからこそ、しっかり仕上げて入学させてあげることが重要ですし、入ってからも勝てる学校を志望校にすることも大事かと思います。うちの子どもには、他のMarch付属も勧めましたが、そこでは「勝てない」と本人が言って今の付属中を選びました。

ちなみに、今、子どものクラスで塾に通っているのは1割ぐらい。きっと他大学受験、上位キープを目標にしているご家庭かと思います。うちも、塾に行ってほしいとは思っていますが、「成績がいいうちは塾なしでOK」と子どもと約束してしまったので、これからもヤキモキしつつ見守りたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?