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普通の子の中学受験、受験の熱はなかなか冷めない

去年の1月受験から始まり、すでに9か月以上過ぎようとしていますが、私自身、正直いまだに中学受験の熱が冷めず、引きずっている状況です。だから、こんなブログを書かせていただいているわけですが(笑)

中学受験は、親の私にとっては、お客様との直接交渉はさせてもらえないけれど、何度も何度も企画書を書き直し、プロジェクト成功に身も心を燃やした、そんな経験でした。

うちの子どもは結局、March付属中に2回目合格で、なんとか有終の美を飾ったのですが、今年はその後のコロナの影響で、小学校の謝恩会もなく、塾の卒塾式もなく、親を交えた入学式もなく、突然に終わりを告げました。

私は、子どもが合格した瞬間、自宅で泣きましたが、それでも本当の意味で泣くのは入学式にしようと決めていました。入学式の子どもの晴れがましい姿を見ながら、中学受験に費やした約2年間の日々を振り返りながら、静かに泣こうと思っていました。

けれど、コロナは残酷でした。これまでの子供の、親のがんばりなどなかったことのように、自粛の日々となり、私はひりひりとしたあの中学受験の経験を昇華できなくて、困りはてていました。

そんな時に出会ったのが、このnoteでした。実はブログをたびたび始めてもこれまで続いたことがなかったのですが、なぜか、この中学受験ブログだけは細々と続けることができています。(本当に不思議)

ただ思ったことを、けっこう辛口に書いているのに、共感してくださる方もいて、本当にありがたい限りです。(なんか、たまに上からで申し訳ないです・・汗)

きっと今、小学6年生のお子さんと一緒に中学受験の体験をしている親御さんは、早く終わってほしいと思っているかもしれませんが、終わったら終わったらで、ドスンと力が抜けます。

まさに、中学受験ロスです。それは、第一志望〇だったからとか、×だったからでは、ありません。ある中学受験を書いていたお父さんのブログでも、中学受験ロスという言葉が使われていました。ビジネスで百選連覇という方にとっても、中学受験は特殊な経験だといわざるを得ません。中学受験とは、それだけ熱く異次元の体験。だからこそ、親御さんたちも中学受験中だけでなく、受験後もメンタルにお気をつけてください。もちろん、子どもはそれ以上の体験をしているということも、忘れないであげてくださいね。

もう戻りたくない、けれど誰かとあの時の気持ちを共有したい、そんな気持ちが、今日もまたnoteを書かせます。

今日、仕事でとある社長様から昔のお話を聞きました。その方は中学卒業後、単身で渡米し、1日2時間睡眠を続け、現地の高校、大学を卒業し、アメリカで大企業に就職。日本に戻ってから、倒れかけていた家業の立て直しをして、今では大成功を収めています。

そんな方のお話を聞いていると、中学受験って何だろう。学歴って何だろうと思わずにはいられませんでした。どちらがいい、悪いではありません。ただ、それぐらい中学受験を俯瞰でみること、学歴にこだわりすぎないことの大切さを今さらながらに感じました。

子どもの通うMarch付属には、自営業の方が多く、それほど高い学歴を必要としていない人がご家庭が多いのも事実です。その方々を見ていると、Marchで十分、それよりも社会に出て何をするか、社会にどれぐらい貢献できるか、自分の人生が幸せだと感じられるかが、本当はすごく大切なんだと感じます。

今日は、子どもにもその社長様の話をして、人生の幅を広げられるきっかけになればと思っています。中間テスト前の勉強でそれどこではなさそうですが・・・汗


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