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【本番直前!!】子どもの希望は、とても優柔不断

子どもの学校選びの基準に、振り回されないで


中学受験の学校選びで、「共学がいい」「別学がいい」「近所の学校がいい」「あそこの制服が着たい」など、子どもなりのこだわりがあるのは、よくあることです。可愛い子どものため、少しでもその希望を叶えてあげようとがんばるのが、親心というものです。

ただし、小学生の頃の学校選びというのは、かなり気分的なものがあります。実際に、「男子校がいい」という子のために男子校に入学させた後、「やっぱり共学も楽しそう」「男子だらけで青春できない」といった言葉を聞きズコッとなったという話も聞きました。また、入試までは4校ほどの学校を受けてどこに行くかは受かった後で考えるといっていた子が、1つの学校に合格したとたん、「ここに行く!」と他はまったく受けなかったそう・・・。すでに受験料は払い済だったので、親御さんは「なぜ~!!」と心がざわついたそうです。

そういうこともありますので、現時点でのお子さんの学校選びについては、「今のところの希望ね」ぐらいの感じで受け取るのがいいと思います。どうしても「あの学校の制服が着たい」と言うからと無謀な受験に挑んだり、他は受けなくてもいいか、など狭く考えない方がいいと思います。子どもというのは、あとで「なんで他の学校を勧めてくれなかった?」と平気で言ってくるものですので(汗)。まだ、11歳、12歳の思考というのは、そんなものと大らかに捉えておきましょう。

子の希望も聞きながら、あらゆる可能性を考えた学校選びを

ただ、本人の希望というのは、受験への意欲につながりますので、「じゃ、がんばろう」とやる気につなげることは有効だと思います。その上で、親の方で子どもが共学がいいと言っても良さそうな別学も受けてみる、附属校がいいと言っても進学校も受けてみる、近場がいいと言っても通える範囲の学校なら受けてみるなど、あらゆる可能性を探っておくことをおすすめします。

我が家も、共学&附属校志望でしたが、別学も、進学校寄りの附属校も受けました。子どもも「この別学なら、カッコいいから受かったら行ってもいいかも」なんて言いだす始末・・・。子どもの希望に振り回されず、親御さんの方は冷静に、子どもの進路について広く考えておくことをおすすめします。

お子さんが笑顔になれる学校にご縁がありますよう、心よりお祈りしております。

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