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普通の子の中学受験、中学受験か?高校受験か?迷うとき

こんばんは。今日はめずらしく夜に書いております。この場をお借りして、いろいろと応援してくださる方、読んでくださっている皆さんに、感謝申し上げます。

さて、普通の子の中学受験を始めようとすると、普通の子だけに中学受験がいいのか?高校受験がいいのか?、悩む方がいらっしゃる方も多いと思います。そこで、我が家が経験した中学受験、聞きかじりした高校受験のメリットとデメリットをまとめてみました。

中学受験のメリットとデメリットについて


「高校受験がスルーできる」・・・これは我が家の裏目標でした。おそらく広告の内申点がとりにくい普通の子であったため、セーフティーネットを張りました。特に、普通の子の場合は、私立高校の選択肢が少ないため、中学から入れてしまうご家庭が多いのだと思います。

「先取り学習で大学受験が有利に」・・・中高一貫の進学校の場合、5年間で6年分のカリキュラムが終了するため、高校3年生の1年間を全力で大学受験勉強に使えます。入学時Y50台の私立中高一貫でも、大学実績がかなりいいのはそのためかと思います。我が家はMARCH付属中狙いだったので、基本先取り学習はありません。

「高額の塾費用がかかる」・・・おそらくこれが中学受験の一番のネックではないでしょうか。一般的に小学4年~6年まで毎年100万円前後の塾代をはじめ、親のサポート体制、子どもの長時間勉強など、さまざまな犠牲を払うことになります。

つまり、中学受験は基本、ハイリスク(高額な塾費用と時間)&ハイリターン(難関大学に行ける確率アップ)の教育商材だと思います。もちろん、お子さんによっては、学習がおろそかになって大学受験が残念になる場合もあります。その可能性が高そうなら、我が家のように普通の子ほどMARCH付属に入るという選択もあるかと思います。

高校受験のメリットとデメリット


「塾費用は中学受験に比べて少なめ」・・・いきなりお金の話ですが、高校受験は難関私立狙いなら中1から大手塾に通いますが、費用面は中学受験より少ない印象でした。月3万円位~。なかには、中学3年の夏から塾通いして、そのまま大学付属の推薦(日東駒専のひとつ)をとって、受験せず進学というお子さんもいたりして、費用面からみるとかなりコスパがいいと感じました。

「英語が出来ないと苦しい戦いになる」・・・高校受験に勝てるかどうかの難しさは、我が子が英語が得意かどうかを知っているかが鍵になると思います。小学生の頃から英語を習わせてその素地を確認できているご家庭はいいのですが、まったくやらせてなくて中学入学後に苦手ということを知った場合は、かなりたいへん。私立高校狙いだとしても、国語・数学・英語の3教科受験となるので、英語が出来ないと厳しい戦いになります。

「内申点に縛られる」・・・内申点をとれるのは、スポーツと勉強の文武両道のお子さんがメイン。それ以外のマイノリティーは、かなり厳しい戦いになります。目立たない子、先生に好まれない子は、難しい傾向に。内申点がとれないと私立高校の推薦試験も難しくなり、一般試験の一般入試(高倍率)勝負となります。

つまり、高校受験というのは、ローリスク(費用は抑えられる)で、ハイリターンかローリターンかは子どもによる、ということです。子どもによるということは、普通の子にとってはハイリスクかもしれませんね。

自分でも書いていて、ビックリしたのですが、高校受験のメリットの少なさに驚きました・・・。決して、中学受験だけを推奨しているわけではありません。我が家も、周囲に影響され中学受験に巻き込まれるまでは、高校まで公立で大学受験を頑張ろうと考えていた家庭です。けれど、流れで中学受験して、費用面、メンタル的にも親子ともども追い込まれましたが、何とか着地ができました。

かなり優秀なお子さんで、親御さんからは中学受験をさんざん勧められていたのに地元中に行った子が中2になって「なんで、中学受験しなかったんだろう」という言葉をもらした時、皆で「だから、言ったじゃん!!!」と総ツッコミしました。「あの子なら、〇〇中も〇〇中も行けたわ・・・」「一教科・算数受験だって出来たわ」と思ったのは、私だけではなかったでしょう。

特に、うちのような普通の子の場合、現在通っているMARCH付属高校の推薦試験で合格するには、最低偏差値40位~(45ポイント中)、合格する生徒の多くが42以上あるそう。ということで、普通の子である我が子には、高校でMARCH付属は、ほぼ無理ゲーであったことがわかりました(汗)。

ただし、内申とれそうで、英語できそうで、大人びたお子さんなら、高校受験もアリです。特に、MARCH付属でなく日東駒専付属なら、公立中から推薦で行けるパターンもあり、それが私の知っている限り、もっともコスパのいい進学コースでした。

コスパとどのあたりの着地を求めるかによって、中学受験か?高校受験か?の選択は、一人ひとり違っていいのだと思います。



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