マガジンのカバー画像

あたらしい学びノート

25
時代に左右されずしなやかに生きることのできる自分なりの価値観、創造力をどのように育んでいけばいいか、様々な視点からあたらしい学びの形をご紹介していきます。
運営しているクリエイター

#子供

クリエイターや研究者が実践する「おうちでできるSTEAM教育」前編

新型コロナウイルス感染症対策の影響により、自宅学習の機会が増えた昨今。 「子どもだけでじっと座っていられない」 「どう勉強させていいか分からない」 「ふと気づけば毎日ゲームやYouTubeばかり、これでいいの?」 巷のSNSには、そんな声が溢れています。そもそも、学習って何なんでしょう? 与えられたドリルや課題をこなすことだけなのか。学校ってどんな場所だったのか。こんな状況だからこそ、「学び」を考え直すチャンスかもしれません。 科学やテクノロジー、そしてアートの思考や感

話題のSTEAM教育って、そもそもなんだろう?

昨今、アメリカから広まった教育指針「STEAM」が注目を集めています。 STEAMとは、科学(Science)、技術(Technology)、エンジニアリング(Engneering)、芸術(Art)、数学(Mathmatics)の頭文字を取った造語のこと。近年のAIやロボティクスなどテクノロジーの発展を背景に、従来の教育とは異なるアプローチで科学技術やアートから生まれる力を育んでいこうとする方針が各所で採用されています。日本でも2018年に文部科学省が発表した新たな教育指針

子どもの好奇心を駆動させる「観察の練習」

日常のささいな物事にも、たくさんの学びと発見がある。そんな感性を育むには、「観察」のトレーニングが重要だと表現研究者の菅俊一さんは語ります。観察する視点を育むいくつかのメソッドとは? コグニティブデザイナー、表現研究者 菅 俊一 (すげ・しゅんいち) コグニティブデザイナー、表現研究者、多摩美術大学専任講師。人間の知覚能力に基づく新しい表現の研究開発および、社会での実装を行っている。主な仕事に、NHK Eテレ「2355/0655」ID 映像、21_21 DESIGN SI