Goose houseとPlay.Gooseのこと。

Gooseのストリーミング、生では見れなくて。

でもTwitterで追ったりニュースを見たりして、なんとなく状況は把握しました。

個人的には、
違和感もあるけど、来るべきときが来たのかな
というのが第一印象でした。

汀さんがインスタでつぶやいてくれてたのを見て、私の中ではすべてが腑に落ちた気がして。

Play.Gooseという場所ができて、すごく自由な場所になった。ただただ自由で楽しい場所になった。
Goosehouseにはいられないし、遊びには行けなかった私も、彼らとの交流が自由に出来るようになった。そういうことです。

Goose houseだって、本来は自由で楽しい場所だったはずなのに。
いつの間にか、「卒業したら遊びに行けない」「かつての仲間たちと自由に交流もできない」場所になってた。

アーティストの描いていた「Goose house」の姿と、私たちリスナー(やレーベル)の求めている「Goose house」の姿が、次第にずれていってしまい、それが決定的になった。それだけのことなのかなーと。

個人的には、Goose houseはいつ終わってもおかしくない、と思ってました。(もちろん終わってほしいなんて全く思ってないし、まさかこのタイミングでとも思ってなかったけど)

Play.youから始まった一連の流れだって、もともとはグループをつくるために集まったわけじゃなくて、それぞれのSSWが切磋琢磨して力をつけていくための場所だったはず。

だとしたら、いつかはそれぞれがソロとして巣立っていくのが、本来は自然な形だったんだろうなーと。

それが、Goose houseとして有名になっていく、人気が出ていくにつれ、かえってソロとして活動する障壁となっているとしたら。

ましてや、ここ数年はソニーからメジャーリリースするようになって、レーベルとの関係性・制約もあったはず。

そこから一旦解き放たれて、もう一度Play.youやGoose house初期のように、各個人がソロとしてベースを築いた上にある「グループ活動」としての在り方を取り戻す。

そう考えると、
全員一気に卒業、というのはさすがにちょっと過激な気もするけど、
やってること・決断自体はすごく自然なものだなー、と感じました。

(深読みし過ぎかもしれないけど、Flightのジャケット、家が空に飛んでいくというのは、メンバーみんなの「ハウスからの旅立ち」というメッセージだったのかもしれないなー)

確かに、それをGoose houseという名前の中でできなかったのか、という疑問はあります。

まず考えたのは、ジョニーだけはまだGoose houseとしてやり続けたいと思っていて、他のメンバーとどうしても合意がとれなかったのかな、とも思ったのですが、(いくらジョニーが不自然すぎるくらい沈黙を続けてるとはいえ)それを理由と決めつけるのは早計だなーと。

そもそも、ソニーと契約してメジャーリリースした時点で、
Goose houseというグループは、もう「自分たちが自由にできるペースで活動する」ものではない、既に後戻りできない領域に踏み込んでしまっていたのかな、とも思うんです。

以前のようなインディーズアーティストに戻れない以上、名前を変えるしかないし(能年玲奈がのんに改名したみたいに)、とはいえ完全にGoose houseを解散させることも、契約の関係上できなくて、表向きGoose houseを存続させるために、ジョニーがいわば「人質」として残ってるのかなーなんてブラックな憶測もしてしまうのでした。

(まぁ、所詮ぜんぶ 憶測of憶測 ですけど)

これからのPlay.Gooseは、Play.youやGoose house初期のように、ソロのSSWが、あくまで自分たちが「音楽を楽しむ」手段として、それぞれ個別のアーティストとしての関係性の中で、彼らのペースで活動を紡いでいく。
リリースやライブだって今までのようには期待できないし、最悪の場合、Goose house名義でメジャーリリースした曲は、もし権利関係が円満にクリアできてなかったとしたら、しばらくお蔵入りになってしまうかもしれない。

なにより、発表自体がいかにも「大人の事情」大アリな感じで、もうちょっとうまいやり方はなかったのかなーとモヤモヤすることはないでもないですが、
届けてくれるものは変わらないと思うから、これからも楽しませてもらいたいなーと個人的には思います。

アーティストはあくまで「表現者」であって「接客業」ではないのだから、こちら側の思うように動いてくれると考えるほうが勝手なもんですからね。

そしてなにより楽しみなのは、チームプシュケ復活の可能性ができたこと!
久しぶりに「猫のプシュケ」をオリジナル・メンバーで聞いてみたい!

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