アムウェイ勧誘体験談
【アムウェイの勧誘①】
渋谷のダーツバーで遊んでいたら若い女の子に声をかけられました。
「一緒にやりませんか?」
私は意気投合したと一方的に勘違いをして仲良く遊びました。それが悪夢の序章だとも知らずに。
見た目的にも騙しやすいカモだと思われたのでしょう。
高尾駅につくと、そこには女の子2人と、20代~40代の男性が4人と、50代の女性が一人いました。
ぞろぞろとみんなで山頂を目指して歩いていると、共通点に気づきました。
「・・・みんな持っている水筒が同じ」
100円ショップで一緒に買ったのかな?
そんな品質に見えました。
さらにみんな持参のお弁当でおにぎりとか食べてました。お弁当もってくるなんて聞いていなかったから、男性から1個だけおにぎりを恵んでもらいました。
なんか名残惜しそうに渡すから、そんな名残惜しいならいいけどと思いつつ。
いただきものなのでありがたく、おじちゃんの作ったおにぎりハムハム
【アムウェイの勧誘④】
高尾山から下りるとおいしそうなお店がたくさん♬
うどんでも食べてから帰りたいなとか、みんなで登山の打ち上げでビールで乾杯するのかな!ワクワクとおもっていたら!
なんと!
高尾駅で解散。
え、なに、おにぎり1個で解散!?
まあ新参者なので文句いわずに帰りました。
【アムウェイの勧誘⑤】
高尾山登山からの直帰大事件で肩透かしを食らった私ですが、今度は渋谷のカフェに誘われました。
その時までこの本読んでおいてねーって言われました。
「ユダヤ人大富豪の教え」とかいうやつ。
私は従順な性格なので、すぐに本屋さんで買って読みましたよ。内容は・・
要約すると、うさんくさい経営者のお爺さんが宣う。
「営業力があれば何でも売れる。MLMサイコー。ワシが働かなくても、この従業員どもが働いてくれるから勝手にワシにお金が入ってくる」
(なんか胡散臭い本だなと思ったけど最後まで一応読み切る)
【アムウェイの勧誘⑥】
渋谷のカフェにつくと、そこには20代の男性2人と誘ってくれた女の子1人。
4人で楽しく飲んでたけど、話題はカフェの経営について。
でも誰一人として経営をしたことがない。
経営学かなんかの出身かな?と思って質問しても、そうでもないし出自は言わない。
ここまで経歴を言われないことも珍しいから、わたしも経歴は言わなかった。
2~3時間くらいコーヒー1杯で居座って、話しの内容もつまらないから、ビール1杯200円の店で飲んだ方が絶対楽しいのに・・でもこの人たちと飲んでもつまんなそう。そんな物思いにふけるわたし。
急に質問される。
「マナちゃんは、夢はあるの?」
夢なんてない私。
「えー、とりあえず生きていられるだけでいっかなー。」
アムウェイ信者的には超絶NG回答だったっぽい。
「そんな人生じゃダメだよ!自分を変えないと!」
突然セミナーに誘われる流れになる。
けど、その日は解散。
【アムウェイの勧誘⑦】
渋谷のカフェで世界一つまらない時間を過ごした私。
それでも一人暮らしをはじめたばかりで友達がどうしても欲しかったから、セミナーにもいきましたよ。渋々。渋谷のセミナーに。
「大人の社会学」
とかいうやつ。
2時間くらいの講義で、話している内容は・・・
講師のオナニーを聞かされている状態。
「俺ってこんなすげーところに生まれて、すげー幼少期をすごしてきたんだよ。あえて大学はそこそこのところにしたけど、人生学歴じゃなくて、どう生きるかだから。君たちって、夢ある?夢ノートを作れ。100個かくんだよ。俺の夢は・・」
これを2時間。
まず社会学じゃない。わたしが期待した社会学は、マーケティングとか、社会階層論とか、広告・マスメディアとかの話で。
「”大人の”社会学」
って、40代の男性のオナニー講義を聞かされることだったんだと、ある意味社会勉強にはなりましたよ。皮肉と皮肉の掛け算ですけどね。
【アムウェイの勧誘⑧】
オナウェイ講師の大人の社会学も無事終わり、そのまま帰ることに。帰り道に、次はもっと面白い講義があるからね!って女の子に言われた。
でもわたしはうれしかったんだよ?
こんなわたしにここまでしてくれるその気持ちが。
オナウェイ講師のオナ講義を聞かされても。
ここまで私と仲良くしてくれる同世代の女の子なんて、20代中盤になってできるなって思っていなかった。
別の業界、全然知らないところから仲良くしてくれてありがとう☆
わたしもあなたのこともっと知りたいから、たくさんいろんなところに連れてって、節約も頑張ってて偉いね!って思ってたよ。
だからまた会うことにしたんだ。
渋谷で。
今度は行き先を告げられず。
【アムウェイの勧誘⑨】
その日は突然に、仕事中にきた。
「今日!今日絶対渋谷きて!すごい講義があるから!」
今日仕事あとなのに、超だるいなぁと思いながらも、頑張って仕事あとに直行しましたとさ。
渋谷で待ち合わせして、東急ハンズの方に歩いていって。なにかいつもよりソワソワしてた。
なんで行き先も言わないんだろう。そんな疑問を持ちつつも、ついていくと、目の前には神羅ビル(FFネタごめんなさい)顔負けの大きなアムウェイの本社。
「わたしね、アムウェイやってるんだ。知ってる?アムウェイって。」
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