【新刊】中国は嫌々(イヤイヤ)ながら世界覇権を握る 副島隆彦 (著) 2023/12/15

副島隆彦氏の新刊「中国は嫌々(イヤイヤ)ながら世界覇権を握る」の感想です。

米国の覇権が終わり、次に力を持つのは中国であるが、中国は全世界80億人の面倒を見たくは無いが、世界から次のリーダーになってくれと指示され、嫌々ながら世界覇権を握る、というような事です。

抜粋『人類の歴史の法則として、帝国(エムパイア、世界覇権国)は、次の帝国に覇権(支配権、管理権、統治権)を移していく、という絶対法則がある。これを学問では原理(プリンシプル)という。』
との事です。
多くの人が、米国覇権の終了は現実味を帯びてきていると感じていると思いますが、副島氏は、覇権の移転は絶対法則とまで言い切っています(確か、他の本で80年サイクルだと書いていた記憶)。

台湾関係については、
・中国は長期的にゆるやかに台湾を併合できるので、戦争はしない
・キッシンジャーが核戦争をしないよう調整済みであり、本人が亡くなっても当分の間は核戦争はおきない
・ただし、バイデン政権に戦争がしたい方々いるので、煽られないよう注意

また、こちらの本も、別の切り口で反戦をテーマにしています。
我々日本国民は、絶対に戦争はしないぞ、という覚悟で国際情勢を見ていきましょう。


米中の半導体戦争については、こちらの本に詳しく書いているそうです。
私はKindle版待ちで、まだ読んでいません。


最後に「中国は嫌々(イヤイヤ)ながら世界覇権を握る」に戻りますが、中国分析を交えて、副島理論も要所々々で整理し説明されており、副島氏の「大きな視点で捉える」事が理解できる本だと思います。

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