元安保理議長キショール・マブバニ氏「地政学から見た日本の前途」

元安保理議長キショール・マブバニ氏による優れた論文「地政学から見た日本の前途」について、「マブバニは、何のために日本の地政学を論じ発表したのか」を考察しました。


論文「地政学から見た日本の前途」(外務省HPより)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/gaikou/vol6/pdfs/gaikou_vol6_08.pdf

考察「マブバニは、何のために日本の地政学を論じ発表したのか」

キショール・マブバニ氏は、極めて高い抽象度の持ち主であると感じました。
考察についてですが、世界一の軍事大国である米国の意向を盲信的に従う大国(今のところ)=日本の存在が世界の安定・平和にとってリスクとなる可能性を懸念し、それを指摘することで、日本人の目覚めのきっかけを作ろうとしたと理解しました。
なお、補足資料は2010年くらいの論文だと思いますが、それから10年以上経った今でも、マブバニ氏の指摘は解消されていない、つまり日本の思考停止は改善されていない事を、いち国民として非常に残念に思います。

参考資料
フォーリン・アフェアーズ2023年4月掲載論文「大国間競争とアセアンモデル― グローバルサウスでの中国の優位」


著書


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