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「安達としまむら」で分かる、ゴール設定とコンフォートゾーン

「安達としまむら」は、入間人間 原作のライトノベルで、2020年にアニメが放送され、コミック版も好評です。

主人公の女子高生の2人「安達」「しまむら」の恋(?)の物語、いわゆる百合作品ですが、原作全巻(SS,99.9まで)を読んで、非常に感動しました。そして、安達がゴール達成に向けて理にかなった行動をとっていると感じたので、コーチングのゴール設定・コンフォートゾーンの観点で解説します。

コンフォートゾーンとは、日本語だと恒常性維持機能と言い、人間に備わる「現状を維持する機能」の事です。暑ければ汗をかき体温を下げ、寒いと体を動かしたり震えたりして体温を上げる。さらに、コンフォートゾーンは物理空間だけでなく、情報空間にも適用され、人は自分が快適だと認識する状態を維持するための行動を無意識に行っています。

詳しくはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=czq8F2RU5rY

原作5巻「しまむらの刃(安達の感情が爆発してしまう、人気エピソード)」の後の話ですが、安達はしまむらに、もっと交友関係を広げよう的な事を言われ、一旦はその提案に従い行動します。しかしその行動の結果、安達は逆に「自分にはしまむら以外は要らない」と意思決定をし、それが安達のそれからの行動指針になります。
安達は「しまむらとの世界」をゴール設定し、その世界にコンフォートゾーンが移りました(というか、元々そこがコンフォートゾーンであり、それを選択し続ける事を意思決定した)。その後に安達の意思決定がぶれが無くなります。
コーチングで最も重要な「やりたい事(wanto to)を好きなだけやる」に自分で辿り着いた安達がどうなったか、是非原作6巻をご覧ください。


最後に、
「安達としまむら」に興味を持った方に私がお勧めする原作・アニメ・コミックの見方ですが、
まずアニメを視聴。アニメ版は原作4巻までの内容で、安達の奇行が楽しいです。

次にコミック。キャラクターの表情が素晴らしいです。コミックはアニメではカットされた原作シーンが保管でき、理解が深まります。
アニメ後のストーリーを追いたい方は、5巻がアニメの続きになります。

最後に原作です。1~11巻まではKindleUnlimitedでも読めます。
コミック版5巻の内容は原作でも5巻です。

原作で4巻まで(アニメの範囲)を読んだ後にアニメとコミックを見直すと、うまく構成していると感心します。
さらに、原作を最後まで読んでからアニメを見直すと、また違った感情で視聴できます。

私は、原作6巻が一番好きです。
アニメの安達の奇行も楽しいのですが、その後のエピソードこそ「安達としまむら」の真骨頂だと思います。特に、安達がまるで少年漫画のヒーローのように本当にかっこいいので、是非アニメ2期をやって欲しい。もしくは、しまむらの刃~6巻までを劇場版でやって2期をやると、だいたいメインストーリーを回収できるくらいのボリュームだと思う。

原作最終巻との噂の12巻刊行のタイミングで、アニメ続編発表を期待します。(時系列での最終話はすでに描かれているので、12巻は高校卒業編になると予想)

おまけ フォートトーク生成画像

プロンプト「河原の土手で座っている女の子をデッサンする女の子。アニメ調」しまむらと樽見の絵にするつもりが、何故か1人になった。でもこれはこれで良い。なんとなく、樽見じゃなくてしまむらっぽい雰囲気になったところも気に入った。
プロンプト「宇宙服を着た、髪が青色にキラキラ輝いている幼い女の子。アニメ調」

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